アイスランド旅行記 (#31 復路編2)

アテネ通算3日目、今日も暑いです。
昨夜は窓を開けて寝てたけど、まぁまぁ気持ちよかった。それにしても外から聞こえてくるギリシャ語が、なんか日本語に聞こえる。アクセント?イントネーション?わからんけどどこか日本語と同じで、空耳でも会話が成り立ってるように感じてた。

今日は一日中アクロポリス周辺を散策。
まずは国立現代美術館へ。学割のさらに上の割引、芸大生割りが使えて無料で入場。
入ったはいいものの、現代美術はあまり好きでないのでなんか不消化のまま退場。

その後美術館近くの家庭料理っぽいお店に入った。普通に美味しくて、ギリシャ料理いいなぁと思った。
今日まで食べたギリシャ料理、どれも美味しくて日本人の口に合ってるんかなと思った。

その後は新アクロポリス美術館へ。かなりの物量で、ルーブル美術館の古代エリアを訪れたような感じ。
パルテノン神殿の彫刻像のレプリカとか、発掘されたやつとかが展示されてて、大きいスケールの神殿はアクロポリスで見れて、その装飾など、ヒューマンスケールのものを美術館で見れた。
アクロポリスで建築自体の力強さを感じ、新アクロポリス美術館でその細部を体感でき、すごく感動が深まった。これは両方訪れてこその感動。
同時に、当時の職人のレベルの高さ、人数の多さなども感じられて、近年ではその存在が蔑ろにされつつある職人技、それらをどういうふうに繋いでいくかみたいな、課題も感じた。

その後カフェでコーヒーしばいて、初日のアテネで行きそびれた古代のアゴラへ。
アッタロスの柱廊を目的に行ったけど、その場が広くて色々見れた。てかアクロポリス周辺の神殿とか遺跡はほとんど25歳以下なら半額で入場できる。なんか学割といい、このタイミングで来れてよかったと思う。
古代のアゴラ、かなり居心地良かった。
アテネの街中どこでも木が生えてて、みんなその木陰で休んでるのが印象的。大屋根をかけて日陰を作るよりも、こういう日陰の作り方の方がパッシブな感じで、なんか優しい印象が得られる。アゴラもそんな感じで色んな人が休憩してて、観光だけじゃない良さを感じた。
アッタロスの柱廊は、多分再建?されてるけど、かなり精密に作られててむっちゃキレイやった。大きいスケールの建築でも、小さいスケールの反復が行われると、近く体験としてヒューマンスケールに近づいて、オブジェクトとしてでなく、空間として感じやすいと思う。
この感じ、新アクロポリス美術館でもそう思って、大きい彫刻作品としてしか見てなかったパルテノン神殿を、人の手仕事を具体化して体験できたというのが、それと似た体験にすごい影響していると思う。

古代のアゴラでゆっくりしたあとは、近くのレストランで最後の晩餐。ワインとなんかチーズのやつを注文。やはり普通に美味しい。ワインは白でさっぱりしてて美味しいけど、酒に弱い僕にはしんどかった。
帰りはフラフラしながらなんとか宿に到着。
一旦寝て、起きてシャワー浴びて、上がったらなんと他の宿泊客がリビングにいて。5部屋中4部屋の住人が顔を合わせて、イラン、トルコ、ドイツの友人ができて国際的な会話ができた。やはりこれは一人旅の醍醐味かな。

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