アイスランド旅行記 (#23 20日目)

いよいよ今日はホストファミリーの家を出て、一人旅再開。レイキャビクに5日ほど滞在して、辺りを練り歩く予定。
しかし、仕事に行ったホストが、レイキャビクまで送ってあげるから仕事終わるまで待っててと。
昨日ちゃんとありがとうって言えてなかったし、また1日ゆっくりさせてもらって、ちゃんとありがとうって言ってから出て行こうと思ってお言葉に甘える。

今日も家でスケッチ。昨日訪れたブラックサンドビーチで撮った写真を模写。これでこの旅で描いたスケッチも30枚を超えた。明日からはレイキャビクの街で、その場でスケッチ描きたいからまだまだ増える予定。

そして今日までホストファミリーと言ってはいたが、特に何の契約もなくホストとゲストとかそういう関係は全くなかった。
初めはFacebookで知り合って、自転車旅のために自転車を個人的に貸してもらうという話だけだった。
話が進み、ちょっと馴染み、日本で買ったほうが安いドローンを代わりに買って行ってあげた。
しかし友人Marisはドローンを安く買えたと、無償で空港まで迎えに来てくれるし、家に泊めてくれるし、自転車も貸してくれた。ブルーラグーンとか面白いところにも連れてってくれた。僕の責任の無さが悔やまれるが、自転車旅断念したところまで迎えに来てくれた。その後もまたいろいろ喋ったりして。
母のIngaも息子のように扱ってくれ、ご飯を作ってくれたり、たまに怒られたり、レンタカー旅の際も心配してくれたり、本当の母親のように助けてくれた。
Marisの彼女のIngaも自転車旅断念したとこまで迎えに来てくれたし、ジュースとか作ってくれたり、快く迎えてくれた。
昨日のお出かけではMarisの妹のAliseともようやく打ち解けてきて仲良くなれた。
彼らをホストファミリーと書いていたけど、本当のファミリーのような。大切な出会いとなった。
「自転車を貸す」だけだったはずがこんなことになってしまって本当に申し訳ないし、本当に感謝してもしきれない。

最後に晩ご飯も作ってくれて、お別れにスケッチブックももらってしまった。次の旅で使ってって。僕からは何も準備できてないのに、こうやって送り出してくれて本当にありがとう。
あと5日ほどレイキャビクで過ごすよって伝えたら、Ingaは寂しくなったら晩ご飯食べに戻っておいでって言ってくれたし、Marisは僕がおらんくなって退屈になるわって言ってくれて、思い出してまた泣いてる。
結局終始大泣きして何も伝えられなかった…。
スパシーバ(ロシア語でありがとう)とだけかろうじて言えたけど。準備してたこと何も言えなかった。
また帰国してからメッセージ送ろう。

振り返ってみると、彼らの家で過ごした日数と、外に繰り出して旅をしてた日数がほぼ同じ。海外旅行に来て人の家でゆっくりしまくって、なんたることか。
彼らへの感謝の気持ち、申し訳なさ、明日からの楽しみ、バイト頑張った自分への申し訳なさ、笑顔で送り出してくれたみんなへの申し訳なさ、などなど。様々な感情が入り混じってモヤモヤしてた。
しかし過ぎたことはしゃーない。明日からの楽しみを胸にまた出発!

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