20代のうちにやるべきこと

「20代で人生の年収の9割決まる。」の要約・書評です。

資格よりも「意外・複雑・多様」

ビジネスパーソンは、自分の強みを持つだけでなく、強みをかけあわせることが大事です。

本書ではナシゴレンのように「おいしいけど、よくわからない」料理のような人材を目指すべきだと書かれています。

なぜなら強みをひとことで語られてしまうような人では、取り替えがきくからです。

「プログラミングができる人」「営業ができる人」はたくさんいます。
しかし「プログラミングも営業もできる人」はなかなかいません。

現代はAIの進化がめざましく、これからどんな仕事を代替されるかわかりません。
例えばChatGPTは、プログラムやデザインの案を提供してくれます。
決してエンジニアやデザイナーの仕事がなくなったわけではありませんが、AIとの協働をしていく流れになっています。

人間はAIより優れるのを目指すのでなく、上記の「プログラミングも営業もできる人」のような、様々な要素の組み合わさった人材になるのを目指すことです。

苦手分野の勉強をしておく

20代ですべきことのうち「苦手分野を学んでおく」ことが重要だと書かれています。

今の時代は学校で習った知識、一つの仕事だけでは生涯生活していけない時代です。
その中で新しい知識・経験を吸収する最後の学習期間が20代から30代になります。
最後の学習期間と書かれているのは、30代以降は、素直さと吸収力を失っていくからです。

特にやるべき勉強は、これまで触れる機会がなかった分野です。
著者は会計を勉強していました。
その経験がその後の会社経営につながったといいます。
実際に業務で使わなくとも、プロに任せた時に、何をしているのかわからない状態を防げました。

このように「プロと話して話がわかるレベル」にしておくことが大事です。

ただ本書は20代に向けて書いていますが、何歳になっても「今これからどうするか」しか人生ですべきことはありません。
私も学ばないといけないことがたくさんあります。
今からでも遅くない。やりましょう。

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