最も効率的な勉強方法の一つに、アクティブ・リコールとライティングを組み合わせた方法があります。
アクティブ・リコール（能動的回想）とは、要するに「思い出す」ことです。
ライティングは、紙に書き出すことです。

方法としては、本や動画の内容を、見た後に何も見ずに紙に自分の言葉で書き出すことです。
そして書き出した内容を本や動画と照らし合わせて確認します。

例えば、中国史の本を読んだとして、

「春秋戦国時代は秦が中華統一した」
「始皇帝が法家を重視した。しかし厳格すぎて反発が出た」
「反乱の中に項羽と劉邦が現れ台頭する」
「のちに劉邦が漢王朝を立てる」

みたいな感じで紙に書き出してみます。
ここで大事なのは雑に書き殴ることです。
きれいにノートをまとめるように書こうとすると、ペンが止まり記憶の定着に役立ちません。

人間の脳は、重要でない情報はどんどん忘れていく構造になっています。
忘れないためには、脳から情報を取り出す（思い出す）ことが有効です。
次回から勉強する際は、紙とペンを用意し、思い出すことをやってみましょう。