チャンスは粘った先にくる

「仕事選びのアートとサイエンス」の要約・書評です。

キャリアが計画通りに進むことはない

キャリアをいくら計画しても、計画通りに進むことはほぼありません。
多くの人のキャリアは、予期せぬ変化や偶然の連続と言えるでしょう

例えば
「とりあえず就職したが、想像していた仕事と異なった」
「結婚・子育てを機に転職を考え始めた」
「現在の仕事に閉塞感を感じ、新たな挑戦がしたい」

など私たちの仕事や生活環境は、これからも変化し続けるでしょう。

特によくあるのが将来の夢です。
小さい頃に描いた将来の夢も、その通りの人生になった人はそれほど多くないのではないでしょうか。
私も野球をやっていたので、プロ野球選手になりたいと思ってた時期がありますが、「自分はなれないのだろうな」とどこかで思い、知らないうちにその夢は無くなりました。

人生は思い通りにならないものです。

よい変化に巡り会うには、粘ること

では変化の中で、よい変化に巡り会うにはどうすればいいか。

その一つに「新しい挑戦を始めた時は粘ること」と本書には書かれています。
新しい挑戦をすれば失敗は当たり前です。
すぐに見切りをつけてやめてしまうのはもったいないです。

私も「自分には向いていない」「やっていてうまくいかない」と何度も思ってしまい、やめてしまった仕事が過去にありました。
やめたこと自体に後悔はありません。
しかし当時を振り返れば、「やめたい」という熱が冷めないうちに決断してしまったなと思います。

どんな人でも熱は冷めます。
部活で最後の大会に負けた後はすごく悔しくても、数日経てばその時の感情に戻ることはありません。

そのため「やめたい」と思ってから、半年待ってみてはどうかと本書には書かれています。
半年間続けてみてそれでも気持ちが変わらなければ、やめればいいでしょう。

チャンスは探した先でなく、粘った先に待っています。


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