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ProfotoB1Xを使って3年。

自分の進化のために3年前に高価なストロボを導入し、うまく使えてるのか使えてないのか、ずいぶん慣れてきて、現在は撮影スタイルの確立のために使っている、ProfotoB1Xです。


1灯500Wsというのは真夏の屋外でアクセサリをつけても余裕で使えるレベル。ただしフルパワーで使えるのは250発程度という、バッテリー搭載のモノブロックストロボというやつです。

よくわかりませんが、そういうやつです。

この子を語るにはいろいろなことが思い起こされるのですが・・・・


・導入前のこと
・導入時のこと
・実際に使えるかというと
・スタジオで活躍
・集合写真に重宝
・今の撮影スタイルにどんぴしゃ

どれも長くなるので簡潔にまとめます。

・導入前のこと
自然光が好き、環境光を生かす、そんな写真が今も大好きだし、基本的にはそれ。ただ、「もひとつ上に!」と思うとやはり人工光への階段をのぼることになります。ここで予算的や技術的にあきらめる人もいるし、安物で満足する人もいれば金にものを言わす人もいる。今から7年8年も前だろうか、youtubeで勉強したり、PHOTONEXTでカッコいいフォトグラファーさんの有料セミナーに出たり、ネットで低価格帯のものを買い足しまくって、実験・実践を続ける。(この頃メイクさんや周りの仲間も自然光志向なので、あまり出番はない。まあつまり、周りをビックリさせるほどの結果を出せなかったのだ)

・導入時のこと
自覚はなかったけどおそらく自分はモノにこだわるほうなのだろう、実験がそろそろ面白くなくなってきたところで、自分の武器にするものは愛すべきものであってほしいという考えから、高額ストロボProfotoB1Xへの進出を決める。安物のたくさんはそのときの見習いくんに贈呈。これがあればあんなことやこんなことができる、写真の幅が広がるのは自分の幅が広がること。まだ身分不相応かとも思いながら、思い切る。

車や家を買う、遠いところへ旅行へ行く、より何よりも、自分をかき立ててくれる嬉しい買い物でした。

・実際に使えるかというと
仕事を終えてから妻をモデルに練習をしまくる。性能や性格を把握しようととにかく使い倒す。

このときはまだ自然光優先の撮影スタイルのため、そこに大型ストロボの投入はなかなか難しいなと感じる。「自然光=機動性」。自然な姿を自然な光で捉えるためには、いかに自分が動くか、足を大事にした撮影がしたいのに、この子がいたらそれができない。。

こんなデカく重たいものを連れまわすのはしんどい。こいつを使うときだけ出して、役目を終えたら車に戻す、どこかに置きにいく、そんな時間がもったいない。逆に撮影の幅が狭まる。アシスタントがいるときだけしか使えないじゃないか。

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↑ ストロボ光 ↑


↓    環境光 ↓

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↓ふたつの調和。ストロボを弱めて環境光を大切に。

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2018年5月頃の練習風景。いろいろ撮りながら、前述の通り仕事で使うことにはまだビビる。機動力を撮るか、新しいクリエイティブを手に入れるか。

それは、新しいものを得るために何かを捨てなければいいけない、大げさに言うとそういうことでした。


・スタジオで活躍
長くなってきたので手短かに。
このあとスタジオを始めることになり、スタジオでさえ「自然光でいけそう」という妄想が広がるも、B1Xでのライティングをあれこれ試し、長い時間をかけて理想の形に定着する。


・集合写真に重宝
スタジオ撮影になくてはならない存在となるも、ロケーション撮影ではあまり出番はなかった。結婚式の撮影で神社に行ったときなど、集合写真を撮るのには理想の子となる。電源不要で、150cmの傘を装着してもバランスが取れる大きさ。


・今の撮影スタイルにどんぴしゃ
スタジオで訓練ができていたのか、ライティングが手に取るようにわかってきた。それと、自然光重視の撮影では「手数が増えカット数が膨大になる」ことを卒業したいと思い、最近はウェディングの自社撮影のみ、B1Xを多用するようになった。

緑の多いロケーションでは色がにごるし、太陽光がないとはっきり言って苦しい。下の写真のようなスタジオ周辺の撮影のとき、面白みを増やすためにはB1Xがいい仕事をしてくれる。

自分の考えが進化し、撮影スタイルが進化し始める。B1X1灯なら、肩にかかしみたいに背負ってカメラ2台とともに移動することにも慣れてきました。ロケーションがあまりにも広範囲だと不可能だけど、勝手知った場所なら有効。

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最後の写真はモデリングライトだけで撮影。B1Xならモデリングも強い。
たった1時間で決め打ちに近い撮影が、この子のおかげでとってもスマートなものになる。

3年を経て、ようやく融合しはじめたProfotoB1Xのお話でした。

ありがとうございました。







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