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角田光代『さがしもの』

『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう』

思わず膝を打つ。
その通り!
自分が思っていることを、こうも素直に言語化されてしまうと、もう好き…と、一瞬で陥落してしまう。

角田光代さんの短編集『さがしもの』。

この短編集、本好き、読書好きならきっと好き。
共感で胸が高鳴るに違いない。

今回の引用は所収の「ミツザワ書店」より。

この話の“ミツザワ書店のおばあさん”
私の理想の生き方はこれだ!(大真面目)

だから子供の頃の夢は“本屋さん”だったんですよ。

一遍ずつは本当に短いので、日常の合間に栞を挟むように読むことができます。

私もまだ読みかけですが、おすすめです。

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