友達0人

友達が一人もいない。人といると疲れるし、一人が好きという自覚もある。しかし、ずっと一人だと寂しく感じるし、何より退屈だ。「一人でも楽しいよ!」とか、「一人だから気づけたこともある」とか言ってるやつは本当の意味で一人じゃないし、誰とも話さなくて自分の声を忘れた経験などないだろう。一人は心地良いものだけど、退屈でつまらない。

ひとりでもなにか没頭できるものがあればいいのだが。そんなものはめったに見つからないし、最近気づいたのだが没頭することに自分でブレーキをかける自分もいる。中学の頃は何も考えずにゲームに没頭したが、祖父からはさんざん怒られた。高校では勉強に没頭し、休みの日も図書館で一人ひたすら勉強した。祖父は塾や図書館へ車で送り迎えしてくれた。勉強に没頭することはよいことだが、ゲームに没頭することは良しとしないという考え方である。この考え方がいつしか自分にも叩き込まれてしまい、昼間から面白いと思ったドラマを一気見しようとする私にブレーキをかける。本当はすべてのことに意味がなくて、すべてのことに意味があるのに。何にもとらわれずに、好きなことに打ち込むというのはすごく難しいことだし、それを許される環境はごく稀だ。自分が没頭できるものは何なのか、常識にとらわれず探し続けていこうという結論に至った。

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