今更言わなくても、皆知ってると思うけれど、言わずにはいられない。

美味しいものを食べると元気が出る。

私が飲食店で働いているのは、「美味しいものってすごいなー」っていう素朴な感動にずっと関わりたいという想いがあるからだ。

食べるという行為は命に関わることで、動物的とも言えるけれど、ものすごく文化的なことだとも思う。それに、極めて個人的で曖昧でもある。

ところで、私は毎週「マツコの知らない世界」というテレビ番組を観ている。毎週、様々なジャンルの世界（例えば、えんぴつ、みかん、紙袋、お茶、プラレールなど）のアツい人が登場し、その世界をマツコさんにプレゼンする形で我々視聴者にものぞかせてくれる。

この番組の好きなところは、その趣味や事柄を通じて人間が浮き上がってくるところだ。好きな事を、愛と情熱を溢れさせながら語るとき、人間てすごく輝くなーってしみじみ思う。
それをきくマツコさんがまた絶妙で、アツい紹介者と視聴者との心のかけ橋になっている。

そんな「マツコの知らない世界」で今回「間借りカレーの世界」が取り上げられた。嬉しい！
紹介者は、食べログカレー部門レビュー数1位の「カレーおじさん＼(^o^)／」である、縫田曉言さんだった。お仕事はボイストレーナーで、1日3食以上カレーを食べているすごい人だ。

「間借りカレーとは、夜間のみ営業しているバー等の店舗の空き時間を間借りして営業しているカレー屋である」といった概要説明から、いくつかの個性的なお店（と店主）の紹介を通じて、間借りカレーの魅力を紹介されていた。

とても引き込まれる語り口で、楽しく拝見したのだが、なかでも私が一番好きだったのがここだ。

（TBS 「マツコの知らない世界」 よりスクリーンショット）

よくわからないが、私もカレーを食べた日は元気だ。そうー！！そうなんですー！と思った。

もちろんカレーを食べてない日も元気だし、カレーを食べても晴れないこともあるし、気のせいの範囲かもしれない。
だけど「カレーを食べた日は元気だ」と思えるこの感じが好きだ。

これからも美味しいカレーを食べて元気にすごしたいし、私のつくるものがいつか誰かの元気になれたらいいなと思う。

民放公式アプリTVerで、3/6の20:56まで観れるようなので気になる方は是非。

（写真は、1月20日にいただいた「芥川珈琲」さん内の「スパイスカリー大陸」さんのカレー）

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