ライブとカレー
ライブに行く時、そのライブハウスの周辺にカレー屋さんがないか調べるようにしている。
カレーのためだけに出かけるのは交通費を考えると割高なので(カレーを食べるためだけにわざわざ大阪に行くこともあるけれど。)、なにかのついでにカレーを食べたほうが節約になる効果もあるし、良い思い出が2倍になるという効果もあるからだ。
8月10日、神聖かまってちゃんのライブが味園ユニバースであった。最寄り駅は日本橋駅だ。
検索するといくつかのカレー屋さんがあったが「シンズキッチン」さんが駅から徒歩2分の距離で、昼夜通し営業で、しかもなにより美味しいと評判のお店だったので伺うことにした。
ライブはだいたい夕方からなので、昼夜通し営業のお店はありがたい。例えば、先月心斎橋で見放題というサーキットイベントに行った時に伺った辛激屋さんも、梅田でLIVEがあった時に行ったインデアンカレーさんも通し営業である。
シンズキッチンさんといえば、ビリヤニが美味しいと友人からきいていたけれど、ライブ前にビリヤニはヘビー過ぎるかと思い、ミールスにした。
ビリヤニは世界三大炊き込みご飯だし、美味しい食べ物だというのはわかるのだけど、どのお店も量が多く感じる。20代の頃だったら喜んで食べたと思うけれど、年齢を重ねるにつれて、食べきれなかったらどうしようというプレッシャーを感じるようになってしまった。でもすごく美味しそうだった。。。食べたい。
量だけで考えるなら、単品のカレーのほうが少なそうだけど、ミールスがあるカレー屋さんではミールスを注文しがち。心が食いしん坊なのだと思う。
ミールス!!! やったー!!!!!
スープ、8種類のカレー、バスマティライス、パパド。そして、ナン、チャパティ、プーリーから好きなものを1つ選ぶ。
チャパティ好き。 もちろんナンもプーリーも好きだけど、選択肢にチャパティがあればチャパティがいい。
全部美味しくて、日本橋に住んでないのが残念だ。メニューの種類も多くて、近くの方が羨ましい。スタッフ募集の張り紙をみつけてしまいそわそわしたが思い留まった。あぶない。賄いにつられ過ぎ。
16時58分に食べ終わって、17時の1曲目に間に合った。
「神聖かまってちゃん」は、8年以上前にネットでみかけて好きになった。
かっこいいバンドを好きになることはよくあったけれど、かまってちゃんは全くかっこいいと思わないまま好きになったバンドだ。ライブ中にぐだぐだとケンカをしたり、不安定で、めちゃくちゃだった印象が強い。
だけど、こんなにも自分たちをさらけだしているバンドは当時みたことがなかった。みんな自宅からも配信するから生活感もすごい。YouTuberという言葉もなかった時代に、自宅配信や外配信、スタジオ配信、そしてライブ本番まで配信。メンバーの誕生日も、年越しも配信だ。きっかけは、バンドというより、配信者として興味を持った。
だけど今回のライブは、こころから、カッコよかった! 半年後に脱退するメンバーがいるってわかってる状態で観るライブってどうなの?と気乗りしないまま行ったけれど、行ってよかった。 ほんとに気乗りしなくて、大阪行くのがギリギリになったし、ギリギリなのにカレーを優先したくらいにだらだらしたけれど、すごく良かった。ステージドリンクでオリーブオイル飲んでる人をはじめてみた。面白かったけれど、あのの子さんがそこまで喉を気遣ってるなんて!と気合いに胸を打たれた。
40曲が、あっという間だった。
神セトリ!!!と思ったけれど、大好きなあの曲もこの曲もやってないことに後で気付いて、かまってちゃんの底力を感じた。
さらけだすことのパワーってすごい。
私がnoteで南国ジンジャーの話をするのも、恥ずかしいけれど、想いを伝えたほうが美味しさが増すんじゃないかと考えたから。
気が弱いから、お店で熱く語ることはしないけれど(お食事中に話しかけたらご迷惑なのでは?などと思いがち。そして不器用なので口と手を同時に動かせない)noteなら、読みたい人だけ読めるから丁度良い。
そんな事を思いながら、淀川花火大会帰りの人々との満員電車で大阪をあとにした。
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