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【知って得する介護力①】”語彙力”を意識した声かけの仕方2選紹介します

語彙力があると様々な場面で活用できる

介護施設で働くと様々な場面で
「伝え方にどうしよう…」
と困る場面が多いです。

例えば
・入浴が嫌いな人の伝え方
・「実家に帰りたい」と言うお客様の対応
・歩行不安定なお客様が一人で歩こうとする場面

があるので伝え方一つで結果は変わってきます。

語彙力を意識すると
・お客様のトラブルが少なくなる
・お客様が落ち着いて過ごすことが増える

などメリットが多く働きやすくなること間違いないです。

私が語彙力を意識する上で注意していることを紹介することで伝え方の手がかりになればと思い投稿しました。

よかったらご覧なってください。

【例】介護あるある「ちょっと待って!」を考える

介護施設に働くと
「ちょっと待って!」
と言いたくなる場面を考えてみます。

例えばお客様数名フロアにいて見守りを一人で任されている中お客様が
「トイレに行きたい!」
とおっしゃってる時に
「ちょっと待って!」
と言ってませんか?

実際そのような対応している背景には
「連れて行きたくてもフロアから離れられないので対応はできない」
「お客様一人でトイレに行こうにも転倒のリスクや排泄処理ができない」

といった事情があることは多いかもしれません。

認知症のお客様は
「トイレは我慢できないから無理」
「今まで一人で行っていたから大丈夫」

と言って待つ人は少ないです。

実際に自分が言われると
「ちょっと待って!」
と言う声かけだけでは説明不足かもしれません。

例えば
・具体的な説明をして納得するような声掛け
・他のことで気を紛らわす声かけ

があればもしかしたら待ってくれる可能性はあります。

この二つを使った声かけの仕方について2つ紹介します。

1. 具体的な説明をして納得するような声掛け

お客様にとって分かりやすい説明する上で注意点は
『お客様一人一人に納得できる声掛け』
を意識することです。

例えば
「居室に案内してくれる人が来るのでお待ちください」
という声かけだけだと何も分からない人にとっては
『お部屋は何であるの?』
『案内してくれる人は誰?知ってる人?』
『何で一緒に行く必要があるの?』

という疑問は抱くかもしれません。

全部を説明すれば分かるかも知れませんが、
・何も知らないで施設にいる
・失語によって言葉自体を理解できない
・今置かれている状態を認知症で理解できてない

人にとっては説明不足です。

なので
①お客様の話を聞き
②お客様の置かれている状態を考え
③言葉の理解力、認知症のすすみ具合に合わせた説明

を意識することで具体的な説明ができます。

2. 他のことで気を紛らわす声掛け

具体的な説明をしても認知症がかなりすすむと
・納得しても数秒で忘れてしまう
・言葉がほとんど理解できない

のでもう一度同じ訴えがあります。

そういった時は興味や関心に合わせた声掛けをしてもいいかもしれません。

例えば
・読書が趣味ならば関心を持つ本を勧めてみる
・仲のいいお客様を呼び、お話をしてみる
・好きな食べ物や飲み物を提供する

といったお客様にとってメリットがある行動することです。

そういった行動をすることで落ち着いて過ごすことができるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お客様の状態を理解することが語彙力を意識した声かけにつながります。

これからも介護にまつわる話題を更新しますのでよかったらご覧なってください。



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