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「介護の理想の形は何ですか?」介護歴13年の介護福祉士がお答えします!

介護はチームで創り上げる

「理想の介護の形は何でしょうか?」
と聞かれた時どう答えますか?

私自身介護の仕事をしてみて
『入居者様が安定した生活を送るための生活援助はほとんど決まっており同じ作業をし続けることが多いのでモチベーションの維持が大変!』
『入居者様にしてあげたいことは思いついても人数不足でなかなか実現できない』

と思い、目標、理想を掲げてもできないと半ば諦めかけた時期がありました。

そんな私でしたが上司から理想、目標の大事さを学び介護に向き合い
「介護の仕事は悪くない」
と思うようになりました。

今回はその時の記事にすることで目標、理想をもつことの大切さを知ってもらえたらと思い、投稿しました。

よかったらみてください。

①背中を見せるだけでは何も伝わらない

ユニットリーダーになって自分のしたいことはなく入居者の安定した生活を送ることが大事と考えていたので大きな目標、理想はなかったです。

理由はその時のユニットの人員がいつもギリギリで入居者の要介護5くらいの身体介助が10人中8人をしていて日々の業務こなすだけで精一杯でした。

自分達だけで今よりもしたいことができるかと言われるととても余裕がなかったです。

そんな私を見て上司は
「背中を見せるだけでは何も伝わらない。介護は1人でやる仕事か?」
と言われ、
介護はチームでやること』
『目標、理想がないといけないもの』

と考え、上司とどうするか考えるようになりました。

②できない→できる可能性を考える→実現する

それからというものの
・月1ユニットミーティングで職員がしたいこと、やりたいことを聞き取り
・上司にユニットミーティングの内容を伝え、どのようにしていくか

を続けていきました。

【例】
スタッフ
「バレンタインイベントでチョコフォンデュを振る舞いたい」

・施設のチョコフォンデュの機械を借りる
・ユニットの人員が足りなければ看護師や家族の手を借りる

入居者
「お寿司を食べたい」

・近くの回転寿司のお店まで外食
・調理用ハサミを持っていき食べやすいように工夫する
・ユニットの人員が足りなければ看護師や家族の手を借りる

など確かにユニットでできることは限られていても他の人の手を借りたらできることはありました。

『ユニットだからってユニットで全部解決はしなくてもいい』
『ユニットリーダーはチームのしたいことをどうしたら実現できるか考える』

の重要性を知り、ユニットリーダーの役割を知るようになりました。

③チーム(他スタッフ、家族様)で理想を創り上げる

それからというものの入居者の生活がよくすることができ、スタッフのモチベーションが高くなり提案することが多くなりました。

ユニットだけでなく入居者の家族様から提案すること、ユニットの手伝いをしてくれること、ちょっとした会話することが増えていきました。

入居者、ユニットでしたいだけでなく入居者の家族様もしたいことがあることに気づきユニットが皆にとって居心地の良い場所になりました。

この経験がなかったら介護の楽しさを分からず介護の世界で生きることはなかったです。

できないことをできないということは簡単ですがしたいことや実現できないことこそ入居者の生活が潤わなくなり、ユニットスタッフのモチベーションが下がり介護はつまらないものになっていたかもしれません。

まとめ

この経験はコロナ以前のことであり、今では難しいこともあるかもしれません。

理想や目標がないといつか疲れてしまう瞬間が訪れます。

理想や目標が実現できるように周りの手を借りることでたくさんあるはずです。

これからも介護にまつわる記事を投稿しますのでどうぞよろしくお願い致します。




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