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ドイツサッカー事情

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記事一覧

退場者は当たり前、ドイツ下部リーグの実態。vol.151

退場者は当たり前、ドイツ下部リーグの実態。vol.151

今日はリーグ戦。

木曜日ですが、明日からドイツはイースターという季節行事が始まるため、

下部リーグは全て今日、試合が行われました。

結果は2-5の敗戦で、

自分は出場なし。

後半の早い段階で退場者を出し、

なかなか厳しい展開が続きました。

しかも退場した理由が暴言。

それで2枚目のイエローカードをもらって退場です。

一枚もらってるんやから我慢して、、笑

退場者を出すと交代枠の使

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今日は給料日。vol.145

今日は給料日。vol.145

今日はトレーニング。

いつも自分が一番早くクラブハウスに到着するのですが、今日は先客が数名。

そういえば今日は給料日でした。

今回は2月分の給料で、

練習前に別室で紙にサインして受け取ります。

額によって現金手渡しと銀行振込の2パターン。

大体支給の1週間前にスポーツディレクターから連絡が来ます。

今月からは勝利給と出場給もついていたので、

前と比べると少しアップ。

ちょっと高級

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ドイツサッカーの育成システム。vol.121

ドイツサッカーの育成システム。vol.121

今日はオフ。

明日がリーグ戦です。

今日は特に書くことが見当たらなかったので、

ドイツサッカーの育成システムについて。

まず日本との大きな違いは、

学校にサッカー部というものが存在しません。

子供がサッカーをしようと思うと、

学校とは別でサッカークラブに入団するのが主流。

なので僕が所属している、

トップチームが7部レベルのクラブでも、

多くの子どもがアカデミーに在籍していて、

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あの代表選手も所属するクラブの練習を見学してきた。vol.118

あの代表選手も所属するクラブの練習を見学してきた。vol.118

今日はオフ。

サッカー日本代表の板倉滉選手が所属する、

ボルシア・メンヒェングラートバッハの公開練習を見学してきました。

ただ、一つ問題が発生。

電車がいつも以上に遅延していて、

11時練習開始にも関わらず、12時過ぎに練習場に到着、、

流石にまだ練習してると思いましたが、

まさかのすでに練習終了。

15時からも練習があるとHPに書いてあったので、

適当に施設内を見学しようと思っ

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ドイツ7部のリアルな給与事情。vol.111

ドイツ7部のリアルな給与事情。vol.111

今日はお金の話。

僕がクラブからもらっている給与についてです。

ちょうど昨日ドイツに来て初めて給与明細をもらったので、

せっかくならと思い、具体的な数字も踏まえて話します。

まず大前提ドイツ7部は完全なアマチュアリーグ。

基本的にサッカーだけでは生活することはできません。

1.2.3部は完全プロ、4.5部がプロアマ混合、

6.7.8部がかろうじて多少の給与が発生するアマチュアリーグ。

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今日は初めてクラブから給料明細を受け取った。vol.110

今日は初めてクラブから給料明細を受け取った。vol.110

今日はトレーニングの日。

いつもは基本的に僕が一番早くクラブハウスに到着するのですが、

今日は僕より早く到着している人が数名程度。

なんでかなー?と思っていたら、

みんな封筒を開けて何かのチェック。

そういえば、

1週間前ぐらいにスポーツディレクターからそれっぽいアナウンスがあったのですが、

今日は給料明細の受け取り日でした。

みんなお金のことになれば、

自主的に早くクラブハウス

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ドイツ下部リーグのスケジュール管理方法。vol.102

ドイツ下部リーグのスケジュール管理方法。vol.102

今日はトレーニングの日。

っと、思っていましたが急遽中止に。

グラウンドが他のカテゴリーでいっぱいのため、

確保できなかったそうです。

本来月曜日はオフなので、

仕方がない。

いや、1ヶ月前から予定表に書いてあったので、

これはただの怠慢か?笑

ただ、その代わりに、

明日明後日あたりで練習試合を組むそう。

基本的に僕たちのチームは、

出欠アプリを使ってスケジュールを管理してい

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本当にドイツのチームで日本人は舐められるのか?vol.93

本当にドイツのチームで日本人は舐められるのか?vol.93

日本人は舐められる問題。

なんとなく聞いたことがある方もいると思います。

真面目で、体格的が比較的小さく、島国から出てくる。

舐められる要素は少なからずある中で、

実際はどうなのか、

僕の体験談も踏まえてお話しします。

まず普通の生活をする分には、

舐められていると感じたことは思い出せる限りで一度もありません。

「日本から来た」と言うと、

好印象な反応をしてくれる人がほとんどです

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人の入れ替わりが激しいドイツ下部リーグのリアル。vol.89

人の入れ替わりが激しいドイツ下部リーグのリアル。vol.89

ドイツは大寒波が過ぎ、

ようやく通常通りの練習ができるようになりました。

先週はグラウンドが凍って簡単な練習しかできなかったり、

試合が中止になったりしたので、当たり前に練習ができることに感謝です。

現在チームは2月上旬から始まる公式戦に向けて準備中。

冬の移籍期間でもあるので、

選手がいなくなったり、逆に他クラブから選手が練習参加に来たりと、非常に流動的。

僕のクラブはスポーツディ

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サッカー業界は出会いと別れの季節に突入。vol.67

サッカー業界は出会いと別れの季節に突入。vol.67

この時期のサッカー業界は慌ただしい。

日本のJリーグはシーズンが終わり、

ヨーロッパのリーグはウインターブレイク(中断期間)に突入。

1年に2回しかない移籍期間に突入しました。

移籍期間と言うと、聞こえがいいですが、

選手にとってはサッカー選手として仕事を続けることができるか決まる重要な期間。

契約満了になった選手は事実上のクビなので、

サッカー選手としての就職活動が始まります。

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成績不振で監督解任、甘くないドイツ7部の環境と待遇。vol.63

成績不振で監督解任、甘くないドイツ7部の環境と待遇。vol.63

世間はすっかりクリスマスムード。

インスタのストーリーも友達の楽しそうな投稿でいっぱいです。

外出しないドイツのクリスマス文化も相まって、

なんとも寂しい1日でした。笑

さて、今日はドイツ7部の環境と待遇について。

実際に所属して分かったリアルな情報をお届けします。

まずドイツ7部は完全なアマチュアリーグ。

こんな感じで、1.2.3部が完全なプロリーグ、

4.5部がプロとアマチュア

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現地で感じた欧州サッカーとの差は選手ではなく〇〇にある。vol.55

現地で感じた欧州サッカーとの差は選手ではなく〇〇にある。vol.55

今日は僕が現地に来て感じた欧州サッカーとの差について、

めちゃくちゃ偉そうに今感じていることを書きます。

あくまでも僕が経験した範囲内での感想です。

(ドイツ5部6部7部の練習参加や試合観戦、あとはドルトムントの試合観戦など)

実際プロになったこともないので、

その辺はご容赦ください。

僕が一番差があると感じたことは、

結論から言うと、選手ではなくサッカー人口です。

選手を取り巻く

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現地のドイツ7部選手が普段している仕事とは。vol.47

現地のドイツ7部選手が普段している仕事とは。vol.47

今日は現地のドイツ7部選手に関するお話。

ドイツ7部だとサッカーだけで生活している選手はおそらく誰もいません。

基本的にはまだ上を目指している若手選手、

遊びではなく真剣にサッカーがしたい中堅選手、

上位リーグから下がってきたベテラン選手、

このような形で様々なバックグラウンド、モチベーションを持つ選手が集まります。

学生をのぞいて、ほとんどの選手が日中は仕事。

実際どんな仕事をして

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ドイツ7部のクラブオーナーが普段している仕事は〇〇 vol.43

ドイツ7部のクラブオーナーが普段している仕事は〇〇 vol.43

今日は僕が所属するクラブのオーナーに関するお話。

ドイツは7部リーグのチームでもバイト代程度のお給料がもらえます。

それ以外にも自前の人工芝グラウンドを持っているのは当たり前。

自チームのトレーニングウェアがあるのも当たり前です。

こういったところから見て取れるように、

ドイツのクラブは下部リーグであろうとしっかりとお金が回っています。

ではそんなクラブを支えるオーナーは何者なのか。

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