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意識低くない系大学生の休学日記:14(2022年2月7-8日)

私の毎日の祈りが通じたのか、今日も世界はつつがなく平和らしい。

だから、日記を書こうと思う。ついでに残り一本のレポートも。

世界が終われば、書く必要なんてないのにな。

昨日はサボった。一日ぶりに筆をとっていることになる。そのせいで、年末の漫画雑誌よろしくな大増量版となっている。まぁ文字数ではなく日数的な意味合いなので、今日も大して長くはないだろう。

以下、一人称バラバラ。(久しぶり


閑話休題。


常々世界が終わりを迎えて欲しい、と部屋にこもりながら思っている。

世界が終わってほしいと願う私の心は、日常性を帯びた非日常志向だ。思考でも嗜好でも試行でも、ここでは当てはまる。

まぁそんなことはどうでもいいか。焦点を私の現実日常に当てよう。

僕の引きこもり具合の話。

そんじゃそこらのニートにも負けない。

ここ1週間の話をすれば、僕は文字通り一歩も出ていない。いや、夜自販機に飲み物を買いに行ったか。まぁその程度のものだ。

なんせ、実家住み。外なんて出なくても生活ができる。

式場バイトも5か月やっていないし、短期バイトも二か月は応募してないもんだから、大学以外で外に出る用事なんて皆無だ。

詰まるところ、今の僕は世間から隔離されている。しかもその状態をそこまで問題視していないどころか、安らぎさえ感じているのだから不思議である。うら若き大学生としては、一日15分程度の日光を浴びてビタミンDを生成するのが義務ってもんだと思うのだけど、どうかね諸君。

ちなみに、カーテンすら開けないので窓の外を見たりもしない。

洗濯物を取り込むときにやっと外を見る。昔からこうだ。つまり朝起きて外の天気なんて見ないもんだから、夕方になって初めてその日の天気を知る。いや情報という意味なら新聞の天気欄やらテレビのお天気コーナーは見ているので情報は受け取っているのかもしれない。とはいえ俺が注目しているのはお天気お姉さんの容姿ぐらいなもので、それ以外の情報は右から左であることはここに表明しておきたい。

とまくし立ててみたものの、よくもまぁこんな人間が休学なんてリスキーな選択をするもんだと改めて思ったね。僕は非日常を志向しながら、その実目線は嫌に現実的で、日常というものを目に入れても痛くないというほどに溺愛していたはずなのだがね。休学というのは一般的に世間のレールから外れるような行為であって、まぁ既にレールから外れまくっているだろうという指摘はさておいて、周囲から止められてもおかしくない行為であるからにしてそれは覚悟の上だったのだけど、障壁無くとんとん拍子に進んでいくもんだから拍子抜けしつつ改めておかしいことをやっている自覚はあるのだと殊更に強調しておこう。

どういうわけさ、本当に。

まこと人生とはわからぬものでありますな。


閑話休題。


非日常を志向しながら、日常を愛するという私。

となればこの本を再度手に取ったのも必定でありましょう。

『涼宮ハルヒの憂鬱』

間違いなく今読むべき本として再度手に取ったわけだ。

……というのは建前で、たまたまkindleunlimitedで一巻が無料だったから電子版で読み直したというだけなのだけど。まぁ今の心情的にピッタリな奴であり、最近スニーカー大賞から大賞が久しぶりに出たということも相まって、手に取ることは運命であっただろうね。

話を戻そう。

『涼宮ハルヒの憂鬱』はいわゆるセカイ系SFというやつで、ライトノベルという枠を大きく超えて評価されている作品だ。現在20代後半~30代前半くらいのライトノベル作家は影響を受けまくっている。間違いなく。

セカイ系といえば、『イリヤの空、UFOの夏』なんかも影響が大きかっただろうな。30過ぎのラノベ作家でセカイ系好きを自称する人たちに好きな作品を訪ねれば大体返ってくる答えはイリヤ一択だ。青春系作家からも返ってくるだろうね。その場合は半月とセットと相場は決まっている。『半分の月がのぼる空』ね。

話が逸れた。僕の感想を述べようと思う。内容について細かく言及することはしない。面倒だしね。

間違いなく心惹かれたのは、主人公キョンによる一人称の語りだろう。

事なかれ主義的なキョンから発せられる独特の語り口。回りくどい比喩から爽やかで軽やかな読後感。油かと思ったらサイダーみたいな味がするんだな。実際には、分量も多くなくて比喩以外の描写がかなりあっさりとしているからこのような感想を抱くのだろうけど。

名作ラノベにおいて主人公に魅力を感じるケースが多々あるが、文体や語り口という点にまで魅力を感じたのは「キョン」と「八幡」くらいのものだ。

他にも素晴らしい点はたくさんある。

セカイ系特有の非日常×日常の空間や、本来は堅苦しいはずのSFをライトノベルに綺麗に落とし込んでいる手腕。シリーズ化も視野に入れた作品展開。

これ新人賞作品ですよ?

一巻だけでは鳥肌が立つような凄みは感じられないけど、この後を読むなかでどんどん魅力を増していくのだから敵わないな。

だからもっと書いてくれ。遅筆なのか、単にサボっているのかは知らないけれど、早く作品出してほしい。


閑話休題。


マスターデュエルは無事プラチナ1に到達した。前回よりは手こずったな。とはいえまだランクマ更新まで3週間もあるのでまだまだシーズン前半なのだけど。

今はipadの方で新しくアカウント作ってそっちでもデッキ構築を始めた。

ipadの方は完全無課金でどこまでランクマで勝てるかを検証していきたい所存だ。

何のデッキ使うかは考え中。環境外が良いのだけど、余りにデッキパワーが低くてもキツイのでそこは難しいところだ。


閑話休題。


今日はここらで終わり。短くと言いながら、今日書く予定のレポートの規定時数よりも多くなっているのはどういうことなのだろう。

ま、いいか。

とりあえずレポート終わらせる。そしたら休学準備と原稿だ。

2-4月で電撃大賞用の公募長編も書かなくてはならない。ネタは何個か出しているけれど、改めて新人賞作品を読んでそっちに感覚を合わせなくてはならないだろう。最近は短編ばかり書いていたからね。

9月に長編出した時は、結構思い思いに書いた挙句に一次落ちだったからな。次こそはプロット段階から話の筋や売りどころを含め固めて、完成度を高めていかなくてはならない。

TapNovelの二月の奴も出すか、短いし。もう一度賞が欲しい。前回みたいに佳作を取るために書いた作品じゃなくて、大賞を取れる作品で挑みたい。

では、

どうか世界が平和でありますように。



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