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海外での初シーズンを振り返ったin Mongolia 🇲🇳

2022/6/20 BCHライオンズ(10)vsハンガリット(9)

0-1 負けの状態で85分、味方がもらったPKを僕が引き受けた。
チームでは一番点を取っているため信頼も多少あったのだろう。チームメイトは迷わず任せてくれた。自分も自分からボールを抱えてPKスポットにボールを置いた。

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当時10位の我々BCHはこの試合に勝てばかなり残留が高まる、シーズンで1,2を争うBCHにとって大事な一戦。同点でも望みは大いにあるとにかく負けが許されない一戦。

自分は前節vsウランバートルシティ戦で捻挫をしてしまい正直出れないくらい痛くて休む予定だった。
ただ、怪我をしてないモンゴル人より60%くらいのパフォーマンスでも自分が出た方が勝率も高いだろうし、なにより一番大事な一戦の為いつもよりプレーは悪いとしてもチームを勝たせる為には出て点取れば良いだろ!と言う判断で出場した。

試合開始
試合前にトレーナーの資格を持っている日本人チームメイトに処置とテーピングをガチガチにしてもらいプレーする事が出来た。
ただ試合が始まり、パスが痛い、シュートも痛いし怖い、切り返しが動きにくい、ダッシュは90%。
ただ、ボールキープやポジショニングや声でなんとか最低限はプレーした。
前半25分、サイドバックからのアーリークロスを胸トラップしてゴールを決めた。しかし、オフサイド判定。

前半45分の最後にフリーキックを決められ0ー1。
ただ、後半一点取れれば良い。

後半チャンスがありながらもどちらも決めれず85分最大のチャンスPK獲得!
決めれば同点。
もちろん僕がボールを抱えてPKスポットに置いた。
色々と頭に想像が入ってきてめちゃくちゃ緊張した。ただ、PKは毎回緊張するのでいつも通り。
僕は大事な場面ほど真ん中にPKを打ち込む。前回もvsファルコンズでPKをど真ん中に決めている。

助走を後ろ四歩、左一歩で取り、審判笛が鳴った。
意識する事はボールの真ん中にミートさせるだけ。
ボール向かいゆっくりと走り真ん中に打ち込めた。ボールの軌道は真っ直ぐ理想通り。

打って0.5秒後、
ゴールを見るとボールはバーの上。一気に絶望。
そのまま試合も終了。0-1敗北。
勝ち点の差がより開いてしまった。

ここで言いたい事は、大事な場面で外して悔しいとかメンタルがどうとかではなく、

【チームの為に全力で頑張っても結果はついてくるとは限らない、現実は普通に理想を裏切ってくる】

シュート技術があれば入っていたし、メンタルの部分ももちろんあるのだが今までそれより難しいシュートも入っているのでその時は僕は技術やメンタルの事よりこう思ったのかもしれない。
怪我を押してまで出て戦犯になっちゃうんだと言う虚しさ。

リーグは10チーム中10位で降格。

最終的にリーグの結果を見ると、そのPKを決めていたら残留していた。
一発のミスでチームの来年を変えてしまった。しかもチームを残留させる為に呼ばれた日本人が。
一言で言うなら実力が足りない。

4ヶ月間のリーグ戦を全力で毎試合やって、現実はこれです。
何を言い訳にしてもこれが結果。
結果を出せない選手はさよならという事。

外国人選手、助っ人はこういう存在なんだとしっかり感じれたある意味良いシーズンだった。
勝てばヒーロー、負ければ戦犯という事。

モンゴルリーグで一年目プレーできて良かったと思う。

4ヶ月のモンゴル生活は濃すぎるくらい濃い🇲🇳

前提として
・食事が自分には合った
・治安も良い
・住む場所が都会の中心部で良い
・モンゴル語ペラペラのレジェンドがいる

そもそも自分に合ったモンゴル生活。

それに加えて

良くも悪くも珍事件ばかりで刺激的な毎日は面白すぎました!

本当に書ききれない。一緒に生活した選手しかわからない事ばかりでなんとも言えないですが事件レベル優し目の事をまとめてみます。

・登録ミスでリーグ戦に出れない→謎の時期に移籍市場が開く。
・日本で言う国会議事堂(スフバートル広場)のコンクリートで練習して警察と毎回戦う。
・そのスフバートル広場にいきなりグラウンド設置し人や車にボールが飛びまくる
・3日に1回くらいスフバートルでイベント。夜中でも大声のバンドが歌っている。家が近いので全て聞こえる。
・牛乳がたまに腐ってる
・ケバブ屋にいるだけでたまに無料でご飯もらえる、Wi-Fi可
・田舎には動物が至る所にいる
・明日って言って数ヶ月かかる、永遠の明日
・物価上昇によるデモ活動が起きる
・試合前なのに練習がいつまで経っても始まらない
・普通に遅刻当たり前
これは優しい内容で実際はもっとリアルな良い事悪い事、お金の事や人間関係の事など沢山あります笑
4ヶ月でこんな濃いのは初めてです。

特にチーム関係者にはお世話になりました。監督のお姉さんは子供のように接してくれて4ヶ月とは思えないくらい絆が深まりました。日本へ帰る時も感動のお別れでした🥲
チームメイトは変なやつしかいません。監督も含めて笑
ただ、根は優しく助けてくれる仲間ばかりでした。モンゴル語しかわからないやつもなんとか使えようとしてくれたり、美容室に一緒に着いてきてくれたりと他にも愛のあるエピソードは沢山あります。モンゴル人はそっけない人が多いけど根には優しさと愛があるみたいです。それを知れました。

モンゴル語も何故かどんどん入ってきて最後は最低限はなんとか会話が通じる所までいけました。
沢山、下手すぎるモンゴル語を使ってみたからだと思います。
自分にびっくり、モンゴルに来る前まで挨拶すら出来なかったのに笑

生活については全てひっくるめて楽しかった!!
苦い思い出も良く考えれば面白いし毎日が新鮮でした、最高!
モンゴル楽しいですよ🇲🇳是非来てください。
3泊4日までならガイド出来ます。笑


サッカーの事はうまくいかない事ばかり。
生活は色々あるけど一言で言うなら最高!
この上下の差が凄かった4ヶ月でした。

※サッカーに関しても悲しい感じで書いていますが実際はみんなで勝てた試合もあったし、負けたけど良い試合もありました。なので全て悪いわけでは全くありません。
今回は少し真面目に書いただけでポジティブな面もとてもあります!

結局、自分の成長や視野を広げる事に関しては大成功

完全に自分のサッカーをする上での意識と緊急事態が起きた時の器の広さは上がったと思います。
大きな怪我もせず、ケアも出来、プレーをし続ける事が出来た。
この4ヶ月は自分を大きく成長させた4ヶ月でした。
全てひっくるめて行って良かった!
何より毎日が本当に楽しかった😎

またサッカーや海外が好きになりました。懲りずにまた刺激とステップアップを求めて旅をするのだと思います。笑
次は何も決まっていませんが決まり次第自分の目標を達成する為に元気に行って参ります。

今シーズン応援して頂いた方々ありがとうございました!!
応援してくれた方、モンゴルで出会った全員に感謝!Bayrlalla Mongol🇲🇳!モンゴル語でありがとうです。
これからも頑張ります!!
楽しい人生を体現します!

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