国籍主義か、血縁主義か?

アメブロ時代のブログにも書いたことがありますが、私の生物学上の祖父(母方)は、国籍・人種・出身地を含めて、一体、何人なのかがわかりません。

私は日本の愛知県名古屋市で生まれ育ち、アイデンティティーは日本人で名古屋市民です。
国籍は日本、本籍地は名古屋市です。

母方の祖父だと思っているのは、祖母の再婚相手にあたる人です。
戸籍上は、祖母の娘(私の母)を思う心からした不正行為により、その人が私の祖父になっています。

そういう意味では、血縁主義ではないと思います。

でも、在日日系ブラジル人の夫と事実婚し、国籍や日本の戸籍制度に強い疑問を抱(いだ)くようになりました。

日本で結婚と言えば婚姻届の提出・法律婚を意味することが多く、事実婚は「だらしがない」などと言われます。

ところが、日本人とブラジル人が法律婚するための手続き方法を聞いたら、ブラジル人には戸籍がないので、私一人で新しい戸籍ができ、姓も別々のままと判明しました。

しかも、ブラジルの法律がどうなっているのか、情報が入るのに2~3年かかるので、手続きした時に法律が改正されていれば、手続きし直しの場合もあると言われました。


先日、出先でたまたまお話しをした高齢女性が、知り合いのブラジル人女性と日本人男性がいつまでも入籍しない理由がようやくわかったと言っていました。

そういうことをご存知ないまま「なんで籍を入れないの?」などと、咎めるような口調で、余計なことを繰り返し言っていたそうです。

ですので、更なる被害防止のために、仮に裁判所で同姓になる手続きをしても、漢字ではなくアルファベット表記になるというお話もしておきました。

日系人の漢字氏名は、通称名だからです。

もう本名の姓と決別したい私としては、夫の漢字の姓に変わりたいです。

でも、ブラジル側の書類は読めないので日本語訳をつけて持ってこいなどとも言われ、手続に翻訳の手間がかかります。

岡崎市では、ポルトガル語圏の方が来庁した際に、ごく当たり前にポルトガル語対応できる職員さんが対応していました。

名古屋市のお隣・豊明(とよあけ)市では、市が発行している市民向けの新聞にポルトガル語版があり、ポルトガル語対応できる職員が市役所に居る日時を一覧表にして、名鉄の駅に置いています。

政令指定都市である名古屋市の人達が田舎扱いする中核都市で、普通にできていることが、名古屋市では、本庁にすらできないのか?と、悲しい怒りをおぼえています。

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