ツイキャス「コラボ配信」機能で生パフォーマンス体験
いとうせいこうさんが発起人のプロジェクト「MUSIC DON'T LOCKDOWN(MDL)」の深夜プログラム「MIDNIGHT POETS~詩人たちのオールナイトMDL~」(以下「ミッドナイトポエッツ」。ツイキャスにて配信)で、音声による生パフォーマンスを体験しました。
「ミッドナイトポエッツ」は、ジャンルやプロ・アマ・経歴問わず、エントリー制で1組につき5分以内のパフォーマンスができるというオープンマイクイベントです。
配信に上がる(登壇にあたることをする)には、ツイキャスの「コラボ配信」機能を使います。
みつき遊さんのマンガがとてもわかりやすいので、ご覧下さい。
※ご本人にツイート埋め込みの許可をいただいています。
そのような場でパフォーマンスの時間をいただき、これまでに2回出演を果たしました。
初出演時は、朗読の録音音源を使用し、それ以外の部分のみ生で話すという方法を使いました。
まだツイキャスで「配信者」になったことはありませんし、生で朗読できるほど朗読慣れもしていないということで、そうしました。
それだけでも、初挑戦の達成感がありました。
使用した音源は、Writone(ライトーン)で公開しているものです。
文章も、声も、著作者は私です。
どの作品にも思い入れがあるのは変わらないので、収録時間の長さで選びました。
そして、2回目の出演で生朗読に挑戦しました。
短い詩であれば、何とか生で朗読できるかもしれないと思ったのです。
その時、私の直前に圧巻のパフォーマンスをされた方の熱量がものすごくて、リスナーも司会者やコメントスタッフも興奮状態でした。
2~3年前に流行った若者言葉の「バイブスが上がる」とは、こういうことを意味するのか!と実感しました。
まるでリアルなLIVE会場に居るかのごとく、オンラインでその場に居合わせた人達の熱気や高揚感が、コメント欄からも伝わってきました。
その興奮が全く冷めやらぬ中、私が披露する作品は、このふたつ。
会場の雰囲気を一変させるような作品です。
水を差すようなことになるのではないかと、恐怖感がわきました。
かと言って、私の著作に興奮状態を維持できるようなものはないし、急な変更はしませんでした。
何より、その2作を披露する前提で、心の準備をしていたので。
レベル違いのパフォーマンス力があるのは直前の方だけでは、ありません。
非常にやりづらい気がする状況でしたが、必死に「鈍感力」をフル稼働させて、作品紹介と朗読に挑みました。
パフォーマンスが終わり、司会者の詩人・平川綾真智(ひらかわあやまち)さんのマイクが再びONになると、「これは来ますねー」という感想とともに、すすり泣きが聞こえました。
そのことに、胸がいっぱいになりました。
その2編の詩をベースにエッセイを執筆中で、母に対する思いを作品で昇華させたいというようなことを話し、次の方にバトンタッチしました。
自身の朗読で作品のイメージを再現することに挑戦している私にとって、非常にいい体験となる時間をいただいたと思っています。
次の配信は、今夜です。
リスナーとしても楽しめるプログラムです。
あなたも一度、聴いてみませんか?
詩をベースに書いたエッセイ
(2021年12月21日 リンクを追加)
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