あり得ない日常#53
「通常プラン」に参加すると最後まで読めます
由美さんに先輩の話をしている。
あまり、愚痴や人の事を話題にしたくないし、することもないのだが、例の事件の話の流れからつい、そんな話になったのだ。
つい、というより、それも人間関係なので仕方が無い。
この際だから、思いっきり聴いてもらう事にしよう。
こうして、クセの強い人間の噂というものは本人の知らない所で、様々な人の話のネタにされて広がっていく。
コミュニティの外だ、万に一つも本人と交わることが無いだろうと散々言っていると、どういうわけか巡り巡って本人に伝