もう一つの魔法学園~第一話 入学~


土曜日、神社に行く

「やっと来た。ニナ。」
え?私、ニナ。前にあるのは大きな神社。
神社の前に立っているのは小っちゃい水色の人形っぽいの。
「人形が、、、喋った~⁉」
と私は叫んだ。
浮いてるし。いやいや、ありえない!普通にありえないでしょ、絶対ロボットでしょうね!ノン姉だってロボットって即答するよ!
「招待状を持ってる?」
と驚く私を横目に水色の人形は言った。私は
「ま、まぁ、これを見てここに来たし・・・・・・。これです。」
と言って招待状を渡した。人形は確認した後、私に招待状を返していった。
「こう唱えて。【ジャメオカ!ポイラァ!】」
と。私は信じていなかったが、言うだけ言おうと思って言った。
【ジャメオカ!ポイラァ!】
すると体が光に包まれた。
まぶしくて目を瞑ってしまった。

魔法学園

私は目を開けた。
「⁉」
そこには、学園っぽいのが建ってあった。
しかも、私の自分の姿が憧れている姿になっていた。え?私は自分の目を疑った。

ニナの理想

あり得るわけない。あり得るわけ、無いけど。私だって小三。夢見る少女の年齢なんだよ。信じちゃうんだよ、こんな変なのを。人形は人間になっていた。
「私は風音。」
とクールに人形だった人。

風音

「ニナだよ!」
と、とりあえず自己紹介をした私。が、その後後悔した。個人情報漏らしちゃった。風音は
「私は前から知っていたわ。そんなことより、魔法学園のルールを教えるわね。」
といった。そんなこと⁉自己紹介、大事だよ⁉私は
「それで、ここ何?」
と聞いた。風音は無視して話を進めた。
「魔法学園のルールその1、建物を壊してはいけない。
 魔法学園のルールその2、先生の授業はきちんと受ける。
 魔法学園のルールその3、魔法学園の事は誰にも話してはいけない。
 魔法学園のルールその4、家族に許可を取る。
あ、許可を取るのは先生が誤魔化してくれるわ。まあ、こんな感じね。」
私は
「へ~。魔法学園かぁ。ちなみに、何歳までの人が居るの?」
と聞いた。疑っていた気持ちが何故かスーと無くなった。
「そうねぇ。最年長は今ねぇ、102歳ね。そろそろ寿命って言ってたわ。」
と風音は答えてくれた。102歳⁉学園なのに?
「魔法学園は、””””信じていたら、行ける””””のよ。」
と風音。
「さりげなく心読んだ⁉」
と私は驚き過ぎて言った。風音は
「偽名決めて。」
といった。
「なんで?」
と私は聞いた。風音は
「本名がバレるとマズいことになる。」
とよくわからないことを言った。
「え?風音は私の名前知ってるじゃん。」
と私は反論した。
「呼ぶために必要だったからよ。今からあんたの名前は・・・・・・。自分で決めな。」
と途中まで言っといて風音は無責任にほったらかした。私は考えた。
「ネオ。」
と私は呟いた。風音は
「ネオ?」
と私の独り言を聞いていたようで。私は
「ネオにする。私の名前。」
といった。風音は
「じゃあ、先生呼んでくるからそこでいて。」
といって先生を呼びに行った。

「ねぇ、そこどいてくんない?」
ん?私が振り向くと、そこにはド派手な女の子が立って居た。

ド派手な女の子

「え?これでも私、端に居るのですが。」
と私は反射的に敬語で言った。ホントに廊下の端っこに居るのに。
「わたくしに逆らうのですの?」
とそのド派手な女の子。
あ、初日からやらかした系?確かに、自己紹介もせずに失礼だよね。私は
「あ、私はネオです。」
と自己紹介をした。ド派手な女の子は
「わたくしは雅ですわ。」
と自己紹介してくれた。私は
「よろしくです!」
と言って手を差し出した。雅は
「え?何がしたいんですの?」
と戸惑っている。
私は無理矢理雅の手を握りブンブンと握手した。雅は
「ちょっと、痛いですわ!」
と言ってきた。私は
「あ、ごめん・・・・・・。」
とシュンとなって落ち込んだ。雅は
「ごめん、ですわ・・・・・・。」
と謝ってくれた。
「雅が謝ることじゃないよ!」
と私は励ました。雅は
「早く退けですわ!」
と話題を切り替えた。あ。
「一度言いましたが、ここ、廊下の端ですよ?」
と私は答えた。雅が
「貴方と居ると調子が狂いますわね。」
と言って額に手を当てた途端

「何やってるの、雅‼」

と風音がやってきて言った。雅は
「ゲッ、インチョー。ここでわたくしはトンズラしますわ。次会ったときは覚えてなさいね。せっかくイチャモンつけに来たのに残念ですわね。インチョー、厳しいんだよなぁ。(小声)。」
と言った。私は
「はい、覚えておきます!」
と元気よく言った。雅は
「そういう意味じゃないですわ。」
と言い残して去っていった。風音は
「大丈夫だった⁉」
と言って私の背中をさすった。私は
「?自己紹介しただけだよ。」
とよくわからずに言った。風音は
「そう。なら大丈夫だ。」
と意味深なことを言った。私は
「で、先生どうだった?」
と聞いた。風音は
「もうネオのお母さん達説得してた。」
といった。早いなぁ。風音は急に真剣な表情になっていった。
「本当に、良いんだね。魔法学園に通っても。」
私は
「え?こんなに楽しそうな学園なんてそうそう無いじゃん!前の所から転校したいよ!」
と言った。
まぁ学校行ってないんだけど、ね。風音は
「そう。なら大丈夫だ。」
と二回目言った。
「え?」
と理解せずに言った。
「寮生活になるよ。」
と風音は言った。
「寮生活?」
と私は聞いた。風音は
「寮生活では、共同生活のなかで協調性を高め、かけがえのない友情を育み、親元を離れて生活することで確かな思考力・判断力・行動力を身につけた品性の高い優れた人物を育成するらしいよ。」
といった。私は
「よくわかんないけど、私と寮が一緒なのって誰?」
と言った。風音は
「・・・・・・私と、雅と、ロア、後はもう一人、偽名決めてない子。」
と答えてくれた。私が口を開こうとしたとき、雅が走って来た。
「ネオ!」
と叫んで。私は
「どうしたの、雅。」
とタメ口で言った。雅は
「タメ口は辞めるのですわ!というか、わたくしのようなお嬢様に向かってタメ口は辞めておいた方がいいのですわ。あ、用件?寮に移動しませんか?ってロアが言ってたんですわ!だから呼びに来たのですわ。」
といった。私は
「うん、早く行きたい!風音、行こう?」
と風音に向かって言った。風音はしょうがないというようにうなずいた。

《紫の寮》

私達は寮の前に来た。雅が扉の前に居る。
私と風音は雅の一歩後ろに居る。紫?風音を見ると、風音は
「ネオ。紫の寮は発明や予言に特化した人が来る寮だ。」
と教えてくれた。私はその説明に納得して、言った。
「私、発明と予言が出来るようになるの?」
風音は
「いや、その素質があるってだけ。努力したら、できるかもね。」
と説明してくれた。私は
「出来るように頑張る!」
と元気よく言った。そしたら
「ちょっと静かにしていただけませんこと?」
と雅が振り向いて言った。私は
「あれ?なんで開けないの?」
と聞いた。
「ロアが鍵を取りに行っておりますの。」
と雅。雅、鍵持ってないんだ・・・・・・。
「雅様、ただいま鍵をお持ちさせていただきました。」
と彼女。めっちゃ敬語だぁ!雅は
「ご苦労様、ロア。」
といった。彼女が、ロア・・・・・・?

ロア

ロアは
「ども、ロアです。」
と素っ気なく言った。
何?ここの学園、素っ気なかったりクールだったりしないと入学とかできなかったの?癖強くない人ここの学園いるのかな?逆に癖強くない人の方が目立ちそう。私は
「あ、に・・・・・・。ネオです!」
と自己紹介をした。ニナって言いそうになった。ロアは
「中にお入りなられてはどうですか?雅様。」
と鍵でドアを開けて雅の方を見て言った。雅は黙って中に入った。
私と風音とロアも後から入った。風音が
「ありがとうくらい言ったら?」
と雅に向かって注意?していたが、雅はお構いなしに寮にあるソファにドッと乗っかった。ロアが代わりに
「あ、私は雅様のメイドなので。」
と答えて(質問ですらない)くれた。私は
「でも、これから寮で生活する仲間だし、平等の方が良いよ!」
と言った。風音は
「そんなこと言っても雅は聞かない。」
といった。そういえば・・・・・・。
「私、今年から入学らしいんだけど風音たちは何時からここに来てたの?」
と私は聞いた。風音は
「私達は、2年前にここに通い始めた。と言うか、私達は元から魔法の国の住人なんだ。」
といった。へ~。そしたら雅が言った。
「ここ部屋を一度、作り変えるので、しばらく緑の寮に泊まらせてもらいますので、突撃する為に荷物を取り出してください。」
え?私は今気づいた。
「もう一人、偽名を決めてない子来てないじゃん!」
と。雅は
「へ?」
と間抜けな声を出した。私は
「で、どこに居るの?」
と風音に聞いた。風音と雅は頭に手を当てた。風音は
「ネオ、そいつはもう来ているぞ。」
といった。え?雅は
「そちらに・・・・・・。」
と言って指差した。そこには、女の子が居た。大人っぽい・・・・・・。そう思った。

志乃

「・・・・・・あ、志乃です。」
と女の子は自己紹介するときに顔を上げただけで、その後すぐに下を向いてゲームの続きをしていた。
「ねね、それ、どんなゲーム⁉」
と私が体を近づけて聞くと、志乃は
「・・・・・・戦い物、ですかね?」
と疑問気に言った。
「戦い物⁉どこのどこの~?」
と私は聞いた。志乃は
「え、あ、あぁ。★マジカル★リードパー★スペシャル★の奴ですかね?」
とまたもや疑問気に言った。私は
「あ、ノン姉の会社の名前だ。」
とつぶやいてしまった。ノン姉は、私の尊敬する従姉!人の事を優先しすぎて倒れてしまったことがあるから、正直言って心配。ノン姉の親の子会社が
★マジカル★リードパー★スペシャル★と言う名前の会社だったから。志乃は
「え?ノンさんを知ってるの⁉どんな関係⁉」
と顔を私に近づけて言った。めっちゃ心の距離が近づいた気がする。物理的にも。私は
「ノン姉は、従姉だよ?」
と答えた。志乃は
「ノンさん、昨日テレビに出てたけど、確認したの?ネオ。」
と言った。
「テレビ⁉私、そんなの知らない・・・・・・。と言うか何で私の名前を⁉」
と私が聞くと、志乃は
「え?普通にドアの前でロアに自己紹介してたじゃん。聞こえてたよ。」
と普通に言った。私は
「耳良すぎ‼」
といった。志乃は
「まぁ、そういう薬飲んでましたからね。」
といった。
「え?ま、魔法の・・・・・・ですか?」
と私は聞いた。志乃は
「え?それ以外・・・・・・ありますか?」
とさっきの私と似たような感じに言った。私は腕を上下に振り回しながら、
「もう出来てる人いるけど‼もしかして志乃も2年前から来てたの?」
と風音に向かって聞いた。風音は
「いや?普通に素質があるだけ。2年前は居なかった。」
と淡々と言った。私だけ、出遅れてる~?!志乃は
「あ、先生が呼んでますよ。ネオ。」
といった。え?私聞こえないよ!志乃は
「あ、薬の効果です。」
といった。私は
「あ、呼ばれてるんだっけ?どこにいる?」
と聞いた。志乃は
「いや、場所までは・・・・・・いえ、職員室ですね。」
と答えてくれた。私は
「じゃ、行ってきます!」
と言って走って寮を出た。そして、雅は緑の寮への引っ越しをすっかり忘れていた。

からかわれた!

私が職員室に入ろうとしたら、後ろから声をかけられた。
「退いて下さいませんこと?」
え?また、、、お嬢様かな?
「雅⁉」
流石に一つの学園にお嬢様がたくさんいるとは考えづらいから雅だと思って後ろを振り向いた。
「あたくしはショコラですわ。」

ショコラ

違うかった~。終わったわ、この子との友情。え?友情なんて最初から存在しなかった?いや、友情ポイント0だったのが-32になったんだよ!
え?数字が微妙?気のせい気のせい。
え?友情ポイントなんて無い?気のせい気のせい。
え?0は無いのと同じ?気のせい気のせい。
え?気のせい気のせいが多い?気のせい気のせい。
え?つまんない?
「ごめんなさい!」
と私は口に出して謝った。
「ネオ、と言いましたわね?あたくし、とても気分が悪いですの。誰のせいだと思いましt────────────────は?」
とショコラ?と言う人。私は話を聞かずに職員室に入った。
「失礼します、紫寮のネオです。呼び出されたと聞いてきました。」
と私は言った。先生たちが一気に私の方を向いた。気まず~。私は俯いた。先生は
「呼んでいませんよ?」
といった。
「え?でも、志乃が・・・・・・。」
と言うと、先生は
「あ、からかわれてますね。」
と笑いながら即答した。私は
「し、失礼しました!」
と言って職員室から出て走って寮に戻った。
「あ、お待ちなさい!」
とショコラ?が言っていたのには気づかず。

文句言ってやる!

絶対文句言ってやる!私は寮の扉を開けて言った。
「騙さないでよ!」
と私は言った。志乃は
「え?騙してないよ?」
と言った。私は
「え?じゃ、じゃあ・・・・・・。」
と言いかけた。志乃は
「先生にガツンと言って来たら?」
といった。私は
「うん!」
と言って職員室に向かおうとした。
「ちょっと待ってください!」
と後ろからロアの声がした。
「どうしたの、ロア?」
と私は聞く。ロアは
「あの・・・・・・。」
と言った。私は部屋を覗いた。
「あ、、、、、すいません。」
と私。ロアがドアの前にいたようで。私が勢いよくドアを開けたせいで顔面にドアがぶつかって痛かったみたい。ロアは
「あの、保険室に連れて行ってくれないでしょうか?」
と聞いた。私は
「わかった!」
と言ってロアを引っ張って寮を出た。

保健室ってどこ?

「ねえロア。保健室ってどこ?」
と私は聞いた。私、保健室の場所知らなかったんだ。職員室は勘でわかったけどね。ロアは
「こちらです。」
と頭を痛そうにさすっていった。私は
「ごめんね。」
と言ってロアと保健室へ行った。
「失礼しまーす。」
と私が言うと、ロアは
「そんなの言わなくていいんだよ。」
と言って勝手に入っていった。
「あ、こんにちは。新入生のネオ、無のロア。」
と先に保健室に居た生徒。

保健室の先生

「失礼ねぇ。生徒なんかじゃないわ。れっきとした保健室の先生よ。」
と生徒だと思っていただった人。
「さりげなく心読まれた?これは、心を読むのとは違うわね。長年の生徒の勘ね。」
と保健室の先生。
「やっぱり生徒じゃん?あ、私は蛇野 薫(へびの かおる)よ。薫先生って呼んでね。」
と薫先生。
「無のロアが怪我したの?ありゃまあ、明日から風邪が流行りそうね。」
と薫先生は言った。
「え?」
と私。薫先生は
「ロアはね、絶対に怪我しないの。」
といった。私はゆっくりとロアの方向を見た。ロアは視線を泳がして
「ネオに保健室の場所を教えてあげたくて・・・・・・。」
と言った。
「私、職員室に行きたかったんだけどさぁ?ロアに付き合ってあげたから職員室に行くの遅れたんだけどさぁ?」
と語彙力を無くしていった。ロアは
「ごめん、先に寮に戻っておくね。」
と言って寮へ歩いて行った。
「あ、いけないいけない!職員室に行かないといけないんだった!」
と私は言って職員室へ走った。

職員室

私が職員室に入ると、最初に笑って「からかわれてますね。」と言った先生が居た。
「あ、あのっ!」
と私は言った。先生は
「アミューザン!ヒューカーキー!」
と呪文を唱えた。私は
「あれ?先生?何を唱えてるんです?」
と聞いた。先生は
「この子、どうします?特進クラスにでも移しますか?」
と聞いた。え?なんで?先生は
「ネオ。君は今日から特進クラスだ。」
と私に告げた。え?え?え?え?理解できない。先生は
「あのな、さっきの呪文はな、先生達がからかったことを忘れる魔法だったんだ。ネオはあの魔法にかからなかった。なんらかの素質があるはずなんだと思う。」
といった。私が
「特進クラスって誰が居るんですか?」
と聞くと、後ろの扉がバーンと開いて女の子が入って来た。

「誰⁉」
と私は女の子に聞いた。
「ショコラですわよ!何故覚えていないのですの?」
と怒ってショコラ?は言った。・・・・・・?
「ショコ、ラ・・・・・・?」
と私は聞いた。
「初めて聞いたような反応しないで下さいませ!」
とショコラ?と言う人。あれ?知り合い?だとしたら終わったわ、この子との友情。え?友情なんて最初から存在しなかった?いや、友情ポイント0だったのが-32になったんだよ!
え?数字が微妙?気のせい気のせい。
え?友情ポイントなんて無い?気のせい気のせい。
え?0は無いのと同じ?気のせい気のせい。
え?気のせい気のせいが多い?気のせい気のせい。
え?どこかで聞いた?気のせい気のせい。
え?気のせい・・・・・・だよね?
え?つまんない?
「ごめんなさい!」
と私は口に出して謝った。
そして何か言いたそうなショコラ?を無視して先生に
「誰が特進クラスなんですか?」
と聞いた。先生は
「えっと、、、風音、りぃちゃん、香奈、恋歌(れんか)、ネオ、流布(るふ)。くらいじゃないか・・・・・・?」
といった。風音くらいしか知らないよ。チョコダ?は
「先生、あたくしも特進クラスですわ。」
と言った。私は
「仲良くしてね‼チョコダ。」
といった。チョコダ?は
「ショコラですわよ!仲良くはしませんわ!」
といった。あ、ショコラだったわ。
「ごめん、チゥラ。」
といった。
「ショ・コ・ラ、ですわ!」
とショコラ。あ、ショコラだったか。ハジメテキイタ~(嘘)。わざと間違えてること、気づいてるかなぁ。
「まぁ?先生に免じて許してあげますわ。」
とショコラ。上から目線なの腹立つ~(なんか・・・・・・情緒不安定?なのかな。さっきまで嘘吐いたりして楽しがってたのに何時の間にか怒ってるし。情緒不安定なんじゃないかな?)。
「失礼しました!」
と私は言って寮に向かって走った。
「あ、お待ちなさい!」
とショコラが言っていたのには気づかず。後、からかわれたこと怒ってたことも忘れていた。

誰も居ない

寮に帰って
「ただいま!」
といった。でも、誰もいなかった。
「風音?雅?ロア、志乃?」
と呼びかけてみても誰も居なかった。
「ロアはもう寮にいるって聞いたのに。」
と私。私は、一人寂しくその辺に置いてあった本を読み始めた。題名が
『魔法学園で起こった事件を皆で推理しよう』


1,
100年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
では、どうしてそんなことをしたのでしょうか。


答えは・・・・・・?私は期待してページをめくったが、そこに書いてあったのはまた問題だった。


2,
90年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、また三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
裏で何かが行われているような気がします・・・・・・。
さぁ、これで問題を造ってみなさい。


こ、怖い・・・・・・。というか投げやりになってる、最後らへん!次の問題は・・・・・・?


3,
80年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、またまた三年生特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
いよいよ事態は深刻になって来ました。


え?深刻?なんで?


4、
70年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、またもや三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
どうします?


いや、どうしますって言われてもさぁ。


60年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、またまた三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
オチ、どうします?


どうしますっていわれても、ねぇ。


50年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、また三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
10年ごとにこの事件が起きています。
黒幕を教えてくださいません?


いや、わかるか!


40年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前、60年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
毎回同じ事件が起こることをわかってそろそろヤバいと思った校長は動き出しましたが、何の手がかりも見つかりいませんでした。校長はとりあえずで三年生の特進クラス制度を停止しました。


え?見つからなかったの?怖い・・・・・・。


30年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、また三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前、60年前、70年前に起こった事件と全く一緒の状態でした。
三年生の特進クラスはもう復活しました。
その優等生がどうやって人間を消したのは謎のままです。


謎のまま・・・・・・。なんか、燃えて来たぁ!解決してみたい!


20年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、またまた三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前、60年前、70年前、80年前に起こった事件と一緒の状態でした。でも、一つ違うことがありました。そこには予言の紙が置いてあったのです。被害者が書いた者みたいでした。
《十回、この出来事が起きると、魔法学園に大変なことが起きるだろう》


え⁉


10年前、魔法学園から人が消えるという事件が起こりました。
それも、人間界から来た人間だけ。まぁ、人間界以外からくる人間は居ないのですがね。
その犯人は、またまた三年生の特進クラスの優等生でした。
特進クラスの優等生は、そんなことするような人ではありませんでした。
この事件は、10年前、20年前、30年前、40年前、50年前、60年前、70年前、80年前、90年前に起こった事件と一緒の状態でした。
あと一回この出来事が起きると、魔法学園に大変なことが起きるのかもしれません。
次は、

「2024年」

にこの出来事が起きます。
お気をつけて・・・・・・。


来年じゃん!ヤバいじゃん!どうするの?
「先生たちが何か、対策をしていますy────────────────」
「さっきから一人で何ブツブツ言ってるの?」
と後ろから風音の声がした。
「風音⁉」
と私は後ろを向いた。
「風音だあ。どこに行ってたの?」
と私。風音は
「え?他の新入生に色々教えてたんだ。」
といった。私は
「風音~。」
と言って風音に抱き着いた。
「寂しかったよぉ。」
と私。風音は
「え、いや、どうした?」
と戸惑っている。私は風音から離れて
「皆は?」
と聞いた。風音は
「雅は先生のクラス分けの仕方についてイチャモンつけに行ってて、それにロアは着いて行ってて。志乃は・・・・・・知らんな。」
と言った。
「ここにいるけど?」
と志乃の声がした。志乃は私の隣に居た。
「え?どこから出て来たの⁉」
と私は大きな声で聞いた。
「え?窓。」
と言って志乃は窓を指差した。
「いや、どうやって?」
と私は言う。志乃は
「こうやって。」
と言って窓から出て行って中に入って来た。凄っ!
「何してたの?」
と私は聞いた。
「RPGゲーム部に居たよ。」
と志乃。風音は
「部活があるんだ。一日で部活見つけるのは流石としか言えないな。」
といった。普通の学校と一緒なのかな。と思っていたら、
「メイド部です!」「お嬢様部ですわ!」
と勧誘が早速来た。

メイド部とお嬢様部

「メイド部では家事と敬語が学べます。」
とロア。
「お嬢様部ではお嬢様ならではの振る舞いが出来るようになりますわ。」
と雅。ロアと雅はもう既に部活に入っているようだ。
「私は、、、良いかな。」
と私は遠慮した。
「遠慮しないで下さい!」
とロア。私は
「遠慮してなくてもやらなくていいかな。」
といった。
「ならお嬢様部にお入りなさい!」
と雅。
「えっと・・・・・・ごめんなさい。」
と私は言った。雅は
「本当に使えないわね!」
といった。
「私は道具じゃないもん!」
と私は怒っていった。雅は
「ソウイウイミジャナインダ(呆れすぎてカタカナが小っちゃくなってる)。」
と呆れて言った。雅とロアは帰っていった。
「風音は、何部?」
と私は聞いた。風音は
「私?部活には入ってないよ。」
といった。
「勉強優先、かなぁ。」
と私は聞いた。
「まあ、ね。」
と風音。私は
「発明部ってある?」
と聞いた。ノン姉、発明が得意だから私も得意になりたいんだぁ。
「え?発明は無いけど、研究部ってのがあるよ。研究部は発明してるから、発明部に行ったら?」
と風音は教えてくれた。
「行く!絶対行く!」
と私は言った。
「場所教えて!」
と私。
「連れて行ってあげようか?」
と風音は言ってくれた。
「お願い!」
と私は言って研究部に案内してくれた。

研究部にようこそ

ここが、研究部の部室・・・・・・?理科室じゃん!私はガラガラガラ(スライド式の扉)と扉を開けた。
「失礼しまーす。」
そこには、女の子が四人いた。

「ノン姉!?」
と思わず私は言ってしまった。
「え?私は、うるるだけど~。」
とノン姉にそっくりな人。
「私、りぃ。(一番右)」
「私、しぃ。(真ん中)」
「私、きぃ。」
「姉妹です!」
と三人。
「私、二年生(りぃ)。」
「私、五年生(しぃ)。」
「私、四年生(きぃ)。」
「私と、君ら(ネオと風音)、一緒。学年。(りぃ)」
と三人。
「私、ネオ。」
と私は言った。
「私、二年生?」
と私は風音を向いた。風音は
「ネオは二年生ね。りぃと一緒。で、なんでうつってるの、たどたどしい言葉遣い。」
と聞いた。
「え、うつってた?」
と私は聞き返した。
「うつってた。あ、私はこれで寮に帰るから。後、年上の人には敬語と、先輩をつけてね!」
と言って風音は逃げ出した。
「すいません、どんな発明してるんですか?」
と私は敬語で聞いた。
「こんなの、作ってる。」
と言ってきぃ先輩はポーションらしきものを渡してきた。
「_______!ゴクッ。」
と私はきぃ先輩のくれたポーションを飲んだ。熱かった。熱湯のように。
「・・・・・・おいひぃ。」
と私。意外に美味しかった。ただ、熱いというだけで。
「え。それ、毒。」
としぃ先輩。
「え?おいひぃんだけぢょ。」
と私は言った。まだ舌が熱くて、その上噛んでしまった。なんか毒って言われたの、トラウマになりそう・・・・・・。
「この毒は、喋り方、変になる、毒。」
ときぃ先輩。なんだ、良かったぁ。うるる先輩は
「五分で終わるよ~。あのさ、部活入ってくれない~?」
と勧誘してきた。
「うち、今、部員四人だから~、明日までにもう一人の部員が来ないと廃部になるんだよね~。」
とうるる先輩。
「ぢょればだいへんれすれ。(それは大変ですね)」
と私は噛みながら言った後思い出した。私、研究部に入るためにここに来てたんだったわ。
「ばいりみゃしゅ。(入ります)」
と私は言った。
「入部届にサインして~。」
とうるる先輩。私はサインした。

ネオ

「それじゃダメだよ~。名字も書かなきゃ~。」
とうるる先輩。私は名字を考えて書き直した。

印南(いんな)・ネオ

いんなをローマ字にしてみて!その後に、順番を入れ替えてみて!あ、一つNを消してね!
「誰と話してるの~?」
とうるる先輩。
「いえ、何も話していません。うるる先輩、なんかしょっちゅう伸ばしてません?」
と私。あ、ポーションの効果が切れた。良かった。うるる先輩は
「それならいいんだけど~、君、寮に帰らなくていいの~?そろそろ帰らないと~、寮の扉が~、閉まるよ~!伸ばすのは~癖だね~。」
と教えてくれた。~ばっかで読みにくくてすみません!うるる先輩の代わりに謝っておこう。
「え?あ、急ぐ急ぐ(敬語!タメ口はダメって言われてたのに)!」
と私は言って寮に行った。

寮(パート2)

私が寮に入ると、風音以外揃っていた。
「お帰り~。」
と志乃。
「遅かったですわね!わたくし、もうお風呂に入ってしまいましたわ。貴方が遅かったせいで!」
遅かったを二回言った雅。
「風音がお風呂から出たらお風呂に入って良いですよ。」00
とロア。志乃は
「あ、ドライヤーってどこ?」
とロアに聞いた。雅が代わりに
「ドライヤーはわたくしが持っておりますわ。」
と言って志乃にドライヤーを渡した。志乃が乾かし始めようとスイッチを押したとき、風音が来た。
「あ、ネオ、帰ってきてたんだ。」
と風音。私は
「まぁ。あ、お風呂入ってくるね。」
と言ってお風呂に入った。

~お風呂上り~
「ドライヤーまだ~?」
と私は聞いた。風音は
「てかネオ、自分で乾かせるの?」
と聞いてきた。
「馬鹿にしないでよ!それくらいできるし!・・・・・・やったことないけど。」
と私。雅は言った。
「あ、風音も言っていましたもんね。ネオ、人間界のお嬢様だって。まぁ?わたくしには足元にも及ばないですけどね。」
私は
「風音、髪の乾かし方教えてくれない?」
と風音に言った。風音は
「ドライヤー貸して!」
と言って私の髪を乾かしてくれた。
「教えてくれないの?」
と私。風音は
「今日は疲れたの。何時か、教えるね。」
といった。何時か程信用できないことはないよ。雅は言った。
「ネオ、紅茶をお入れしましょうか?」
「なんの?」
犬の目にも涙★トロピカル★ティーですわ。」
どんな紅茶⁉逆に気になって来た・・・・・・。
「あ、明日飲みたいです・・・・・・。」
「あ、この紅茶、人間には飲ませちゃダメでしたわ。代わりに鬼も歩けばモモに出会う★トロピカル★ティーを上げますわ、明日。」
といった後雅はベットにバフッと倒れこんだ。モモって桃太郎の事じゃ⁉鬼、倒されるんだろうなぁ。ご愁傷さまです。と言うか、
「ここ、ベットなの?布団だと思ってた・・・・・・。」
と私は正直な感想を伝えた。雅は
「何を言っているの?わたくしがベット会社の方にお話ししてベットを持ってきてもらっているのですわ。あ、皆の分もありましてよ。」
といった。え⁉風音は呆れたように雅を指差して
「この人(なんか他人の事言ってるみたい)、校長の許可取ってないんだよ。大丈夫なのか?」
といった。え?雅は
「何を言っているの?(二回目)去年に取ってありますわ。」
といった。あ、去年もベット使ってたんだ・・・・・・。風音は
「いや、校長が今年から変わったんだって!」
といった。、、、そうなんだ。雅は
「それもそうですわね。でも、理事長は変わってないですわ。」
といった。、、、そうなんだ。(二回目)風音は
「・・・・・・。それでいっか。」
と諦めた。雅は
「そう!それでいいのですわ!それで・・・・・・。ふぁ~。眠いですわねぇ。わたくしは寝ますわ。後は勝手にして下さいまし。」
と言って寝た。風音は
「ほんっと自己中よね。」
と言ってベットに寝転がった。あ、ベット使うんだ・・・・・・。ロアは
「それでは私も寝かせて頂きます。」
と言って寝た。
「志乃は寝ないの?」
と私は聞いた。志乃は
「私?今まだ、8時でしょ?私の寝る時間は11時だから。ネオは?」
といった。小学三年生で11時は遅くない?多分大人になったら寝ずに生きれると思うよ。
「私・・・・・・。私は、7時💤💤」
と言いながら私は寝てしまった。
「早っ。眠たかったんだ。おやすみ、ネオ。」
と志乃。

ネオの夢の中

1、ラーメン二杯を頼む風音~魔力増えんの⁉~
「風音?ラーメン二杯も頼むの?流石に太るよ~。」
と私は言った。風音は
「え~?知ってた?毎日昼食にラーメン二杯食べてると魔力が強くなるんだよ。」
とデタラメを言った。私は
「風音、毎日昼食にラーメン食べてるんだ・・・・・・。」
と言って────────────────

2、キャラ崩壊した雅~風音と仲いいの⁉~
「ねえねえ雅!」
と私。
「なぁに?ネオ”ちゃん”。”私”、今昼食にラーメン二杯(前の夢の事引きずっとる)食べてるん”だ”!」
と雅。(普段の雅じゃあり得ないなぁ・・・・・・)私は
「ラーメン二杯?風音も食べてたよ。仲いいなぁ。」
といった。雅は
「”そうそう”!私-*風音”ちゃん”、”仲いい”の(風音と雅は犬猿の仲です)!あ、”もちろん”ネオも仲いい”よ”。」
と言────────────────

3、幼児化した志乃とロア~仲良すぎん⁉~
「志乃!ロア!二人とも、喧嘩しちゃダメでしょ!」
と私。志乃とロアは幼稚園児のサイズになっていた。志乃は
「喧嘩してない。ロアが私のゲームカセット盗っただけ。」
と言った。ロアは
「喧嘩してない。志乃が私のメイド服十三着盗っただけ。」
といった。十三着もロア、メイド服持ってるの⁉
「二人とも返したら?」
と私が言うと、志乃とロアは
「「断じて嫌だな‼」」
と自慢げ(なんで?)に言った。私は
「どこにそれ、置いてるの?」
とさりげなく聞いた。志乃とロアは
「「盗ってないもん‼」」
といった。志乃とロアは
「「ロア(志乃)が、嘘吐いたの!」
といった。志乃とロアは
「「真似しないでよ!」」
といった。
「とことん仲いいね、あんたら。風音と雅みたい。」
と私は言った。
「「よくない!」」
と志乃とロア。私は
「良いでしょ!」
と言っ────────────────

日曜日、寝言の五月蠅いネオ(風音視点)

「風音?ラーメン二杯も食べるの⁉流石に太るよ~。」
「ねえねえ雅!え?ラーメン二杯?風音も食べてたよ。仲いいなぁ。」
「志乃!ロア!二人とも、喧嘩しちゃダメでしょ!とことん仲いいね、あんたら。風音と雅みたい。」
一体どんな夢見てるんだ?と言うか今、朝の五時だよな・・・・・・。
「なんで志乃はゲーム機を持って座ってるんだ?寝てるし。」
雅が起きて来た。
「あら?おはようございます、庶民の風音。」
と雅は嫌味たっぷりに言った。私は
「言っておくけど、私だって好きで庶民になってるわけじゃないから!」
といった。雅は
「あ、庶民じゃなくて庶民の一個下でしたわね。」
といった。いや?私、庶民だわ。
「わたくしをたたえなさい。」
といった。嫌だね。断じて。だ・ん・じ・て・い・や・だ・ね★二回言う程い・や・だ・ね★強調するくらいい・や・だ・ね★あ、良いこと思いついた~!
「アァ、ミヤビサマー。ミヤビサマハ大馬鹿様death(です)ゥ。」
と私。
「その調子ですわ!もっとわたくしを褒めなさい。」
と雅。え?大馬鹿様は馬鹿ってことなんだけど。流石馬鹿!自分に言われたことの意味を分かっていない!この調子で!

「はっきりしていらして、自信がおありでおっとりしていらっしゃる。悪意はおありにならないのでしょうけど、お気だてに難がおありでわたくしとはいまひとつそりが合いません。お派手なご趣味でいらして、のんびりしていらっしゃる、お人はよろしいのですけれど・・・・・・。少し、お馬鹿様?というか・・・・・・。」
と私は言った。本当の事だから棒読みじゃないよ!
「なんか微妙にディスっておりませんの⁉」
と驚いたように雅。私は
「いえいえ。」
と笑いをこらえながら言った。結局こらえきれなかった。www
「笑っているのは嘘の証拠でしてよ!お馬鹿様で悪かったですわね!」
と雅は言った。
「先に意地悪したのは雅だよ?」
と私は言った。雅は
「堕ちた方には言われたくないですわね。」
といった。堕ちた・・・・・・。そっか、私、堕ちたんだ。だからわざわざ成績優秀者になったんだ。
「おはようございます、雅様、風音さん。」
とロアが起きて来た。雅は
「あ、ロア。特別美味しい鬼も歩けばモモに出会う★トロピカル★ティーをネオに入れてくださる?ネオが起きたらで。」
といった。私は
「あんた、ネオの事、なんだかんだ言って気に入ってるよね。」
と言った。雅は
「はっ?ネオなんか、気に入ってると言えるわけではないとも言い切れないですが。」
といった。結局どっち?そこへロアが
「そんなこと言うとネオの事、風音さんも気に入っているのでは?(何年も一緒に居る私は気に入られたこと無いのに・・・・・・。ズルいな。)」
と言うから事態がややこしくなった。
「わたくしのネオを盗るつもりなのですか?」
と雅。
「あんたのネオじゃないでしょ!」
と私。
「いえ、私のネオです!」
とロアがノって来た。雅は
「眠いですわね。」
と突然話題を変えた。私は
「寝たら?」
といった。雅は
「そうさせて頂きます。」
と言ってソファに寝転がった。
「スースー。」
もう寝たんだ。早いな。

・・・・・・なんか天使の寝顔みたい。

””ポコン””

「いてっ。何をするんですの⁉」
と雅。私は
「なんか、無性に雅の頭を叩きたくなった。」
といった。そして、
「良い音するね。」
といった。
「スースー。」
あ、また寝た。

・・・・・・なんか天使の寝顔みたい。

””ポコッ””

「いてっ。何をするんですの⁉」
と雅。私は
「なんか、無性に雅の頭を叩きたくなった。」
といった。そして、
「良い音するね。」
といった。
「スースー。」
あ、また寝た。

(このくだりを後45回ほど繰り返して。)
「おはよ。」

ネオが起きた。

小見出しの通り、ネオが起きた。風音は
「あ、おはよう、ネオ。」
といった。私(ネオ視点です)は
「起きるの早いね。」
といった。風音は
「テンション低いな。」
と言った。
「そう?ちょっと眠いだけ。」
と私。
「今何時だと思ってるんだ?」
と風音は言う。私は
「え?」
と聞き返す。風音は
「今、11時だぞ?」
といった。
「へ~。」
と私。志乃は
「遅いね。睡眠時間長いね。」
といった。
「何時もと一緒だよ?何時も7時に寝て、10時に起きるよ?」
と私は言った。
「1時間遅いよ?」
と志乃は鋭く言った。
「昨日8時に寝ちゃったから・・・・・・。」
と私は言った。1時間も寝る時間が減るなんて考えられない!
「いや、15時間今日寝たでしょ?別に14時間でも結構寝てると思うんだけど。どうやって学校行ってたの?」
と風音は呆れたように言った。私は
「え?学校って絶対行かなきゃダメなの?」
と聞いた。風音は
「どうやって勉強するんだ?」
と逆に聞いてきた。私は
「自分で?」
と疑問気に言った。風音は
「天才おったわ。」
と志乃を見た。
「私も行ってないけど?」
と志乃はゲーム機から顔を上げずに言った。私は
「それが普通だもんね?別にいかなくても、いいもんね。」
といった。雅は
「それは間違いですわ!」
といった。風音はキラキラした目で
「雅ならわかってくれると思った!」
と雅を向いた。雅は
「勉強なんてしなくていいのですわ。」
といった。風音は固まった。石像になった。ほっておこ~。そしたら化石になるかな?何円で売れるだろう(最低)。そこへロアがやってきて
「あの、勉強はやっといた方が良いかと・・・・・・。」
と雅に言った。ってことは、私は勉強やってるから学校行かなくて大丈夫だよね?志乃も勉強やってるだろうし。・・・・・・今の志乃を見てるとやってない気がする。
「志乃は勉強やってる?」
と私は一応聞いておいた。志乃は
「してないね!」
と自慢げに言った。自慢げに言う事なのかな?
「夢とかは?」
とロアが横から聞いた。志乃は少し考えた後、
「プロゲーマー?かなぁ。」
といった。プロゲーマー!
「あ、なら今から一緒にゲームしない?」
と私は誘った。そこへ固まっていた風音が
「ゲームはここ(魔法学園の寮)で禁じられてるんだ。今すぐ隠しな。」
といった。雅は
「何時までそんなこと言っておりますの。そんなのわたくしがとうの昔に許可をとっておりましてよ。」
といった。風音は
「昔って何時?」
と聞いた。すっかり酸が当たったようで(酸で石像が溶けるんやんな?)。雅は
「もちろん、今日の朝ですわ!」
ときっぱりと言った。・・・・・・ごめん、昔の感覚がわかんなくなったわ。風音は
「昔って言えるのか?」
といった。雅は
「えぇ。あ、ロア?鬼も歩けばモモに出会う★トロピカル★ティーを入れてくださる?」
といった。そういえば昨日、私が飲むって言ったんだった。
鬼も歩けばモモに出会う★トロピカル★ティーをどうぞ。」
とロアは言って私に鬼も歩けばモモに出会う★トロピカル★ティーを渡してきた。
「___!ゴクッ。」
私は飲んだ。
「何この味・・・・・・。」















「めっちゃ美味しいんだけど~!」

雅はホッとしたように胸をなでおろした。雅は
「この紅茶はですね、桃太郎と鬼をモチーフにして作られているのですわ。」
といった。
見た目が小っちゃくて可愛い桃太郎と小っちゃくて可愛い、金棒を持った鬼が鬼ヶ島の近くの海でゆったりしてる感じだもんね。でも、桃太郎は鬼に弓矢を向けてるし、鬼は金棒を今にも振り回しそうだし、戦ってる最中なんじゃない?志乃は
「材料は?危ない物とかじゃないの?」
と聞いた。確かに!こんなに美味しいのはおかしいような気がする。毒だよ(研究部の事引きずってる)、なんていわないでね?
「毒だよ?」
私は顔が真っ青になっていくことを自分でも感じた。風音は
「大丈夫か?顔、真っ青だけど?」
と聞いてくれた。私はパクパク口を動かした。その様子を見たロアは焦ったように
「雅様の言ったことは冗談です、毒は入っていません。」
といった。私は
「じゃ、じゃあ何が入ってるの?」
と恐る恐る聞いた。雅は
「そうねぇ。普通に桃太郎の人肉とかかしら?」
といった。ふ、普通に⁉トラウマになりそう。人肉はダメでしょ!
「雅、ふざけるのはいい加減にして。入ってるのは人参と大根だけだよ。あ、モモと鬼の首も入ってるけど。」
首~!ロアは
「風音さんもふざけてません?入っているのは鬼の血だけですよ。」
といった。血ッ⁉雅は
「ロアだってふざけているじゃない。入っているのは鬼の頭を細かく砕いて出て来た脳細胞よ。」
といった。なんか詳しすぎて逆に気持ち悪いんだけど。誰を信じたらいいの?
「・・・・・・人参と大根と、後モモとリンゴ。最後に塩を加えてるね。」
と志乃が言った。⁉私と風音と雅の視線が志乃に集まった。
「ホントッ?」
「なんでわかる⁉」
「なんでですの?なんで、バレたんですの?」
「紅茶、入れたの美味しかったですか?」
と私達4人の声が重なった。志乃は
「美味しかったです。」
とロアにしか答えなかった。風音はハッとしたように言った。
「私、こんな下らないことしてる暇ないんだった!明日の予習しなきゃ!」
そして、机に向かって行った。雅も同じくハッとしたように言った。
「今日は、お嬢様部の集まりがあったのですわ!行ってきますわね。」
そして、寮を出て行った。ロアは
「待ってください!」
と言って雅を追いかけて行った。残った私と志乃は顔を見合わせた。沈黙。
「・・・・・・どうする?」
私は沈黙を破った。そしたら俯いて勉強していた風音が
「あ、予習の範囲と予習の手伝いしようか?」
と言ってくれた。
「お願いっ!」
と私はとりあえず言った。志乃は
「いや、一人プレイのゲーム、終わらそうかな。RPGゲーム部で話題に上りそうだし。」
といってゲーム機を触り始めた。

風音の予習

「まず、入学したての子が困るのは、魔力の無さなんだけど、人間界からきた新入生は魔力があるから・・・・・・。だから、呪文だけ覚えよっか。」
と風音。私は教科書を見せてもらった。私にはまだ、教科書配られてないからね。

Lv1、初心者向け
喜びの魔法
呪文:パイルッタケ・ジョイ!
怒りの魔法
呪文:パイルッタケ・アンガー
哀しみの魔法
呪文:パイルッタケ・サドネス
楽しみの魔法
呪文:パイルッタケ・ファン

魔法学園 呪文教科書

唱えてみよ~。私は風音を向いて哀しみの魔法をかけようとした。風音は何か言おうとしていたが、私には察せず、呪文を唱えてしまった。
「パイルッタケ・サドネス。」
サドネスのスを噛んだ。痛い。痛い。グスッ。ワーン(泣いている)。
あれ?私、こんなにメンタル弱かったっけ?風音は
「声に出さずに心で唱えたり書いたりして覚えるの。魔法を使うのは今度から、授業の時だけにしてね。」
といった。は~い。私と風音は無言で呪文を書き写した。

・ ・ ・ ・ ・ ・

終わった~。全部、三十回くらい書き写した。私は風音を盗み見た。
「なにそれ!」
風音の文字は読めなかった。魔界の単語なのかな。風音は集中していて気づいてないようだ。ん?これなら悪戯してもバレないんじゃ?私は志乃を見た。志乃は私と風音が予習を始めた時と全く同じ体制でゲームをしていた。よく疲れないな。そして、私の熱烈な(?)視線に気づき、志乃はこっちを向いた。
「どうした?」
私は困った。なんも考えてない!私がとっさに口にしたのは
「風音、集中してるから悪戯してもバレないかな~って。」
だった。風音の耳がピクリと動いた。気がした。

””コンコン””

誰だろ。私と風音はドアに駆け寄った。
「あ、えっと。誰だっけ。」
と私は入って来た人に言った。
「ショコラですわよ!全く、のんびりしていらっしゃる、お人はよろしいのですけれどねぇ。」

と言った。
「のんびりしてる?あんまり言われたことないなぁ。と言うか、頭の回転が速いの方が言われるけどね。」
と私はにこにこしていった。ショコラは
「な、何ですって⁉」
と心底驚いたようだ。私は
「失礼すぎ!というか、のんびりしていらっしゃる、お人はよろしいのですけれどねぇ。って馬鹿って言いたいんでしょ?私、一応お嬢様だからね!さっきの「な、なんですって⁉」も遠回しに馬鹿って言いに来てるし。」
といった。ショコラは
「だって事実なのですし・・・・・・。」
と俯いた。続けて、
「仕方ないですわ!」
と元気よく言った。さっきまでの温度差!ノン姉、助けてよ~。ショコラは
「そうですわ!あたくし、貴方に言う事がありまして。」
と言った。私は
「ん?あ、ショコラは緑の寮の住人って話?」
と聞いた。絶対そうでしょ!
「そうですわ・・・・・・。違いますわよ!何で知っているのです?まさかストーカー?絶対に許しませんわよ!キアウ家はストーカーには屈しないのですわ!」
とショコラは何故か怒ってまくしたてた。私は
「誤解だよ?」
と首をかしげて言った。ショコラは
「貴方に良いお知らせを持ってきてあげましたの。」
と不気味にニコッと笑って言った。
「あたくし、研究部を・・・・・・。潰しますわ!
え✖54回。
え?数字が微妙?気のせい気のせい。
え?めんどくさがりすぎない?気のせい気のせい。
え?気のせい気のせいが多い?気のせい気のせい。
え?この流れ三回目?気のせい気のせい。
え?つまんない?
「ごめんなさい!」
と私は思わず言った。ショコラは
「なんですの、急に謝って。まぁ、貴女が謝っても研究部は潰しますがね。」
と言った。私は頭の中がハテナで埋め尽くされた。
え?反応が遅い?気のせい気のせい。
え?もう終われ?わかったわかった。
「だから、研究部を廃部にするのですわ。」
とショコラは言った。
「あ~!そういう事ね。」
と私は納得した。ショコラは
「なんで難しい方の言葉に反応するのです?そして納得しないで欲しいのですわ。」
といった。
「ごめん・・・・・・なさい?」
と私はめっちゃ疑問気に言ってやった。なんでそんなに覚えにくい名前してるの?と言う怒りを込めながら。ショコラは
「はぁ。貴方と話すのは疲れますわね。一つ、忠告の様な物です。
 雅と仲良くするならあたくしには関わらないで頂戴。
それだけですわ。」
といった。⁉皆仲良くがモットーの私には困る忠告だぁ。風音が顔を上げ、
「ショコラ、止めろ。」
といった。え?風音は今までで見たことのない厳しい表情をしていた。
「雅に敵対心を持つのはわかる。でも、ニナを巻き込むな。ニナはな、そういう話が通じないほど馬鹿正直なんだ。」
と風音は言った。私は
「風音・・・・・・。」
と感動した。私は続けて、
「あんだけ仲悪そうだったのに、雅の事、心配してたんだ。」
といった。風音とショコラは、は?と言いたげな表情になった。
「大丈夫だよ、風音。雅には言わないから。」
と私は言った。風音ってツンデレだったんだね♪
「「あ?」」
と風音とショコラは息が合った。
「二人、仲良かったんだ~。」
と私は言った。二人はまたしても
「「あ?」」
と息が合った。
「ホントに仲いいね、それ、よそでやんない?」
と私は言った。正直言って玄関で立たれるのは迷惑だし。
「「誰のせいだと思ってんの⁉」」
と二人。私は
「さ、どっか行って!」
といった。ショコラは
「いいですわ。とにかくわたくしは、何がどうであれ、研究部をつぶしますわ!」
といった。あれ?怒らせちゃった感じ?
「この子、心配だわ。鈍感すぎて。」
と風音は言った。
「鈍感って何⁉私、鈍感じゃない!結構敏感!」
と私は言った。
「意味わかってるじゃん!敏感って言葉知ってるんでしょ?」
と風音は大声を出した。
「あの~、ネオ?」
と後ろから志乃の声。
「あんた、★マジカル★リードパー★スペシャル★の会社の社長の娘の従妹なんでしょ?これ、どういうことか説明してくれない?」
そう言って志乃がゲーム機を見せた。

エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ
エラーだよ★ドンマ~イ

・・・・・・?
「ごめん、それはわかんない。」
ほんとに知らないんだが?そもそも、★マジカル★リードパー★スペシャル★の会社の社長の娘の従妹って会社と全く関係ない!まぁ、時々造るのに手
伝うけど!

五分後・・・・・・

「治った!」
と志乃は大声を出した。そしてその後むせた。
「大声出すこと少なくて。うぅ、気分悪くなってきた。寝室で寝転んでおくわ。」
と志乃は言って寝室へ向かった。
「で?」
と私は風音とショコラの方を向いた。
「あれ?ショコラはどこ行った?」
と私は聞いた。風音は
「知らない。と言うか、あんた何したの?まぁ、研究部潰すとか絶対うるる先輩が許すはずないから研究部は安泰だけど。」
といった。私は
「あのさ、風音も研究部、入らない?」
と勢いよく言った。風音は驚いたようだが、
「私は勉強優先だから、ごめん。」
と俯いて言った。私はがっかりした。

””コンコン””

あ、またお客さんだ。私はソファにちょこんと座って
「は~い!」
と返事をした。
「えっ、うるる先輩?」
と私。うるる先輩だった。
「せいか~い。でも、もう一人いるよ~。」
とめっちゃ楽しそうに言った。
「誰、ですか?」
と私は言った。もう一人の先輩は俯いて何かをつぶやいた。
そして、自分の頬をパチッと両手でたたき、
「私は萌葉!」
といった。萌葉。
「可愛い名前!上の名前は?」
私は思わずそう聞いてしまった。この世界で上の名前─────────────名字を言った人なんていないから。ないのかもしれない。名字と言う概念が。「紫雨。」
し、ぐ、れ?紫雨萌葉。良い名前だぁ。
「よろしくね、ニ────────────────ネオ。」
と萌葉先輩。

萌葉

「二?」
と私は聞いた。
「何でもないよ。萌ちゃん先輩とでも呼んでくれたらいいな。」
とはぐらかすように萌ちゃん先輩。
「どっかーん!楓だよ~!」
いきなり何?楓?誰?


「あ、かえちゃん。待っててって言ったじゃん。あ、紹介するね。こちら、私の心友の(親友の)楓。」
と萌ちゃん先輩は楓先輩にニコッとしていった。楓先輩は
「ども、楓、で~す!」
といった。凄い元気だな。
「それでかえちゃん、どうしたの?」
と萌ちゃん先輩は言った。楓先輩は
「実はさ~あ?緑の寮の管理人のトユ先生が緑の寮の扉をそろそろ閉めるって言ってたから呼びに来たの。全く、トユ先生はせっかちなんだから。」
と愚痴を漏らした。
「じゃね、二ネオ。」
と言って萌ちゃん先輩は出て行った。二ネオって誰⁉
「じゃ、予習の続きするぞ~!」
え?まだ予習するの?風音。
私はこの後、三時間ぐらい予習することになった。

end


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