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LINEWORKSでつながる実習生の可能性

こんな人に読んでもらいたい
1.LINEWORKS導入済み+実習生採用している施設
2.実習生を採用している介護施設
3.今後、情報共有を検討している介護施設
4.LINEWORKSを導入済み介護施設

これは秋田県の田舎町の介護施設がみんなで進める情報共有を書いたものです。商品の詳細、説明などはお手数ですが「LINE WORKS」を検索して下さい。

RPGをする時、はじまりの村にいる主人公は「レベル1」なのは当たり前ですよね。もしそれが最初の時点で「レベル10」からスタートできるとしたらどうでしょうか?加えて「武器」や「魔法」を少しだけ手に入れていたらどうでしょうか?素手→木の棒→こん棒→銅の剣の方が敵を倒しやすく布の服→皮の鎧、盾、帽子があれば敵から身を守ることもできます。メラ(初級火魔法)も覚えておけば敵を倒しやすくなります。

これを介護業界の「技能実習生」に例えてみると、はじまりの村=日本に来て入った施設時の状態を「レベル1」。配属される施設にどんな利用者がいるのか、職員がいるのかがわからない状態。武器とは「情報」であり魔法とは「ノウハウ」だと仮定して入社1日目の実習生は当然、情報とノウハウもない。実習生:「ここから私の冒険が始まるんだ!」・・・結構ですが、事前に利用者、働く職員の情報=武器があり、「こういう方法があります」「こういう時はこうしてます」と対処方法(ノウハウ)=魔法を先輩職員から享受してもらった状態「レベル10」であれば施設で起こる課題に対して早い段階で解決・成長することができる。早く成長することは本人も嬉しく、会社にとっても嬉しいことです。

入社初日に言われる「今日からここがみんなの職場だよ。まずは顔と名前を覚えることから始めよう」を事前にLINEWORKSで共有しておいて迎える入社初日は多分、景色が少し違います。「あ、LINEWORKSで見たことある人だ。たしか○○さんですか。初めまして私はサトウです」と見たことある人に声をかけることができる。これはとても大きな強みです。

仕事はレベル10からはじめよう

共有方法はどうするか…私の中ではLINEWORKS一択なのですが「これがもし、LINEWORKS以外だったら」と考えた場合を試しに書いてみます。例えば紙:これは大変ですね。確認に日にちがかかり過ぎてやりとりが非常に遅い。次にメール:紙に比べて格段と速度はあがりますが「文字」でのやりとりが主。今の世代の子たちは慣れていない。LINE:「文字」での入力の他に写真・動画・音声での入力可能で世代的にも合っている…が、仕事上のやりとりを考えるとLINEのように「誰とでもつながれる」ではなく「会社が管理できる」LINEWORKSが最適ではないでしょうか。※詳しく「LINEWORKS」を検索。

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オンライン環境があれば、国内外を問わない。
情報は国を超えあなたの手元まで共有してくれます。
情報を実習生が事前に持っているとどうなるか?
例えるなら「速く走る術」がわかり「たくさん物を運べる方法」がわかる。
サンダルよりランニングシューズの方が速く走れ、
素手よりザルがあればたくさんの物を運べる。

これは当たり前だけど、それは知らないうちに
「情報」が自分の中に入ってきた結果です。

「利用者の顔と名前」を事前に覚えることによって関係性を速く結ぶことができ、「利用者の様子を画像・動画」で共有することによって
介助や声かけを手探りの状態から(レベル1)から、ちょっとだけ知っている実践(レベル3)からスタートすることができる。

LINEWORKSは事前共有で最高の剣になる

LINEWORKSは「文字」での入力の他に写真・動画・音声に加えノート、ホーム、カレンダー、アンケート、など多様な機能があり私たち介護施設の業務を大いに助けてくれています。弊社では昨年6月に導入し現在は1期生3名を含む当施設20名+他系列施設30名の計50名前後で活用し業務改善をすることができました。


では実習生へ、私たち(受け入れ施設)がなにをすればいいのか
LINEWORKSを最高の剣にするには・・・
それは「情報をわかりやすく提供すること」
わかりやすくというのが大事です。例えばこちらの事例↓

お疲れ様です!
昨日の業務改善会議で出た、井上様のリネンの敷き方ですが
ベッドの真ん中に防水を敷きその上にベッド全体を覆える防水を
最後にその上に防水2枚並べるという形で1週間お試しお願いいたします!

どうでしょうか?理解できますか?ちなみにこれを口頭で話した会議ではみんながみんなちょっと違った検討違いをしていました。
→文章+漢字=わかりずらい△
1期性の実習生に「わかった?」と聞くと「わからない」と即答でした。

ではLINEWORKS上でこのように直したらどうでしょう。
昨日の業務改善会議で出た、井上様のリネンの敷き方について
①ベッドの真ん中に防水
②その上にベッド全体を覆える防水
③その上に防水2枚並べる
という形で1週間お試しお願いいたします!

①ベッドのまんなかに青いの

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②おおきな青いの

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③その上にあおいの2枚

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写真+カンタンな補足=見やすい◎
1期性の実習生に同じよう「わかった?」と聞くと「わかった。わかりやすい」と返事が返ってきました(よかった〜)

全世界で共有なもの、それは「文字」ではなく「目」です。
「言語」では伝えきれないことも目で伝えることはできます。実習生はある程度、日本語の理解はありますが細かい意味までは…難しい。「口頭 < 視覚」の方が伝わりやすい。LINEWORKSではそれがカンタンにできます。写真をとって貼るだけです。

攻略本をデザインしよう

実習生が1日でも速く仕事を覚え、みんなと変わりない仕事ができ
自分たちのやりたいことができるところまで最速でできる攻略本を考える。それが私たち受け入れ施設の成すべきことだと私は思います。


ここからは弊社で実際に行っている事例を共有します。

「実習生をLINEWORKSへ繋ぎ入国前に事前共有」
目的:実習生の1人立ちの促進
手段:LINEWORKSを活用し事前共有

①会社への企画提案
②社外実習生担当への企画提案
③グループ作成 
④実習生導入
⑤テスト
⑥実践

ひとつずつ説明
①会社への企画提案
→社長兼施設長、介護事業総括責任者、当施設管理者へLINEWORKSノートを使用し企画提案、快諾をもらう。
②社外実習生担当への企画提案
→実習生担当者へ主旨説明し快諾をもらう。その後担当者のLINEを教えてもらいLINEWORKSへ連結。実習生担当+社長兼施設長+介護事業総括責任者+井上(LINEWORKS担当者)+弊社実習生担当の5名でグループを作成
③グループ作成
→上記グループ(実習生×あきた創生マネジメント)作成後、今後の活動内容・計画・担当を共有。2期生への周知・LINEID獲得(担当:○○)LINEIDからLINEWORKSへ連結(担当:井上)など

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グループ作成

LINEWORKSでつながる実習生の可能性資料

LINEWORKSグループにて主旨説明・今後の動きを共有

④実習生導入
→実習生担当者より2期生3名へLINEの取得、取得後にIDの共有。井上(LINEWORKS担当者)より管理者権限を使いLINEWORKSへ連結しグループ(2期生×あきた創生マネジメント)を作成 

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⑤テスト
→2期生×あきた創生マネジメント内で実習生が見れているか確認、スタンプを押し合う、動画を流すなどを行い運転確認をする。

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⑥実践(4/19より実施)
→利用者、職員インタビューを担当を決め(当施設では1期生が担います)2期生×あきた創生マネジメントへ投稿し「事前共有」開始。

実施時点での課題、起こりうる課題、上記に対しての対応方法

1)経営層からの理解・快諾
2)社外実習生担当の理解・快諾
3)実習生のLINE取得
4)実習生のLINEWORKS取得
5)実習生LINEWORKSの使用

1)以外はオンラインでのやりとりになりカギになるのは「社外実習担当者」です。ここが理解があるかつ柔軟に対応(実習生への説明を密に細やかにフォローしてくれるか)で進み具合が違ってきます。実習生のLINE、LINEWORKSの取得・説明は担当者が行った方がスムーズにいくかと思います(私たちだとインドネシア語がわからず日本語だけのやりとりになってしまうので)手前味噌ですが弊社の担当者さんはとても理解があり柔軟な方で助かっています。いつもありがとうございます。


感触はどう?
「とても良い」というのが正直な感想です。
2期生へのLINEWORKSとの連結、閲覧(反応)も問題なく行えています。ここから目的である「実習生の1人立ちの促進」としLINEWORKSを活用し事前共有を行なっていきます。

今後も進展あればnoteに書きます。

熱が入って書き過ぎました。ですが、私にとって
「技能実習生」「LINEWORKS」はそれほど大事な存在です。
1期生を見て思うことは彼女達はどこまでも
「純粋」で「真面目」で「個性」溢れる存在だということ。
教えたことは速く吸収しようと意思があり、
ワカラナイことはすぐに表情にでます(いい意味で!)
私たちを心配して「大丈夫」という言葉をたくさん使います。
こちらに対し気使ってワカラナイことを大丈夫という言葉で塗り固めます。
実習生にとっては「言葉」「単語」をひとつ覚えるのもすっごく大変です。
「名前」や「文章」なんて、とんでもなくハードルが高いはず…
ですが彼女達は私たちに吐露することはありません。

実習生の純粋、真面目な部分に寄り添いより負担なく、迅速に
1人の介護職員として育てるのが私たちの役目です。
1人前になった彼女達に「個性」を出してもらうことが
私たちの役目です。そのために使えるものは使い倒しましょう。

全ての実習生に攻略本を。担うのはLINEWORKSかもしれない。私は「実習生」、「LINEWORKS」を信じています。


最後の最後にこちらのnoteを読まれて「もっと聞きたい!」「これはどうするの?」という方はコメントもしくはその他SNSから連絡ください。私自身、自社だけでこの経験を独占するつもりはありません。上記にも書きましたが「全ての実習生を採用している施設がより良い実習生の育成になれば」という気持ちが強くあり、どんどん事例・課題を今後も共有していきます。

ありがとうございます! おいしいものを食べて、エネルギーにします!!