グループトレーニングは必要か
集団でトレーニングする際、もっとも意識することはなんでしょうか。
集団で走るスキルをつけたい、実戦的な負荷をかけたい、5時間を超えるロードワークの気を紛らわしたい、など様々なことがあると思います。
グループのスキルの高さは、走りやすさ、安全性、そして、より速いスピードを生み出します。
集団に混ざるということ
そういったグループに、スキルの低い選手がひとり混ざるとどうなるでしょう。
たったひとりのために、美しい隊列は崩れます。
寄せ集めのプロ選手にローテーションをやらせても綺麗な隊列が組めるのには、理由があります。
ひとつは、自分の力量を推し量れること。
もうひとつは、グループ全体を見渡す能力が高いことです。
相手は自分ではない
グループでローテーションしている場合、基本的には先頭を牽いた選手は疲れています。
その選手が隊列の最後尾にしがみつく前に、交代した選手がスピードを上げたらどうなるでしょうか。
牽き終わった選手はレストをとる間もなく最後尾がやってきて、しがみつくためにスプリントをせざるを得ないことは、容易に想像できることでしょう。
交代した選手は、牽き終わった選手が最後尾に着いたことを、目視ではなく感覚で覚え、先頭でペダルを踏み込むのです。
グループトレーニングで目指すこと
至極当たり前のことですが、グループトレーニングには相手がいます。
先に上げた意識以上に、相手の状態を鑑み、互いに思いやるということを忘れないことが、グループトレーニングの最終的な目標ではないでしょうか。
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