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いと

夢が叶いすぎている。


淡く期待したものの手放す覚悟でいた夢。

壮大に思い描いたものの途方もないと思っていた夢。

叶うまでの現実的なルートが思い描けない夢。

知っている常識から大きく外れると思っていた夢。

口に出すことも勝手に憚ってしまっていた夢。

そういうあらゆる夢が、叶いすぎている。



人前で自らの考えを日々伝えること。

頭の中にあるものを言葉として外界にもたらすこと。

そうしても受け入れてくれる人がいるということ。

開花させた才能を発揮すること。それで生活をすること。

好きな人とばかり関わっていること。

推しが私を友だちと呼んでくれること。

そんな人とビジネスパートナーになれたこと。

10年越しにちゃんと失恋できたこと。

そんな人と末永く友だちでいられること。

大切な人を大切にできる自分でいること。


夢が叶いすぎている。



それでもまだ望みたいことがたくさんある。

次から次に出てくる。

これを幸せと呼ぶのだと思う。胸がふるえる。



また会いたいな、また話したいな。良いもの作れそうだな。たくさんの人に喜んでもらえそうだな。


こんなふうに生きて良いんだな。

私は私の人生をけっこう好きかもしれない。

今年も楽しもうね。

またね。





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