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「どうせ私なんて」の始まりは、意外なところにあった

「自分が話題の中心じゃないから、面白くない!」
私は、そんなことを思っていたんだ、ということに、
あるセッションを受けて、気づいて、
恥ずかしさを通り越して、可笑しくなってしまった。

そんな幼稚な自分が、ずっと私の中にいたなんて!
恥ずかしすぎて、そんな気持ちは、なかったことにしていたのだと思う。

長らく、私が最初の子で、初孫で、大人たちの注目の的でいたのに、
妹が生まれ、いとこたちが生まれ、
大人たちの注目の的が、小さい子たちに移ってしまった時の、心の傷。

よくある話だよね、と、他人事のように思っていたけれど、
実はちゃんと、私の中にもあって、
しかも、自分でその感情をうまく処理できないまま、
本当はあるのに、蓋をして、なかったことにしていたから、
今まで、尾をひいてしまっていた。

「どうせ私なんて」という気持ちがあったのは、ここから来ていたんだ!
大人たちの関心が、小さな子たちに移ってしまった後に、感じた感情だったんだ!

どの人にも、かけがえのない価値があるのだから、「どうせ私なんて」と思わなくていい、と、自分を説得しようとしてきたけれど、
「実は、ここに根っこがあったんだ」、とわかった。

「そんなことを思っていたんだね」と、
ようやく、自分の正直な気持ちに気づけたら、
小さな子が泣き止むように、自分の気持ちも収まっていく感じがした。
「そうそう、そんなことがあったよね」と、一緒に笑える気持ちになれた。

格好つけていないで、自分の正直な気持ちを、ちゃんと感じられた方が、
ずっといい、と思った。


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