自分が、好きで得意なことを、長年磨いてきた人が、
それを自分の仕事にしていく姿は、とでも自然な流れに見える。

やらなければならない仕事を一生懸命してきたけれど、
自分が好きで得意なことって、何だろう？ と考えてしまう私のような人は、
そういう人たちの姿を見る度に、羨ましく思い、
”自分には、何もない” と思ってしまう。

自分が得意な力を使って仕事をしてきたけれど、
その仕事をずっと続けたいわけでもないんだよね。
もっと、面白いこと、ないかなあ。
私は、そんなことも、思っていた。

何があっても、ずっとやり続けたいこと、
ワクワクしながら、やってみたいこと、
それって、何だろう？　と、思っていた。

たぶん、私は、自分がこれまで知っている範囲の中で、
経験したことのある中で、探していたから、
わからなかったのではないか、と思う。

たぶん、私は、「そんなの、無理！」と思ってしまうことを、
本当はやってみたいけれど、
最初から「それは無理」と、自分で蓋をしてしまっていたから、
本当にやってみたいことが、わからなかったのではないか、と思う。

「私には、無理」を、正確に言うと、
「私には無理！ と思うけど、やってみたい！」なんじゃないかな。

失敗しない範囲のことをしているのは、飽きたのなら、
チャレンジすることを、自分に許しても、いいんじゃないかな。