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『大局を見る』ってどういうこと?


『このままで大丈夫かな〜。なんか不安だな。』


仕事や生活の中で、本当に大丈夫かどうか不安になる人は多いのではないだろうか。ぼくも実際不安なことは多々あった。しかし、仕事でプロジェクトマネジメントをし始めた時に、『その不安はなんなのか?』を明確に言語化できるようになった。そして、その不安は、おもしろい未来を作る糧にできた。

その不安を明確化する為に必要な考え方は『大局を見る』だ。もし今何かに不安やストレスを感じているのであれば、是非参考にしていただきたい。


大局を見るとは?

大局を見るとは、物事を広く且つ長期的な視点で捉えることをいう。人はとても単純だ。目の前で起きたことにすぐ飛びつきたくなってしまう。しかしそれをしてしまうと、本当にやるべきことを失ってしまい、自暴自棄になってしまう。それはもったいない。だからこそ、大局を見ることが人生において大切なことだ。


大局を見れるようになると、
とてもおもしろい世界が見えてくる

大局を見れるようになると、物事の判断がつきやすくなる。物事の判断がつきやすくなると、自分の意志が明確になり、クリエイティブな活動ができるようになる。

例えば、今の仕事を退職して新しいことを始めたいなと思った時に、自分の現状とやりたいことを照らし合わせて判断をする。もし自分のやりたいことが今までやってきたことと全く違う分野の場合、2020年までであれば能力がなくても比較的に転職しやすかったかもしれない。しかし今はコロナウイルスの影響で多くの企業が業績悪化により採用に難色を示している。一方でスキルのある人材は多くの会社が欲している。それは量より質を重視している傾向にあると推測できる。もしそうであれば、今すぐに職をやめてから転職活動をスタートしてしまうのはリスクがあるから、知り合いのお手伝いを無償でやらせてもらうなどの活動からスタートしてみるのが良いかもしれない。そこから足りないと感じたスキルを徐々に身につけていき、頃合いを図って転職に踏み切る。そうすれば、自分にとってもリスクが低い状態で効率よく学べ、企業にとっては教育コストをかけずに喜んで採用できる。これは世の中を広く捉えた上で、長期的な計画を元に行動した例で、まさしく『大局を見る』ということである。

つまり、大局を見れるようになると、やるべきことが明確になりよりワクワクした人生を送ることができるようになる。


大局を見るにはこの3つを意識する

①ゴールを考える

ゴールを決めておくと、目の前の現象に惑わされず、落ち着いて状況判断ができるようになる。例えば、将来農業に関わってもっと日本の食材を世界に届けられるようにしたいというようなゴールは素晴らしい。このようなゴールが決まっていれば、株式投資を始めようよといった勧誘にも、明確にNOを言えるようになるだろう。


②理想に対して現状の自分を評価する

次に、描いたゴールに対して現状の自分がどのような状態かを評価してあげる。例えば、『食を日本から世界に』という大義名分がある中で、日本語しか話せない。にもかかわらず、毎日友人と飲み歩いてしまっている。そんな状況に対して、自分の行動はゴールに対して意味のあることなのかを評価してあげる。そうすることで、『飲みの時間を減らして英語を勉強しよう』『外国の農業と日本の農業の違いをもっと知ろう』といった具体的なアクションにつながる。


③理想に対して世の中の状況を評価する

最後に。描いたゴールに対して世の中はどのような動きをしているのかを評価してあげる。例えば、コロナウイルスによって自然と関わる仕事への注目が集まり始めている。それは自分がゴールにしている農業の活性化には良いことだ。また農業は後継者不足によって伝統が引き継げないことも問題だ。一方で、世界を見てみると日本の食文化はとても評価されている。それは汗水垂らしてお米を作ってくれる方のおかげだ。そんな状況をもっと世界に広めていきたい。世界に広げるには英語でもっと世の中に訴求できる人が必要になる。実際に英語を扱うことは世界に対して信頼性にもつながるからやるべきだ。最終的には、英語が飛び交っているような農業が行えたら、日本の伝統をより面白く承継していけるのではないだろうか。といった明確な計画を立てることができるようになる。


あくまでも一例ではあるが、『大局を見る』ということは、より広い視野で長期的に物ごとを捉えて、やるべきことを明確にしていくことである。実際にその判断が合っているか間違っているかなど、未来の話で誰にもわからない。だからやってみる必要がある。やってみるという中の不安を解消するには、①〜③のポイントを押さえた上で、ぜひ行動に起こしてほしい。明確な意志は、人を巻き込み、思いもしないおもしろい出来事が待っているだろう。

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