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凡人なりに、『誰かのために』をしています。

ぼくは、あまり頭がよくないので、理論で話をされるととても困ってしまいます。ただ、その代わりに現場を理解することは誰よりも徹底しています。結果的に、少しずつですが意味のある仕事が出来るようになってきたかなと思います。

いま仕事で悩んでいたり、意見がうまく主張できなかったりする方がいれば、読んでみてください。ぼくが現場で涙を流しながら培った経験を赤裸々に書いています。

①自分の考えを持つ

ぼくは今会社員として働いています。2021/03で退職してしまいますが。ぼくは社内プロジェクトマネージャーとして現場のプロジェクトを推進する立場です。ITシステムから業務改善、営業現場までみることもあります。そんな立場でありながら、結構意見が対立することがあります。それは、自分の考えをもっているからです。

ーーー現場を意識する

ぼくは常に現場を意識するようにしています。全てのことは現場で起きるからです。実際に話があった例を用いてみます。あるタイミングで、営業成績があまり良くない時期がありました。それは改善しないといけません。そんなある日、『営業成績がよくないから営業の行動を徹底管理しよう』という意見が出ました。ぼくは真に受けませんでした。理由は様々ありますが、一番はまだ自分の目や耳で実感していないからです。どれだけ理論的な話をされようが、現場で話を聞くまでは信じません(だいぶひねくれ者ですね笑)。実際に現場でヒアリングをしてみると、『案件は出ているのにプレゼンで負けてしまう』とか『顧客が安い商品を求めていて、なかなか目線が合わない』と言った行動管理とは別の意見が出てくることもあります。

つまり、誰かが言ったことはその人の考えであり、自分の考えではありません。自分の意見は、自分が実感するからこそ生まれるものです。もし本当に変えたいという気持ちがあるなら、人の意見に左右されてしまう『8割』の人になるのではなく、リアルな情報から意味のある仕事ができる『2割』の人になった方が良いでしょう。

②考えの違いを認識する

複数の関係者がいると、意見が食い違うことがあります。『いや違う、こうだ。』『お前はわかっていない。』みたいないたちごっこの会話になってしまうこともあります。それではせっかく貴重な意見が台無しです。

ーーーなぜその意見に至ったのか

ぼくは、自分とは異なる意見がでたものに対しては、『何故そう思ったのか』を明確にするようにしています。聞いてみるといろいろな背景があったりします。例えば、今回の件と以前の経験が混ざって今の意見になっていることもあります。しっかり話を聞いてみると『なるほど』と思うことが多々あり、それは自分も経験したことがないから一つの意見としてリスペクトするようにしています。その上で、自分と意見が異なっている部分を明確にして、なぜこのズレが出ているのかを話し合うようにしています。

③考えをデザインする

一通り意見が出そろったところで、形にしていく作業が必要になります。ここで重要なのが『デザイン』です。最近デザイン思考という言葉をよく聞きますが、アートとは関係がありません。要は『考えを表現していくこと』をデザインと読んでいるんだと思います。

ーーーデザインの質は目的が9割決める

デザインを行う上で、最も重要なことは『なぜ』『誰に』『何を』といった目的を意識することです。目的を意識することによって、本質的な課題改善に繋がります。先ほどの営業成績改善の話を例に出してみます。現場ヒアリングを通じて出てきた課題は全て、『お客様のコメント』です。なので、このプロジェクトはお客様の悩みを解決するためのデザインを行っていく必要があります。

『お客様は安い商品を求める傾向にあります。背景には、生活の逼迫や貯金志向などの影響があるようです。なので、お客様が少しでも生活を豊かにできるような仕組みを整える必要があり、このプロジェクトではそれを実現します。』

もし営業成績が上がらないことが社員の行動のせいだと決めつけてしまっていたらどうなっていたでしょうか。『出退勤を管理するシステムを導入したけど、結局営業成績が上がってないし数百万円は無駄だったんじゃないか。』という枝葉の議論が会議室で繰り広げられていたことでしょう。

①現場を知って自分の意見を持つこと
②対立した意見は納得いくまで話を聞くこと
③目的を明確にしてデザインしていくこと。

もし、今人間関係で悩んでいたり、仕事が面白くないと感じている方は、ぜひこの3つを意識してみてください。

ーーー少しはワクワクしてきませんか。

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