見出し画像

リジェネラティブなモノづくり

どうも、Yusugeでございます。

先日参加したMASHING UPで個人的に刺さったテーマについて取り上げたいと思う。

本日のテーマは、リジェネラティブ(Regenerative)である。
リジェネラティブとは、生物学用語で再生産を意味し、マイナスの状態からゼロの状態というよりも、ゼロからプラスに転換するようなポジティブな意味合いを含んでいる。
今回はカーボンフットプリントを基軸にリジェネラティブなビジネスとは何かテーマが展開された。

すべてのブランドに共感を抱いたが、特にオーガニックなボディソープ等を取り扱うLUSHのブランドコミュニケーションが秀一であると感じた。
LUSHは創立当初からLUSHの信念を掲げており、2017年にある一文が追加された。

私たちは、誰もが世界を自由に行き来し、その自由を楽しむべきであると信じています。
(出典:LUSH HP)

この一文はワタリドリのように国境に捉われず、自然豊かな原材料を調達することをイメージしているそうだ。

また、ブランディングとしてサステナブルな取り組みを全面に押し出すというより、むしろ顧客にブランドを体感し参加してもらうことに注力しているとのことであった。
つまり、LUSHのブランドを体感した顧客が他の顧客へとブランドイメージを伝えるような設計である。
LUSHは信念を通して社内一人ひとりに対して自分ごとへと落とし込み、商品にサステナブルなストーリーをそっと添えている稀有なブランドである。

昨日、LUSHは一部SNS利用を停止するとの発表をしたことからも、LUSHの信念に基いた行動であることが窺える。

もしかしたら、LUSHのように声高々にサステナブルであることを謳わないことが本来の意味でのサステナブルなモノづくりであるのかもしれない。

それでは。

この記事が参加している募集

最近の学び

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?