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A☆TSU★I

タイトル通りで暑い以外の感想が出てこないので試しにタイトルを華やかにし、画像をその昔ハワイへ行ったときの青空にしてみたけれど、おそらく今鏡を見ると腐った目の男性が映ることは間違いない。夏場は腐りやすいというが、生モノではなく眼球のことだったようだ。

僕は暑さにも寒さにも弱い人間で、なんだったらメンタルも弱いため、生きてるだけでボコられていると言っても過言ではない。末端冷え性で冬場は指先がすぐちぎれそうな痛みを訴えかけるし、小学5年生の時に海で調子ぶっこいて遊んでいたらその晩肩から背中にかけて痛すぎてずっと涙が溢れて眠れず、翌朝ラジオ体操に迎えに来た友だちに日焼けがひどくて行けない旨を伝えている時には両腕にピンポン玉と同サイズの水ぶくれがそれぞれ一個ずつ精製されて三日間寝たきりになってしまうほどの肌の弱さの持ち主なのだ。友だちはその姿を見てまあまあドン引きしていた。それ以来海に行くときは法で義務づけられたかの如くTシャツを着用して行っている。ちなみに春は花粉症でスギとブタクサによって二回眼球を取り外して死ぬ程水洗いしたくなるので、まともに生活出来るのが4月の後半から5月の中旬までと6月と9月から11月の5ヶ月弱なのである。早めにコールドスリープの技術を確立してほしい。あと、眼球は着脱式にして欲しい。

とにかく暑さと寒さに弱い人間であるにもかかわらずなんの因果か富山という大地に生まれ育ってしまった。富山は盆地では無いもの地形故にほぼ盆地と同じ気候となっている。つまり、夏は暑く冬は雪が降り積もりまクリスティなのである。まじファックなのだ。正確にどのくらいのファック具合かを述べると夏は39℃まで上昇することがあり、冬は寝て起きたら50cm雪が積もっているというある意味では試される大地なのだ。ひえーつらたんだよー。

昨日は13時から仕事へ馳せ参じた。働き方改革の一環なのかは定かではないが、職場に暑さ指数計というものが設置されている。どういったものかというと、熱中症予防のための指標で、湿度と温度と放射熱によって温度が表示されるものでその数字が31℃(温度と同じ単位だけども気温と=の数字が表示されるわけではない)を超えると皮膚より外から吸収される熱の方が温度が高くなり熱中症に急激に近づくというものなのである。こうなると、激しい運動は禁止、年配の人であれば運動していなくても熱中症になる危険大となる。その指標が本日職場へ行くと32℃を超えて定期的にアラームが鳴り響いていた。

 

その音はなんだか夏の始まりを告げるセミの鳴き声まで電子化されたようで新時代の始まりを告げているようでもあった…。

 

嘘。全然趣きとか存在していない。ただアラームが鳴り響くだけで一切役に立っていない。なんの意味も為していなかった。せめてアラームが鳴り響くタイミングで、浴衣を着た女性が現れて一緒に線香花火をして「線香花火、落ちちゃったね…。もう夏も終わっちゃうけど最後に忘れられない思い出が欲しい…な…?」って突然目を瞑りだす、くらいのことはやってくれないと。それくらいやってくれるなら暑くても許せるし、何だったらもっと暑くなって欲しい気持ちを歌にしていくのに。シーズンインザサンってタイトルで。太陽の季節を止めないで、みたいなことを歌い上げるのに。あなたは私の夢です、みたいなことを歌い上げるのに。デッキチェアまどろむアフタヌーりたいのに。

 

結論としては、今週土曜日まで6日間仕事で初日から完全に心が折れている。初日からというか、仕事開始5分で。

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