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アーユルヴェーダ、マクロビオティック、中医学などをトータルで7年ほど学校や教室に通い、…

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アーユルヴェーダ、マクロビオティック、中医学などをトータルで7年ほど学校や教室に通い、同時に自分のカラダで実際試しながら得た、私なりの考えや情報をシェアしていきます。ご興味ある方どうぞお付き合いください。

最近の記事

素材が活きる調理の基本

旬の季節の野菜をそれぞれ4つの季節に分けてご紹介してきましたが 今日はそれら野菜などを含め素材が活きる調理法をシェアします。 蒸す ・蒸し器に入れて軽く塩をふり蓋をする。 ・蒸し器のお湯が沸騰してから素材を入れること。 ・お湯が途中で足りなくなった時は別にお湯を沸かし、熱湯を注ぐこと。 ・湯気の水蒸気が素材に垂れるのを防ぐために布巾をかぶせる。 *水蒸気で加熱する調理法です。栄養を失わず、形も崩れにくいため素材そのものを活かして食べることができます。 *途中で味付けができな

    • 冬が旬の野菜

      冬の野菜には根菜類や葉野菜が多く、食物繊維、ビタミンCが豊富なものが増えてきます。 特に、土に霜柱が立ち始めるくらいの寒さになってくると、白菜、小松菜、ほうれん草、ねぎといった葉野菜は糖分を増やし、甘みが増します。 また、根菜類は寒い冬の時期に体を温めるという作用があります。 では、12月から2月に出回る野菜をご紹介します。 実もの野菜 この時期はなし 根もの野菜 かぶ(〜12) ごぼう(〜1) 冬大根(11月〜) 山芋(10月〜) れんこん(11月〜) 葉もの野菜

      • 秋が旬の野菜

        秋には栄養豊富な果物、穀物、芋類なども多く収穫される。 これらの食材は夏豊富なビタミン・ミネラル・食物繊維で夏の暑さで疲労した体力を回復させ。冬の寒さに備えた体づくりに役立ちます。 秋野菜(主に9月10月11月に出回る)をご紹介します。 実もの野菜 パプリカ(〜10月) ハヤトウリ(〜10月) 生落花生(9月) (夏からの名残りのものがほとんどですね) 根もの野菜 さつまいも(9月〜11月) 里芋(9月〜11月) 山芋(10月〜) れんこん(11月〜) 葉もの野菜 白

        • 夏が旬の野菜

          夏の野菜には太陽をいっぱい浴びて育つ「成り物」と呼ばれる「果菜類」「ぶらり野菜」が多くある。(ツルから宙にぶら下がって実る果物や野菜のことです) これらに含まれる水分は汗などで失われた潤いを補い、体を冷やし、カリウムが塩分や余分な老廃物を体外に排出する働きがある。 6月〜9月ごろまでの野菜をご紹介 実もの野菜(出回る月) かぼちゃ(5−9) ズッキーニ(6−8) トマト(6−9) なす(6−9) ピーマン(6−9) とうもろこし(6−9) ゴーヤ(6−9) さやいんげん(6

        素材が活きる調理の基本

          春が旬の野菜

          春は冬の間息を潜めてじっとしていた野菜たちが芽吹く季節。 山菜の「新芽」や「新葉」など、新芽などに含まれる苦味成分のアルカロイドには解毒作用があります。 この苦味は寒い冬に沈静化していた細胞を目覚めさせ、新陳代謝を活発にする働きがあるのです! 春野菜の魅力ですね。 では、春野菜(主に4月5月に出回る)をご紹介します。 実もの野菜 さやえんどう 豆苗 そら豆 グリンピース ズッキーニ(5月〜) 根もの野菜 たけのこ かぶ(3月〜) ごぼう(新ごぼうは6月〜) にんじん(春

          春が旬の野菜

          旬の野菜

          今日は旬の野菜について書きます。 「旬の野菜10か条」 というものがあります。聞いたことないかたも多いと思いますが、 社団法人全国野菜需給調整機構「旬の野菜推進委員会」制定によるものがあるんですね。 では10か条を 【1】消費者が住むそれぞれの地域で 【2】最も適した時期に 【3】無理なく作れるもの 【4】食べごろに生産されたもの 【5】新鮮 【6】栄養分がいっぱい 【7】安全 【8】美味しい 【9】自然環境にやさしい 【10】人にも優しい 例えば、「ほうれん草」は冬野

          旬の野菜

          乾物シリーズ「レーズン」

          今日は乾燥した果物、ドライフルーツ。中でも身近なレーズンについて書きます。 レーズンの糖質は生果の5倍で、ドライフルーツの中でもトップクラスの含有量を誇ります。 歴史 樹になったまま自然に乾燥していたぶどうを誰かが見つけた時、レーズンの歴史が始まったといわれています。(昔の人、発見した人はそれを食べる勇気がすごいと思います) 紀元前13世紀頃から、フェニキア人が地中海沿岸地域にて、またアルメニア人がアジア大陸のペルシャ地方でぶどう栽培を盛んに行なっており、そこで生産された

          乾物シリーズ「レーズン」

          乾物シリーズ「ひじき」

          今回は「ひじき」を書きます。 ひじきは単一種で産地ごとの銘柄のほか、「部位」「天然・養殖」「加工方法」の組み合わせにより商品化されている。 歴史 遺跡の発掘物から縄文、弥生時代から食べられていたことがわかったそうです。(古い) しかし、庶民がひじきを食べるようになったのは江戸時代になってからと言われています。 製造方法 国内産はほぼ天然物。岩礁に生育したものを鎌で刈り取る昔ながらの方法で採取、加工している。 乾燥させて、水洗いし蒸し揚げ再度乾燥させて作られる。 栄養成

          乾物シリーズ「ひじき」

          乾物シリーズ「凍り豆腐」

          凍り豆腐より「高野豆腐」の呼び名が馴染み深いかな?と思います。 日本農林規格(JAS)では「凍り豆腐」とされているということはこちらが正式名称なのでしょうか。 歴史 古く1200年前、最澄が中国から持ち帰ったといわれている。凍り豆腐の由来には諸説あるらしく、その中でも鎌倉時代、紀州(和歌山)の高野山に住む高僧が精進料理をとおして食べていた豆腐が冬の厳しい寒さで凍ってしまい、翌朝それを溶かして食べたところ食感が美味しかったことから作られるようになったという説がある。 製造方

          乾物シリーズ「凍り豆腐」

          乾物シリーズ「昆布」

          早速、昆布の歴史から。 歴史はとても古く、平安中期の法典である「延喜式」(927)にもその名が記載されている。東北地方より北でしか採取できない。 平安時代から鎌倉時代にかけて生産者が増え、江戸時代から北前船の発達によって北海道から日本全国に運ばれ、珍重されるようになった。 製造方法 採取した昆布はその日のうちに浜で天日干しにして水分をとったのちに、室内でさらに水分調整して保存する。 栄養成分 ヌルヌルしたぬめり成分は水溶性食物繊維のアルギン酸で血中のコレステロールを下げる

          乾物シリーズ「昆布」

          乾物シリーズ「干し椎茸」

          今日はお出汁にもなる「干し椎茸」です。 干し椎茸には肉厚の「冬茹(どんこ)」、肉薄の「香信(こうしん)」などあり、大きさや形によっって価値も違う。 「冬茹(どんこ)」かさが7分開いたもの高級品 「香信(こうしん)」かさが7分より開いたもの。*味は変わらない 歴史 鎌倉時代初頭には、日本の干ししいたけが中国に渡り、出汁をとるのに使われていた。 曹洞宗(そうとうしゅう・中国の禅宗五家道元)は「典座教訓』のなかで、中国へ留学した際に干ししいたけを買いに来た老人のことを書いてあり

          乾物シリーズ「干し椎茸」

          乾物シリーズ「干し大根」

          関東と関西から西の方で呼び名が違ったとは!! 「切干し大根」・・・関東 「千切り大根」・・・関西より西 ここで、私は九州生まれ九州育ちですが、ずっと切干し大根と。。あれ? それはさておき、歴史から 古くから保存食として作られてきた干し大根は3世紀ごろ、中国から朝鮮半島を経て、日本に持ち込まれたといわれています。 室町時代には、寺院で干し大根が食べられていたと記録が残っているそうです。 江戸時代の飢餓対策に大根の栽培が推奨され、それがきっかけで干し大根が全国で作られる保存食

          乾物シリーズ「干し大根」

          実はすごく役立つ乾物

          またまた、シリーズ物で。今回から乾物についてシェアしていきます。 乾物は日本の食文化の中で古くから親しまれてきました。 旬の食材を収穫しそれを保存させるための昔からの知恵なんですね。 しかし、保存だけでなく、太陽のエネルギーを十分に吸収した野菜や海藻たちは栄養価が何十倍にも増えたり、旨みや香りもアップする。 実はアピールポイント満載の乾物なのです。 乾物の歴史は非常に古く、万葉集にも登場しています。 家にあれば笥に盛る飯(いい)を草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る 有馬皇子

          実はすごく役立つ乾物

          ポストハーベスト(食の知識)

          さて、今日はポストハーベストについて書きます。 ポストハーベストって聞いたことありますか? 食の知識がある方は一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、 そのほかの方は知っている方が少ないのではないかなと思います。 では ポストハーベストは農薬の名前でして、収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防カビ剤などのことです。 ポスト=「後」ハーベスト=「収穫」 日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されています。 (ここでな〜んだ日本はやっぱり安全な国なんだな

          ポストハーベスト(食の知識)

          麹菌を使った発酵食3品

          色々な発酵食品たちを紹介してきましたが、本日はラストになります。 【酒粕】 酒粕は日本酒のもろみを絞った後に残ったもので微生物や酵素が残っているため緩やかに発酵し続けています。 アルコール分が約8%含まれているので、腐りにくく、発酵が進むほどに甘みや旨みが増します。 あと、特徴としてビタミンB2やB6、食物繊維が豊富に含まれている。 体を温めるので、冬はもってこいの調味料。 熱を加えることでアルコール分も飛ばせますので、私は粕汁や魚を粕漬け にして食べるのが好きです。 【

          麹菌を使った発酵食3品

          みんな知ってる、発酵食品「納豆」

          さて、今日は皆さん、ご存知「納豆」です。 納豆には2種類あったのですが、ご存知でしょうか? 糸引納豆 ・・・一般的に食べられている納豆スーパーなどに並んでよく目にしますね! 作り方は、大豆に納豆菌を振りかけて無塩で発酵させたもの。 製法は蒸した大豆に納豆菌を振りかけて、35〜40°Cで20〜24時間発酵させたものです。 納豆菌の胞子は熱に強く、120°C以下では死滅せず生きて腸に届き、乳酸菌を増やして腸内環境を整えてくれる。 発酵させることで大豆より消化率がよくなり、ビタ

          みんな知ってる、発酵食品「納豆」