僕たちは何を目指すか

今の職場に移動してもうすぐ3ヶ月。
慣れると同時にダレるようにもなってきて、自分の手持ちの能力では何をすればいいのかわからなくなってきた今日この頃、小売業の初心に帰ることができる本を読みました。

鈴木敏文のCX入門 鈴木敏文

今の世の中はモノではなく、コトの価値が重視されている。コトとはモノと人との間で買い手が、その時その場でのモノとの関係性に対して感じる主観的な価値。すなわち体験価値である。では、お客様が満足する体験価値とは?お客様が満足する体験価値を提供するには、どんな発想や仕掛けが必要なのか?
セブン-イレブン・ジャパンを創設した鈴木敏文の経営の真髄を伝えてくれる一冊。



著者が繰り返しているのが、
「自身も立場が変われば、顧客の1人。顧客として感じる不満や希望を掘り下げていくことで、顧客が求めていることを見つけることができる。」
ということ。
同業他社ではなく、常に顧客に目を向け、あるべき姿を追求することで結果的に他社の優位に立てるそう。


今の自分はできているだろうか。
自分が働いている環境はチェーン展開している店舗としてマニュアルがあり、共通で行なっている施策や活用できる企画がある。
それらをきちんと活用して、ある程度良い売り上げを上げている店であれば、どんな価値を提供するかと言う目線で働ける。でも、まだまだやれることが残っていて、売り上げが平均より低く、経営が厳しい自店では、まず平均に近づけようという思考になってしまう。

逆にできてないことが多いからこそ、素人目線でいいアイデアが眠っているものなのかもしれないが、やるべきことをやれば、売り上げが平均に近づく確率が高いわけで、それをせずに別の方へ突っ走るって相当の胆力・能力がないと無理だよなぁ。

そういえば元上司は、「売上が厳しい店だとできることも少ない」って言ってたなぁ、、、。
当時は何を言ってるのかわからなかったけど、今になって「こういうことか」と実感できています。


でも、ルールを守らせるのはたやすくて、ただ知識があればできることだから、社員としてはそれ以外にどうやってプラスαを生み出すかを考えていかないと自分のためにはならない。それにスタッフさん達がどんなことを考えているのか、何を感じているのかを、もっと吸い上げたら、自分には無い視点や考えがあって、それがヒントになるのかも。

自分で選んだ道だし、今の環境を最大限活用して、未来のために頑張りたい。



最近の自分は常識に縛られすぎてないか?
もっとお客様の立場で考えられるのでは?
脳死でマニュアルを守らせることに必死になってはいないか?

自分を見つめ直すきっかけになりました。

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