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厚紙の鎧兜を着せられてカーネル翁「これも仕事さ」 ハブ駅のエレベーターに海外の客がずらり…
深春の夏日をゆけば脳喚く 麦茶麦茶、アイスティー、麦茶 冷房の効きすぎたカフェ真冬日のカ…
風は止みただ一面に静止画の死にたくなるような新緑 ★Kindleで詩集『戯言―ざれごと―…
鐘聞くやガラスの靴を叩き割りただの女と男で走れ ★Kindleで詩集『戯言―ざれごと―』…
鶯の伸びしろ聞こゆホッケキョがホーホケキョまでいたる過程の 着実に日々さえずりの進歩する…
春光の遊歩道に風ひとつ車椅子の膝に桜しべ 川を越え鳥たちとゆけ花筏にまだならないで桜吹雪…
早朝のトイレの窓にひとひらの春舞い降りており花嵐 ★Kindleで詩集『戯言―ざれごと―』『寓話』発売中★ (kindle unlimitedご加入の方は無料で読み放題です)
ちょうど一年ほど前にnoteで公開した短歌が、このほど三席(三位)を頂きましたので、改めて掲…
ネットの短歌企画で、最近いくつか佳作・秀作に選んで頂きましたので、入選作と頂いた選評をま…
有人のレジで感じぬ障害を突き付けてくるセルフレジかな 自販機も顔認証の時代となチェアウォ…
エレベーター何基あっても一基しか車椅子用ボタンで呼べない エレベーター何基あっても一基し…
五、六年ぶりに集えばストパーのかかりし友の艶やかな髪 ドイツ語の店の名前にウムラウトあり…
卯の刻に金木犀を敷き詰めて小鬼は踊る、街よ目覚めよ 川岸の岩で孤高の白鷺は川底睨み忍び足…
「ほんとうのわたし」なんてねわたしさえ見たこともない、鏡の中にも 流動を感じさせずに黙々と血を運ぶ管、手の甲に透け いちばんに見つけた秋の訪れは袖丈悩む朝の日と風 新月と恋心はね同じなの見えないけれどちゃんと在るのよ 「ねえ月が綺麗ね……いまのアイラブユーじゃないよ!」と嘘つく十三夜 月明かり浴びて映画のような画になるかも試しにキスしてみなよ 餅をつく兎が杵を振り上げた隙に手を取り逃避行せよ ※第三首 三越伊勢丹が開催している「彩り祭 短歌コンテスト」に応募