桜井匓月🌞Kindleで詩集発売䞭🌙

📕Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭📚詩、短歌、小説、歌詞誰か、 

桜井匓月🌞Kindleで詩集発売䞭🌙

📕Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭📚詩、短歌、小説、歌詞誰か、たった䞀人にでも届く蚀葉を詩誌『ココア共和囜』23幎3月号以降、耇数回掲茉キラキラポゞティブではない脳性麻痺の車怅子ナヌザヌシスヘテロ女性she/her無神論者

マガゞン

最近の蚘事

  • 固定された蚘事

【発売䞭】Kindleで詩集を出したした

このたびKindleで、初の詩集を出したした。 しかも、同時に二冊 ★第䞀詩集『戯蚀―ざれごず―』 ★第二詩集『寓話』 です。 Kindleのペヌゞぞのリンクは、この蚘事の䞭ほどにありたす。 二冊の詩集どちらも ・kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です kindle unlimitedは、初回30日間無料です ・賌入䟡栌は、各500円です ・収録䜜品数は各48線です これたでnoteや詩誌『月刊 ココア共和囜』で発衚した詩の䞭から厳遞

    • 【詩】薔薇の花束

      か぀お、私の肺には薔薇が咲いおいた 赀いのも、癜いのも、黄色いのも咲いおいた 䞖界の矎を吞い蟌むこずで、薔薇は矎しく咲き、高貎で甘やかな銙りを攟った 肺に色ずりどりの薔薇が咲いたから、䞖界の矎に目を芋開いおいられた しかし、薔薇の花が咲くならば、その陰で棘も育぀のだ 䞖界の醜悪を吞い蟌むこずで、棘は倪く䌞びおゆき、倥しい数に増えおいった 肺に無数の棘が咲いたから、䞖界の醜悪に呌応せずにはいられない どんなに肺を膚らたせおも、日に日に倧きくなる棘からは逃げられない 薔薇の花

      • 【短歌四銖】颚が吹いたら

        春光の遊歩道に颚ひず぀車怅子の膝に桜しべ 川を越え鳥たちずゆけ花筏にただならないで桜吹雪よ 片隅に迷い蟌んでる花びらをそっず手に乗せ開け攟぀窓 週末のクロヌれットに春色の戊闘服は䞊べられたり   ★Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭★ kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

        • 【詩】トロッコ問題

          線路を走るトロッコ䞀台 制埡䞍胜のトロッコ䞀台 トロッコの行く手に母芪ひずり 分岐の先には少女がひずり 母も嚘も金瞛り 身動き取れず金瞛り 迫り来るトロッコ䞀台 分岐の前たでトロッコ䞀台 癜い翌の䜿者が舞い降り 黄金の笏を䞀振りすれば トロッコは止たれど 母ず嚘は金瞛りのたた あの嚘はお前の子どもか そうです、私の嚘です あの嚘はお前が䜜った子か そうです、私ず良人の愛の蚌です あの嚘はお前が生んだ子か そうです、お腹を痛めお生んだ子です あの嚘をお前は愛しおいるか そ

        • 固定された蚘事

        【発売䞭】Kindleで詩集を出したした

        マガゞン

        • 詩集#4
          18本
        • 短歌集
          26本
        • #反出生䞻矩
          25本
        • #障害のある人生
          19本
        • 詩集#3
          50本
        • 20字小説
          26本

        蚘事

          【詩】耳栓

          「最近は、也杯のずきにビヌルを匷制しちゃいけないらしいよ」 「めんどくさい䞖の䞭になったなあ」 君の声だけ、聞こえればいいのに どんな音も声も、防ぐこずはできない 耳を塞いでも、薄汚れた音は挏れ聞こえおしたう 君の声だけ、聞こえればいいのに 䜓ごずやわらかく包み蟌むタオルケットのような声 みずみずしく茝く花の銙りのような声 南囜の、ずろりずした甘いフルヌツのような声 小さな光の粒を束にしたような声 愛の蚀葉じゃなくおいい 垌望の蚀葉じゃなくおいい むしろ、そうじゃないほ

          【短歌】春ひずひら

            早朝のトむレの窓にひずひらの春舞い降りおおり花嵐   ★Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭★ kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

          【詩】海の圌方

          なぜ、そうたでしお”これ”をせねばならぬのか なぜ、そうたでしお”ここ”に居続けねばならぬのか 我々の誰も、自ら望んで“これ”を始めたのではなかった 我々の誰も、自ら望んで“ここ”ぞ来たのではなかった だが、人生ずは ”これ”を続けろ ”ここ”に留たれ ず匷いられるこずだ ”これ”を蟞めお、海の圌方を挂い い぀か空ぞず蒞発しお “ここ”から出おゆけたなら――   ★Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭★ kindle unlimitedご加入の方は無

          【詩】枅明

          䞀倜ごず 䞀倜ごず 花は咲き 花は増し 空を 朚々を 䞖界を 幻想の色に染め 癜昌を 宵闇を 闇倜を 狂気で舞え この䞖が 柄んでいるものか この䞖が 枅らかなものか 人を惑わす花が そこらじゅう 咲き乱れおいる䞖が さあ 花の劖気に陶酔し 狂気の舞を 舞え   ★Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭★ kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

          【詩】少女

          少女はひずり 倜明けの緑の䞘を駆ける 薄衣の 花柄のドレスで 緑の䞘を駆ける 駆ける 矀青の空は 䞋方から オレンゞ色に燃え始め その日の最初の光が 䞖界を芆っおゆく 少女はひずり 町を芋䞋ろす䞘の頂で 胞に手を組み か匱き声で 歌う 誰にも知られず 誰にも聞かれず か匱く现い その歌声は 倜明けの光に包たれる 熱せられゆく緑の䞘 倧地を螏みしめる䞡の足 声はしだいに 䜓の奥から溢れ出し 溢れ出す声は 力を垯びお攟たれる 少女は目を閉じ 䜓じゅうの゚ネルギヌを 歌声

          【詩】わんこそば

          わんこそばを楜しめるのは 本圓にやめたくなったらやめられるからだ 絊仕が隙を突いお蕎麊を入れるこずはあっおも 絊仕が客の口をこじ開けお蕎麊を流し蟌むこずはない 隙を突いお入れられた蕎麊に苊笑するこずはあっおも 満腹に無理やり蕎麊を流し蟌たれお嘔吐するこずはない 本圓にやめたくなったらやめられる だから思う存分、蕎麊を食べられる 本圓にやめたくなったらやめられる だから自分の限界に挑戊できる 本圓にやめたくなったらやめられる だから安心しお楜しめる さお、生きるこずはどう

          【詩】青

          ある日 壊れた町の䞊空に 矎しい戊闘機が飛んできた 鮮やかな青の戊闘機は 柄み枡る青空に 真っ癜な円を描く それは、䜕かの合図だった それは、䜕の合図だっただろう 矎しい戊闘機は 矎しいので 人々を撃ち殺しはしなかった ただ、人々を眮き去りにしお 柄み枡る青空を 飛び去っお行ったのだった   ★Kindleで詩集『戯蚀―ざれごず―』『寓話』発売䞭★ kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

          【詩】分岐点

          土曜日の垰り道 小孊校の前の䞋り坂 車怅子を抌しおいる手が わざず離され やめお 危ない ず叫ぶわたしず 誰にもコントロヌルされず 坂道を䞋っおいく車怅子ず 手を離したたた にやにや䜵走する鬌畜 あのずき  ず 䞉十幎埌のわたしは倢想する あのずき 脇道からトラックが曲がっお来お 慌おた鬌畜が車怅子を぀かもうずしおも もう間に合わず わたしは手足をもがれ 顔も腹も螏み朰されお 飛び散っおいたなら わたしは人生に倊むこずもなかった そしお鬌畜は 生きたたた 人生が滅茶苊

          ★ちら芋せ★「ロヌルパンず゚クレア」

          詩集『戯蚀―ざれごず―』より、noteでは公開しおいない詩をちら芋せしたす。 続きは、Kindleで発売䞭の詩集『戯蚀―ざれごず―』にお kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

          ★ちら芋せ★「ロヌルパンず゚クレア」

          【詩】ごみ箱を空にする

          蚘憶があるから生きおいける けれど、蚘憶は平穏な生の邪魔をする あたたかく幞犏な蚘憶は 時が経おばリアルさを倱くし おがろげな倢のように遠くぞ逃れお もう、手繰り寄せおも 身を守るためのタオルケットにはならない 心を蝕む蚘憶だけが 色耪せもせずに い぀たでもい぀たでも呌び芚たされお 脳を肺を手足を、䜓じゅうを䟵食しおは 虫食いのように荒らしおいく 芁らない蚘憶を党郚、ごみ箱に捚おお さらに「ごみ箱を空にする」をクリックすれば 消去したしたずいう停情報を信じ蟌めるような

          【詩】ごみ箱を空にする

          【詩】今日も最前列で

          教宀の䞀番前の垭は、教垫の芖界に入りづらいずいう 䞀番埌ろの垭のほうが、目に入りやすいずいう 今日も、子どもが殺されおいる 戊地の話ではない 今日も、子どもが倧人にいたぶられおいる 敵囜の兵士にではない 今日も、子どもが家族のケアに远われおいる 児童劎働が問題の、最貧囜の話ではない 今日も、子どもが性的に搟取されおいる 児童婚がたかり通っおいる囜の話ではない 䞀番埌ろの垭で ロシアくんやむスラ゚ルさんが隣りの子を叩いおいる それを教垫が芋ずがめお泚意すれば 教宀䞭が

          ★ちら芋せ★「アポトヌシス」

          第二詩集『寓話』より、noteに掲茉しおいない詩をちら芋せしたす。 続きは、Kindleで発売䞭の詩集『寓話』にお kindle unlimitedご加入の方は無料で読み攟題です

          ★ちら芋せ★「アポトヌシス」