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落選から17週目。 リーダーシップの重要性を考えてみる。

こんにちは。ゆざわ一貴です。
夏の甲子園では神奈川県代表の慶応高校が優勝しました。
なんと107年ぶりとのこと。

『慶応』と聞くと
『偏差値が高い学校』という印象の方が多いかと思います。
私もその一人です(笑)

「勉強ができるんだから、運動はほかを勝たせてあげてもいいのに」
という方もいらっしゃいましたが、
優勝が決まったときにマウンドへ駆け寄る選手たちの表情は
笑顔に満ち溢れ、
優勝を喜ぶ無邪気なこどもたちといった印象でした。

各地で行われた地区予選大会で優勝した強豪49校中、
優勝できるのは1校のみ。
どれだけの努力をし、挫折を味わい、汗と涙を流したのでしょうか。
選手たちは勿論ですが、彼らを見守る監督やコーチ陣、
支えてくれたチームメイトや家族、友人といった応援団、
そういった存在があって頂点に上り詰めたのだと思います。

優勝した慶応高校だけでなく、
頂点を目指したすべてのチームにおいてそれぞれのドラマがあるはずです。
高校野球のテーマソング『栄冠は君に輝く』は
まさに高校球児一人ひとりへのメッセージソングなのかなと思いながら
今年も高校野球を楽しませてもらいました。

また優勝した慶応高校の森林貴彦監督が優勝を決めた翌日の取材に対し、
「この甲子園優勝というのを人生最高の思い出にしないように。まだ何十年も生きていくので、もっと素晴らしい経験をしてほしいという話はしようと思います。」と話されていたそうです。

なんて素敵な監督なんでしょうか!
私自身も森林監督の言葉にぐっと来てしまいました。
素晴らしい指導者のもとには素晴らしい選手たちが集うんですね。


みなさんがお住まいの区市町村にも
区長や市長といったリーダーがいますが、どなたか知っていますか?

当然だ!という方、失礼しました。
ですが、知らない方も結構いるんです。

私の住んでいる品川区は昨年12月に『再々選挙』という接戦に勝利し
品川区初の女性区長である森澤恭子区長が誕生ました。
私と同じ40代で、2人の小学生の親であるところも一緒です。

『新時代のしながわへ』をキャッチフレーズに
様々な取組にチャレンジをしていらっしゃいます。
まだ就任して1年も経っていませんが、
『区民全員アンケート』など抜本的な取組を行っていますので、
これからの手腕に期待をしていきたいと思っています。


自治体という組織は、みなさんもご承知の通り
そこで働く方々は『公務員』です。
公務員とは広く国民に対し平等に働くことを活動目的とし、
営利を目的とせず人と社会のために
幸せな生活の舞台をつくりだし支える職業、
いわゆる『奉職』を行う方々のことです。

しかしながらそのトップに立つ『長』は
選挙によって選ばれ、公務員からは選ばれません。
もし公務員の方が区長になりたい場合には、
公務員を失職する必要があります。

その理由の一つは公務員には国民全体の奉仕者として、
政治的に中立な立場を維持することが必要があり、
その地位は政治勢力の影響または干渉から保護されて、
政治の動向にかかわらず常に安定したものでなければならないため、
一定の政治的行為の制限が課されてるからです。

ではそのトップを決める選挙に対して、
どれくらいの方が関心を持っているのか。
品川区の区長選を見てみると以下の通りです。

一番最初にお話しした高校野球で例えると
選手が区民で、監督が区長とします。
選手の約1/3は監督に関心を持っておらず、
そのうち約3/5以上は他の人を選んでいる。

つまり約8人に1人しか
今の監督=区長を選んでいないことになります。

「それとこれとは話が違うよ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は高校野球で見た『選手と監督』との関係を
自治体でも結べることを理想にかかげて努力をしたいと思います。

そのためには投票率を上げることを目標とするだけでなく、
区民が何を求めているかを理解すること。
これは私が政治信念に掲げているひとつ
「一方通行にならない政治」
つまり政治家は自分が思ったことや価値観を
街頭演説やビラに書き、一方的に発信するだけではなく、
「話を聞き、対話する」ことを重要視することが
特に一番国民との距離が近い地方議員には求められていると思います。

リーダーには『すべての責任は自分にある』という強い覚悟が必要ですし、
リーダーを選ぶ人にも『見極める最低限の努力』が必要だと思います。
選挙でにおいても同じことがいえると思います・
もしこの理想が叶えば、投票率も必然的に上がると私は考えています。
この話はまた別の機会にしたいと思います。

まだまだ暑い日が続きそうです。
熱中症等、体調管理には十分注意しながらこの夏をのり越えましょう!

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