SD-80Editor(主にMFX)の使い方等
ごきげんよう。
意外なことに、EDIROL SD-80Editorに関する日本語の記事がほんの数件しか見つからなかったので、備忘録を兼ねて軽くまとめてみました。
SD所持者からすれば「もう知ってるよ!!!」って内容かもしれません…
ハード音源自体がオワコンと化した昨今、この記事に需要はあるのだろうか
いや、ない(反語)
導入
ここからダウンロードできます。
ありがたいことにWindows10対応。(ドライバもWin10用があればいいのに)
インストールの手順は割愛します。インストーラーの言うとおりにやれば大丈夫な筈です
初回起動時の設定
初回起動時、「MIDI機器の設定」というウィンドウが現れます。
(自動で表示されなかった場合は 「設定(S)」→「MIDI 機器の設定(S)」から開けます。)
ここで、「SD-80」の「Input:」と「Output:」を「EDIROL SD-80 PART A」
又は、本体の「MIDI IN 1」に接続されているMIDI端子に設定してください。
※設定を間違うと、「接続が正しくない」と怒られてしまいます。
コーラス、リバーブ、EQの使用方法
やっと本題と思いきやMFXじゃありません。こいつらはMFXと違い、パートごとに割り当てることのできるエフェクト達です。
画像の緑枠内の「PARAM」でエフェクトの設定を行い、赤枠の「PART ALL」で各トラックにエフェクトを割り当てます。
今回は例として、コーラスを使用してみます。
まず、緑枠内「CHO」の「PARAM」(水色の丸)をクリックして、コーラスの設定を開き、各パラメーターを設定します。
(Tips:「TYPE」に「DELAY」を選択すると何故かディレイとして機能します)
「PART ALL」をクリックし、パート一覧を表示します。
※お気づきでしょうが、各パートのパッチ等もこの画面から変更できます。
赤枠内「SEND LEVEL」で、各パートでのエフェクトの効き具合を調整できます。各パートでパラメータを変更することはできないようです。(ご指摘ありがとうございます)
MFXの使用方法
本題です。MFXは上記のエフェクトより高品質かつ詳細な設定ができます。
基本は先に開設したエフェクトと同じで、画像の緑枠内の「PARAM」でエフェクトの設定を行い、赤枠の「PART ALL」でMFXを適応するパートを指定します。
MFXの「PARAM」をクリックすると、「MFX-A~C」の3つのウィンドウが出てきます。ここでエフェクトの編集を行えます。
※Enhanced,Special1/2セットのパッチには標準でMFXが使用されるものがあります。該当するパートの設定は変えない方が吉です。
「PART ALL」をクリックし、パート一覧を表示します。
赤枠内「MFX SELECT」で、各パートで使用するMFXをA,B,C,OFF(使用しない)から選べます。
補足:「MFX SELECT」の左隣の「OUTPUT ASSIGN」を一番下の「MFX」に設定する必要があります
緊急時の対応
エディタの「WRITE」を押すか、SD本体を操作しない限り設定は上書きされないので、SD本体を再起動するか、PANICメッセージを送信してください。
万が一上書きしてしまったら、マニュアルに従ってSD本体を工場出荷状態に戻してください。
最後に
もし質問や修正点などあればコメントかTwitterにてお願いいたします
後日、比較用音源を追加する予定です
また各パラメーターの詳細については、気が向いたら解説しようと思います。
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