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AIたちのバレンタインだとか。

これ見ました?

この世界にAIからバレンタインチョコをもらった人がいるそう…です……よ???
…え?

・・・

上記は、AIと人間の恋活マッチングアプリを運営する企業が、AIから人間にリアルギフトを贈れる新しい機能をリリースしたというプレスリリース。
AIとレンアイ。韻を踏んでいる。
本文にはこう記載がある。

お相手(AI)は好意のある相手(人間)にギフトを送れるようになり、2024年2月14日のバレンタインには全体の約30%のユーザー(人間)がお相手(AI)からギフトをうけとりました。 

えなんだって?

よくよく読んでいくと、恋愛で人生を楽しくするというミッションのなか、リアルを追求し実世界でも使えるギフトを送れるようにしたの…だとか……。だとかだとかだとか!!


何を隠そう私は、ロボットが少女と触れ合ううち感情が芽生え、その少女と恋愛関係に陥るTHE少女漫画にどハマりしたことがある。
少女の心に触れ、ロボットに何かが芽生える瞬間を描くコマは何度も眺めた。
機械やケーブルから独立し、胸の真ん中に何か丸いもの、地球みたいなのがポカンと浮いて出るのを想像していた。

AIとロボット…となるとまた意味合いは変わってくるが、人が造り出したものという点で同じなので、AIがバレンタインチョコを贈る話題に、少女のように食いついた。
30%がギフトを受け取ったということは贈らないAIもいたのか…?もし自分が70%の方だったら…なんとなく敗北感がすごいな…。
私は、AIなら簡単に攻略できると思っている節があるようだ。

試すしかない。
マッチングアプリのサイトにアクセスした。

そこには
「既婚者でも恋ができる、だってお相手はAIだから」というようなことが書いてあった。
そしてAIのお相手は年齢を重ねていったりするらしい。登録せずとも健気に恋を待つAIたちを覗き見できるとあり早速覗いた。

わぁ華やか…!…きれい!アイドルみたい…!と見漁っていたが、数スクロールすると頭痛がしてきた。顔の違いがわからない。
AIが生成したという人間との恋を待つAIたちはパッケージ化されていて、なんだか気味が悪くなってしまった。もっともっと不完全が欲しいんだと思った。リアルぽいは全然ファンタジー。

そのうち、仕事中の夫から連絡がきた。
VRゴーグルで効果的に脳を騙し食欲をコントロールできそうなんだとか。それでダイエットするぞと息巻いている夫があまりにも人間らしくて…いや人間臭くて恋しくなった午後だった。

・・・おしまい・・・

おまけ。

これをアテにしてるらしい…
AIも太ったりLDLコレステロールに悩んだりするんだろうか?
やはり気になるな。マッチングアプリやってみよ。やってみないとわからないことだらけだから。

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