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フリーランサーの経済状況

求人応募に4通目を出したところで面接に呼ばれた。意外である。この年齢でも呼んでもらえるのはベルリンだからだろうな、とも思う。ベルリンで最後に面接を受けたのが2001年の冬なので、かれこれ20年以上も前のことになる。面接の際には労働許可付きの身分証明書の提示も求められるようなので、ちょっと緊張してしまう。外国人の採用が多いという証拠だろう。日本とはなんら関係のない職種なので「日本人だから」有利になるというわけでもない。

質問事項をいくつかメモにまとめておく。あとは先方の質問に答えるのみ。とにかく「実際にやってみないとわかりません」というスタンスでこれまで来ているので、今回も正直にそんな話になることだろう。要はお互い合うか合わないのかもわからないので試しに一度使ってみてください、ということだ。

秋の日本行きが7週間決まっているので、そこも要相談。もし、採用が無理そうな気配を察した場合は「どんな経験や資格があれば採用の可能性が高くなりますか」と尋ねておこうと思う。仕事ができるかできないかの判断に必要なのは、ガチガチの専門職を除けば、ほとんどの場合は資格より現場での実地経験ではないかと考える方ではあるのだけれど。

今週に入っていろいろと調べていくうちに、教育関連の仕事に必要な資格を得るには大体1年半くらいかかること、そのために必要な資格にさらに半年くらいかかりそうだということ。その他のコースも大体1年半くらいかかるようだ。フルタイムで1年半勉強するとその間の収入が止まるし、知識は増えても実地経験は増えない。これがジレンマになってしまう。仮にフリーランスの案件が入ってもフルタイム学習だと対応できないというのも残念な話だ。

最適案はパートタイムで仕事をしつつ、別の仕事あるいは勉強もしながらジムにも通う、というやり方なのではないかと。ただ、過去の経験からだとパートタイムは実質フルタイム勤務とそれほど変わらなかったので、そこまでフレキシブルにプランを立てられるのかどうか、という点だ。でもまぁ、その辺りはドイツの組織だとなんとかなりそうではある。

何十通も履歴書を出さないと面接に呼んでもらえないのかな、なんて思っていた矢先だったので、引き続き気になる案件には諦めずに書類を送っておこうと思っている。今月いっぱいはリサーチを続けるつもりだ。

面接のお知らせがあった直後に保険会社からも「どういう経済的な状況なのか説明してください」という至極真っ当な問い合わせがあったので電話で対応しておいた。ハンブルクの担当者は親切だったが最後の二言を言う前に通話が切断されてしまった。申し訳ない。内容は理解できたので、保険会社のHPから指示された通りの文面でメールを送っておいた。これで先方が納得してくれるのであれば安心である。前年、2023年の確定申告が出なければ判断できないのはいつものこと。

フリーランスのジェットコースターみたいな経済状況から果たして少しは脱することができるのだろうか!?乞うご期待(自分が)。


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