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お祈りメールをいただいた

面接を受けていただきありがとうございました。
審査の結果、ベルリン・テーゲル到着センターでの難民支援ワーカーの採用は残念ながら見送らせていただきます。前向きなお知らせができないことを大変残念に思います。
このことを、あなたの知識やスキルが低く評価されたと思わないでください。特に多数の応募があった場合、決定的なのは詳細だけであることがよくあります。

本日届いたお祈りメールより

初めてきちんとした履歴書を送り、面接に呼ばれ、お祈りメールまで頂いた。なるほど、こういうものなのか。上の文面にあるように今回トライしたのは難民支援センターでの仕事だった。面接を受けていて感じたのは、面接担当者が真っ先に尋ねた「メディアの仕事からなぜここにこようと思ったのか」ということからもわかるように、ドイツでよく求められるキャリアの一本化の大切さ、というである。要するにこれまでやってきたことと全く違う分野に手を出す、ということをドイツの人たちはほぼしないし、おそらくできない、ということだ。

まだ制作会社で社員をしていた際に、仕事が辛くなり販売員の募集案件を見て人事部に電話をしたときもそうだった。「今は何をされているのですか?」と尋ねられたので「映像の制作会社に勤めています」と言うと「転職する必要はないのでは?」とそこですぐに会話が終了したのである。

その点、日本は大学で専攻した学科と何の関係もない就職先にまで門戸が開かれているのである意味すごいと思う。社員教育というシステムがしっかりしている日本特有なことなのかもしれないが。

ロシアで半年受付として採用されたときも、研修期間なるものもほぼなく、初日から電話に出ろ、と言われたときはさすがに胃がキリキリ痛んだものだ。体重だって5キロくらい一気に減った。

それはともかく。今回の応募案件は蓋を開けてみたら3シフト制でそれぞれ時間も7時半から15時半、15時半から23時半、23時半から7時半という体制だった。最低でも週に4回8時間をいずれかのシフトで入らなくてはいけない。独身か子どもがいなければ問題ないのかもしれないが、さすがに就学生2人がいるとなると生活リズムがめちゃくちゃになる、という懸案事項があったのだ。それでも縁があればやってみよう、という気持ちで面接を終えた。特に給与が高いわけでもない。ただ単に今やりたい仕事は何か、という理由で分野を絞ったところ、雇用局の担当者に教えてもらった応募先だったのだ。

今回は縁がなかったが、来月中にもまた面接に行けるようにリサーチは継続して自分のやりたいことができるように方法を考えて行こうとは思う。とにかく初めてきちんとした面接を受けられたことはいい経験だった。

お祈りメールには足りなかった資格や経験などについて教えてほしい、というような返事を出しておいたが時間のない人事担当者がどこまでそのようなメールに反応してくれるのか、といったところだ。

さ、次行こ、次!

*今週は別件でかなりダメージを食らったので仕方なく(笑)ティアキンを買った。







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