物自体と現象の区別は感覚と感情でわかるかもしれない カント入門 認識論入門

図解でやるとコレ

 肉体感覚そのもの、感情そのものに迫るのはアキレスと亀に似ている

私達が捉えられるのは、感覚の言語化、感情の言語化のみ

感覚そのもの、感情そのものは捉えられない

皮膚一枚くらいまで、ギリギリ肉薄して迫れるけど、どこまで行っても『そのもの』を捉えることは不可能

詳しくやると↓

音の物自体と、オノマトペは別モノ

似ているからニアリーイコール(≒)で結びつけられる

・音そのもの≒音を聞いた感覚≒オノマトペ

しかし絶対に=にはならず、≠にしかならない
・音自体≠聴覚≠オノマトペ

感情の場合は↓

※感情は肉体の生理的反応に由来・帰属するかもしれないが…認知科学や脳科学的にはどうなのか?

とはいえ

私の感情そのものと、感情を表す形容詞は全くの別モノである

限りなく似ているけど、根本的には別モノ
感情の物自体≒感情を表す形容詞(ヤベェ、美しい、キショい)

コレも根本的には≠である

感情それ自体≠形容詞

○終わりに

以上の分析を元にすると

漫画やアニメ、過去の芸術作品を見て感じる感動についても

感情そのもの≒作品そのもの
かつ
感情そのもの≠作品そのもの

が成り立つ。

似ていることと、別モノであることが両立するのがお分かりでしょうか?

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