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meeting of the wedding ring

久しぶりに柔らかな晴れ間が広がったこの日、ご結婚指環の打ち合わせにお越しいただいた新郎新婦。風にはまだ、身の引き締まるような冷たさが残るものの、降りそそぐ陽光の彩度やぬくもりには、春がすぐ隣にいるようで心が和みます。待ち焦がれた春を喜ぶように、嬉しそうに笑い合うおふたりが、ほがらかな時間を演出し、福も一緒に運んでくれたよう。

「優柔不断で決められなくて」と言いつつも、いくつかのサンプルを見ながら「これが好きだな」と、自分たちの好み、大切にしたいことをしっかりと確認でき、指環の方向性も絞り込んでいくことができました。悩んでいても終始笑顔で楽しそうなおふたりの様子に、これからの人生の始まりの瞬間に立ち会っていることを改めて実感。じーんと涙腺もゆるゆると。

お帰りする前に、店内の商品を見ていた時の写真を確認してもらうと「おじいちゃんみたい」と爆笑。おふたり仲良く揃ってうしろに手を組む姿のシンクロ感がなんとも言えず微笑ましい。選ばれた指環を思い浮かべると相通ずるお揃い感もあって、なるほどと妙に納得。おじいちゃんおばあちゃんになった時に、味わい深く育った指環を見てまた笑い合ってもらえたら嬉しいです。

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