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京都のホテル宿泊記録(⑮ザ ロイヤルパークホテル アイコニック京都)

記録を見返すと昨年の10月は3回も京都に泊まっていました。今回は「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック京都」の宿泊記録です。出張ではなくプライベートでの利用でした。

「ザ ロイヤルパーク」は三菱地所系列のホテルブランドで、その中でもさらにオーソドックスな「ザ ロイヤルパークホテル」、カジュアル志向の「ザ ロイヤルパークキャンバス」、洗練された雰囲気の「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック」と細かくブランド分けがなされています。このあたりのマニアックな違いを知りたい方はこちらをご覧ください。

既に京都には無印が3軒、「キャンバス」が1軒開業済みでしたが、満を持して2022年4月に「アイコニック」が開業しました。やや強気の値段設定に宿泊をためらっていたのですが、某OTAで「客室おまかせ・レイトチェックイン」のプランでかなり安くで泊まれるということで、思い切って泊まってきました。

立地は「烏丸御池駅」徒歩2分。烏丸御池は京都の2本の地下鉄の交点にあり利便性の高いエリアですが、四条烏丸のビジネス街や河原町といった繁華街から少し離れて、通りを一本入るとマンションや昔ながら住宅等も建ち並ぶ静かなエリアです。

御池通りに面した外観はこんな感じ。真っ白な柱型と庇、敷地角のバルコニーの洗練された雰囲気が印象的です。

写真はオープン直前の2021年末のものです

エントランスは交差点の角の部分から。大きな吹き抜けのロビーラウンジの脇を通りながらチェックイン。

 1階部分の柱梁はブラックでパキっとした印象
チェックインカウンターの向いが吹き抜けのバー・ラウンジ
自動チェックイン機と対面のチェックインカウンターの両方があります

他には1階には朝食会場にもなっている「シンクロニア ディ シンジハラダ」というイタリアンレストランが入っています。

ラウンジ越しにレストランが見えます

その他共用部は主に2階に集約されており、大浴場だけでなくメディテーションルームがあるのが特徴的です。

写真は公式HPから

せっかくなので、早朝に試してみました。室内着で裸足になってこの靄がかかった空間に入ります。靄の正体はミストですが、低温のためべたべたはしません。アンビエントミュージックに耳を傾けながら瞑想し、その後にほの暗い空間でお茶をいただきます。全てセルフサービスなので、所々で我に返る必要があり、相当に気持ちが乗らないとサウナでの「ととのう」のような状態にはならなそうでした。

また、2階共用部には宿泊者専用ラウンジがあります。こちらは普通のホテルのクラブラウンジと違い、宿泊者であれば誰でも利用可能です。午後にはアフタヌーンティーも楽しめるようですが、レイトチェックインのため利用できず。。。

ベージュベースのシンプルなインテリア

代わりに朝のリフレッシュタイムに利用しました。大きな窓から御池通りを眺めるのはなかなかに贅沢な空間でこのホテルの目玉と言えると思いました。

コーヒーやジュース、ナッツ等がセルフでいただけます

さて「おまかせプラン」で予約した客室をみていきます。

客室は25.5㎡のスタンダードダブルでした。公式のHPにも記載のある通り、ホテル中央の吹き抜けに面したお部屋のため、部屋からの眺望はありません

扉が部屋の中央にある珍しいレイアウト

扉を開けると真正面がクローゼットとなっており、右手が水回り、左手に居室という配置になっています。

洗面台周りはゆとりあり。ライトや手元鏡などで身支度もしやすい

水回りは洗面とトイレの間には扉がありますがガラスでスケスケ。トイレとシャワーブースもガラスのパーティションで仕切られていますが、扉はありません。

洗面・トイレ・シャワーブースが見通せる

この部屋の唯一の窓面が吹き抜けに面したシャワーブースであるため、採光を活かすためにこのようなつくりになっているのだと思われますが、なかなか斬新なスタイル。なお、窓から下を覗き込むと何もなく奈落のようになっていて少し怖い感じです。

入口の方に戻って居室側を見てみます。ベンチや荷物台などはコンパクトにまとまっています。

ベージュとモスグリーンの落ち着いたトーン

振り返ると居室の中央にテーブルと椅子があり、入り口壁側はテレビとその下に収納、奥にベッドという構成で、必要なものをそろえている分、空間のゆとりは少なめです。

テレビボードと収納、左側の棚に冷蔵庫が納まっています。
ベッド周り、棒状のクッションはやや珍しい

この部屋はホテルの中で一番グレードの低い部屋ですが、コーヒーカップなどの食器類・アメニティには気合が入っており、この辺りは流石という感じの印象を受けました。

グワイングラスやコーヒーカップが整然と収められた棚は見ていて気持ち良い
籾殻を配合した原料や再生プラスチックを使用したエコなアメニティ
2種類のコーヒーが楽しめるネスプレッソマシン。ポーションが入る箱がスタイリッシュ

部屋はこんな感じでベースがしっかりしているため、窓からの眺望はないものの、ゆったりと過ごすことができました。まあただ、このホテルを満喫したいのであれば、御池通りに面したデラックスやコーナーバルコニーのお部屋がオススメだと思います。

「三井ガーデン吠える」は1カ月ホテル生活でたくさん泊まったことがあるので、今度は「ロイヤルパーク」にもドンドン泊まっていこうかな、と画策中です。


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