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NOT A HOTEL宿泊記(AOSHIMA SURF編)

2月にNOT A HOTEL AOSHIMASURFという部屋に宿泊してきました。

NOT A HOTELの宿泊は、昨年のNASU MASTERPIECEに続き2軒目となります。NOT A HOTELとは何ぞやという話、私が1年に一度NOT A HOTELに泊まれる理由、昨年の宿泊記録はこちらから。

最近のNOT A HOTELニュース

昨年の宿泊記録は私のnote記事の中では一番の閲覧数とスキ数をいただきまして、NOT A HOTELというコンテンツの力を感じた所ですが、この1年でも様々な動きがあり、益々目が離せません。私が購入したNOT A HOTEL NFTは販売を終えて、次なる動きとして NOT A HOTEL DAOというのを準備中のようです。

このサービスもNFT同様にブロックチェーンの仕組みを活用したもので、ビットコインのような仮想通貨を発行して、その通貨を保有する利息分でホテル宿泊やイベント参加等のサービス購入ができるようにする仕組みとなっていますが、ローンチ時期は未定です。

そしてつい先日には実績や資格不問のU-40の建築家やクリエーターを対象としたデザインコンペ開催が発表されました。どんな人がどんな案を出すのか、そしてどんなホテルになっていくのか、ワクワクしています。

宿泊当日まで

前回のNASUと同様に3ヶ月前にあたる11月に宿泊するホテルの電子鍵が発行(Airdrop)されました。発行された鍵はアプリから確認することができます。今回は宮崎にあるAOSHIMAのSURFという部屋ということで直ぐに航空券を予約しました。NASU MASTERPIECEは出現率が5%以下ということで、初年にして豪運を発揮しましたが、今回は通常の引きといったところでしょうか。

それでも、部屋面積は142.72㎡+テラス148.89㎡と普通のホテルのスイートルームよりも全然広い部屋に泊まれるわけでテンションが上がります。ちなみにAOSHIMAは一休でも予約できるようで、凡そ245,000円/泊となっています。

前日にはアプリのチャット機能で「昨年の滞在時に利用されました調味料セットを希望されますか?」とメッセージがありました。今回から有料になってしまったのは残念ですが、昨年の滞在履歴を確認してその人に合う提案を行うというきめ細やかな対応を行なっているようで、この辺りも抜かりないなという印象です。

ホテル到着まで

今年も妻と2人旅です。午前中に飛行機で宮崎空港に着いたので、そこから電車で宮崎神宮駅まで行き、宮崎神宮へお参りしてから、少し早めの昼ご飯はチキン南蛮が有名な「おぐら 瀬頭店」さんへ。「街の洋食屋さん」という感じで観光客だけでなく、地元の方もたくさん来店している印象でした。

宮崎神宮は平日の午前中で人もまばらで静謐な時間が流れていました
酸味の効いたタルタルソースが美味でした

ボリューミーなチキン南蛮でお腹いっぱいになりながら、そのまま「お菓子の日高」さんでおやつの「なんじゃこりゃ大福」を買って青島へ向かいます。

まだ15時のチェックインまで時間があるので、青島を散策しました。青島は1周1.5km、歩いても20分もかからない小振りな島でお散歩にはちょうど良い感じです。

「鬼の洗濯板」と呼ばれる岩肌が島を取り囲んでいます

近くのスーパーで買い出しをして、ちょうど15時前になったのでホテルに向かうことにしました。

NOT A HOTEL AOSHIMA は AOSHIMA BEACH VILLAGEというエリアの一角に位置します。中にはカフェレストランやバーベキュー場、サウナなどホテル宿泊しない日帰りのお客さんも楽しめる施設があります。

入口の看板、BEACH VILLAGE内の各施設の紹介が書かれています
こちらの建物がレストラン

ホテル内探索

BEACH VLLAGEを奥に進んでいくとNOT A HOTELが見えてきました。

奥に進むとホテルが見えてきました
ここから先は宿泊者専用。手間に見えている階段はCHILLという部屋へのアプローチ

ちょうどスタッフの方とすれ違い、挨拶を済ませてチェックイン。スマホのアプリからボタンひとつで解錠です。

今回宿泊するSURFのアプローチ。南国風の植栽がお出迎え
テンキーはついていますが、スマホのみで解錠可能

部屋に着いたら、やはりまずは写真を撮りまくるところから始まります。探索するほど広くはないですが、せっかくなのでスケッチを見ながら説明していきます。

図面の左手が部屋の入口側で、手前から水回り、寝室、LDKと室内空間が繋がります。そして右手(建物奥側)のプール付きの大きなテラスと図面下の通り庭のような細長い空間が室内をぐるりと取り囲むという構成になっています。ちなみに図面上部(隣部屋)はGARDENという部屋になっています。

久しぶりに渾身の平面図スケッチ(1マス60cm)

部屋に入るとすぐ右手の水回り。当然のように2ベーシンでゆったりとした造りとなっており、奥には洗濯機もあります。

一直線の洗面スペース

洗面スペースの奥がバスルーム。浴槽は温浴用と水風呂の2つが隣合わせになっており、左右を壁で囲まれた庭に面しています。

広々したお風呂、奥にロウリュ用の柄杓が見えます
サウナは2人でも余裕のあるサイズ感

廊下を奥に進むと寝室です。奥には長いデスクが設置されています。

シンプルな設えですが、窓から見える緑がアクセントになっています

さらに奥に進むとLDKの空間。天井高が3mあり開放感があります。NASUと同じように部屋内の室温や照明をコントロールできるタブレット、ミニコンビニや冷蔵庫、Bluetoothスピーカー等が完備されており、快適に過ごせる工夫が散りばめられています。

メインのLDKから庭越しに海が見渡せます
キッチン側はこんな感じ

キッチン用品もNASUと共通でバルミューダのコーヒーメーカーやミーレのオーブンなど本格的なものが採用されています。

食器や調理器具は整然と並んでおり非常に気持ちが良いです

室内はシンプルに造りながらも快適性を重視したスタイルになっていますが、NOT A HOTELの「らしさ」はロケーションを生かした外部空間にあると思います。テラスや通り庭の方も見ていきます。

プール側から室内側を臨むと映えた写真が撮れます
通り庭の空間、サーフィンの後すぐに風呂に入れるという動線になっているようです

テラスのさらに奥は海岸となっており、図面では表現できていませんが勝手口からその海岸まで直接出ることができます。(流石にプライベートビーチではありませんが…)

勝手口から出たところ
いきなりパブリックな海岸沿いに出てきます

初日の過ごし方

一通り写真を撮った後に少し休憩がてら途中で買った「なんじゃこりゃ大福」をいただきました。

いちご大福とコーヒーでおやつタイム

そのあとは特にやることもないのでダラダラ。私は一度目のお風呂+サウナ。サウナから出てくると妻は読書するふりをしながら、ソファでうたた寝していました。贅沢な時間が流れます。

お昼がガッツリだったので、夕食は軽め。スーパーで買った肉とサラダということで、ホテル泊にしては少し質素な感じになってしまいましたが、せめてもの特別感ということで地元のクラフトビールで乾杯しました。

ラグジュアリーなホテル泊にしては控えめな晩餐

そして二次会はなぜか懐メロをYoutubeで流す会に。他愛もない話をしながら、あっという間に夜が更けていきます。ライトアップされた庭やプールも良い感じで映えていました。

ソファゾーンが二次会会場
ライトアップされたテラスが綺麗でした

2日目の過ごし方

2日目の朝はちょうど日の出の時間くらいに目覚めました。

北側なので朝日は見られないが、エモい感じです
白い壁の奥がほんのり明るくなってきています

朝食は夕食と同じくスーパーで買ったパンとコーヒー。事前に予約しておくことで、Village内のカフェレストランから提供されるアメリカンブレックファストを食べられますが、写真を見た感じどこかのカフェで食べられるようなものの少し良いお値段設定だなーということで今回はパスしました。

いつもの朝ごはんという感じ

朝食後に2回目の風呂+サウナ。緑を眺めながら外気浴はやはりトトノいます。サウナ後は軽く測量をしているうちに11時になりチェックアウト。夜には別の用事があったので、昼過ぎの飛行機便ので帰るため空港まで向かいました。

少し日が昇ってくるといい感じに影が落ちてきます
海岸側からホテル全景を眺めるとこんな感じ
宮崎空港ではアローラナッシーがお出迎えしてくれます

この記事を書いていて思いましたが、ほとんど前回のNASUの時と同じような過ごし方になりました。でも「特別な場所で何もしない贅沢」は自分にとっては年に1回の最高のご褒美だと再認識しました。いずれは2人旅ではなく、お互いの家族や友人を誘ってみたりしても楽しいかなと思っていますが、そもそも来年はどこに行くことになるかな。。。





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