コーティングラスクの美味しさを知ったら元には戻れない。
パンが好き、そして甘いものが好き。
それならラスクはどうなのかというと、今まであまり積極的には食べてこなかった。
なぜなら、せっかくのスイーツタイムに食事感の強いものを食べるのはもったいないと思っていたからである。
しかし昨日、ハッと気づいたことがあった。
そうだ、逆に食事扱いにすればいいじゃないか。
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ラスクとは、スライスしたパンに砂糖などを塗って焼いたものである。
発祥はドイツで、硬くなってしまったパンの活用法として編み出されたものらしい。ふやふやにするフレンチトーストと対をなす存在と言ってもいいだろう。
家やお店でできたてを食べるフレンチトーストとは異なり、ラスクはお土産として人気なイメージがある。
某デパ地下には東京ラスクやガトーフェスタハラダがあるし、パン屋さんで可愛くパッケージングされたものが販売されていることも。
シンプルな素材ででき、甘い/しょっぱい、洋風/和風と様々な味とも相性が良い。保存性にも優れているから日持ちもするし、そしてなんかおしゃれ。商品開発のしがいがありそうだ。
しかし先述のように思いっきりパンな見た目であるがゆえ、自分用で買うスイーツとしての優先順位は低めだった(いただいたときは喜んで食べています)。
パンは食事で食べられるし、もっとスイーツスイーツしたものを選ばないともったいなく思ってしまうのである。
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しかし最近になって、チョコレートががっつりコーティングされているラスクの存在を甘味強火担の友人から教えてもらった。
ガトーフェスタハラダで秋~春あたりに販売されているプレミアムシリーズである。
分厚いチョココーティングも好物な私は即興味深々に。すると偶然にもそれからほどなくして、夫が職場のかたからホワイトチョコのプレミアムをもらってきた。
贅沢にかかったホワイトチョコと、サクサクザクザクに焼かれたパンの小気味いい食感が最高すぎる。何枚でも食べられそうな気がした。
そして先日。
シャトレーゼのケーキのヘルシー具合に驚いた回があったが、実はそのときラスクを自らゲットしていたのである。
季節限定のさくらシリーズ。
桜風味のホワイトチョコがコーティングされており、優しいピンク色がかわいらしい。
甘いホワイトチョコに桜がほんのり香る。
そしてパンはサクサクで、チョコが染みた部分のジャクジャク感がとても良かった(ハラダもそうだったかな)。
ちなみにこれを食べたのは夕飯から約2時間後で、デザートもしっかり食べたあと。
しかし1回にたいした量を食べられないため、お腹が空いてしまっていた。
『どうしよう。食パンはさすがに重いし、かといってクッキーはお菓子すぎる。デザートの後にさらにお菓子はやりすぎな気もするし……。』
……、
……、
そうだ、ラスクはパンだから主食じゃん。
つまり食事じゃん。
少食の人は5食とかにして栄養を確保しようみたいな話もある。それなら私は、このラスクを「サブ食事」にしようではないか。
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これが私の中で「ラスク≒ご飯」となった経緯である。
シャトレーゼのコーティングラスクは通常だとバラ売りされていないのが悲しいところだが、ガトーフェスタハラダは確かしていたはず。
コーヒーゼリーのために夏場伺うことが多かったが、これからは夏以外→チョコラスク、夏→コーヒーゼリーというサイクルで回していきたい。
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