見出し画像

優秀な人=他者視点の判断基準を持つこと

今回のお話

仕事ができる人は周りにいるでしょうか。
そもそも仕事が「できる」とはなんでしょうか。

個人的には就職市場や転職市場での「優秀」という不明瞭な定義の言葉はあまり好きではありません。

ただ、個々の組織や人の判断基準により「できる」の尺度は異なるもののベースは同じものがあるような気がします。

今回は仕事ができるとは何かについて考えていきましょう。

アウトプットの基準を他者ベースにしている

〇〇さんは仕事ができると評価されているのを聞いたり、感じたりすることがあります。

文字通りの「できる」であれば、誰しもが「できている」のですが、優秀という意味で使われる「できる」には何を根拠に判断基準を持っているのでしょうか。

個々人や組織によってばらつきが存在するのですが、一貫してベースにあると思っているのは以下です。

アウトプットの基準を他者ベースにしている

仕事ができると言われる文脈では、二つの意味合いがあるように感じます。

一つは、純粋な能力の高さです。
例えば、一人の人が一時間かけて十できることをある人は一時間で百できるとします。その場合に、その人は仕事ができると評されます。

もう一つは、インパクトの高さです。
インパクトとは、事業や組織など他者への働きかけで個人ではなく周りの生産性を高めるようなことを指します。

個人的には仕事ができるとは、後者の高いインパクトを出せる人がそう評価されるべきと思っています。

そして優秀と評価される背景の一つに、アウトプットの基準が他者ベースであると考えます。

個人ベースの基準では、評価基準が自分の中にしかないため、このレベルでいいやという低い水準の場合があります。

もちろんそれが高い場合があるものの他者からの評価や基準を参考に上げていくケースが多いように感じます。

また生産性として個人よりチームとして働くことが多く、一人がずば抜けて高くてもその他が低ければ生産性としては低いままです。

それらのため、アウトプットの基準を他者ベースにしている人が優秀と呼ばれる理由の一つだと感じます。

改めて簡単にいうと、他者の視点を持つということが大切だと思います。

自分だけの視点だけではなく、上司や経営層など異なる視点や角度からアウトプットを見つめることが重要です。

また職種間の違いによる問題や解決策に対する捉え方を把握しておくことで連携しやすいように感じます。

WebやらIT企業では、営業、ディレクター、エンジニア、デザイナー、QAなど様々な職種が一気通貫でサービスやプロダクトに携わっており、それぞれの職種でアウトプットに対する意識や気にすることが異なります。

そういった背景知識を捉えつつアウトプットをする人は「優秀」だと言えるでしょう。

そのため、アウトプットの基準を個人ではなく他者の視点を取り入れてアップデートしていくことが今一層重要視されるように感じています。

最後に

他者の時間を奪うという意識に欠けているというのがチームで働く上で悪手な気がします。

様々な理解度や解像度の違う他者と働く上で自己が他者より高かろうが低かろうが、連携する際にその連携先と同じ認識を持てるコミュニケーションを行うというのが大切であり、難しいことです。

問題解決能力や発見能力が大事であるとビジネス書などで言われているが、まず大前提としてチームで働く上での連携力というのが一番基礎的に重要なのかもしれません。

個人のスキルを上げることばかりではなく、持っているスキルがどれだけ他者に利益ある方に持っていけるかの転換力も必要だと思います。

それでは、また。

読んで面白ければサポートよろしくお願いいたします! 励みになり、さらなる質の高い記事投稿することを約束します。