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キャリアと家庭の両立:新たなビジョンを描く【ママさんCRAインタビュー】

こんにちは。ZeeDiaです。

ZeeDiaでは、ママさんモニターが子育てとキャリアを両立できるよう、派遣先の製薬メーカーやCROと新しい雇用形態の創出に努めています。

今回は、2023年1月に入社し、2月からエリア限定外勤CRA(臨床開発モニター)として働いているあかりんさんにインタビューしました。

ZeeDiaに転職した経緯、ZeeDiaのトレーニングで学んだこと、ご自身の将来についてお話を伺いました。5歳と3歳の2人のお子さんがいるあかりんさんにとって、ZeeDiaはどのような会社に映ったのでしょうか?


ZeeDia入社までの経緯

あかりんさん、ZeeDiaに入る前の状況について教えてください。

前職では2人の子どもの産休・育休で、約4年間のブランクがありました。さらにコロナの影響もあり、会社の状況がどうなっているのか全く予想できませんでした。

そんな中、先輩ママさんCRAの多くがフルタイムで働いていたので、「自分も大丈夫だろう」と思ってフルタイムで産休育休から復帰しました。しかし、実際に復帰してみると、想像以上に厳しいものでした。

まず、仕事から離れていた4年の間に、システムや社内が色々と変わっていました。eTMF(必須文書)格納のシステムから試験進捗や施設情報もカバーするようなシステムへの変更など(Job Aidsの存在もかなり後に知りました)、多くのことが変わっており、浦島太郎状態でした。

その上、担当も2プロトコール計6施設と数は少ないものの、3施設の初回IRB申請が同月、ある施設はモニタリングフェーズからの引継ぎでしたが、症例が10例以上動いていた上にCRCさんの要望が細かくて、他の施設の対応も含めると、到底1日8時間では終わりませんでした。

このときの1日のスケジュールは、
5時起きで自分と子どもたちの準備をし、
8時から18時まで働き、
子どものお迎え、ご飯の準備、お風呂、寝かしつけをし、
子どもが寝た後、22時から24時頃まで残業
をしていました。

平日はワンオペ育児をしています。私の両親は広島にいて遠く、埼玉にいる義両親はまだ働いているので、気軽に頼ることは難しい状況です。

この時ばかりは申し訳ないと思いながら、義理の母に「この日だけは」と子どものお世話を何回も頼みました。

このままでは迷惑がかかると思い、内勤職への異動を上司に希望しました。しかし、内勤職の空きはなく、当面空く見込みもないとのことでした。しばらくしてようやく内勤職に配置されたものの、結局リソースが足りず、外勤も掛け持ちすることになりました。

忙しい期間が5か月くらい続いたところで、傷病休暇を取ることになりました。

ZeeDiaを知ったきっかけを教えてください

休暇から復帰できた後も就労環境が変わったわけではなく、自分が無理をしていると感じたとき、ZeeDiaに転職していた元同期から連絡をもらいました。
以前、内勤希望が通らないと話したことを覚えてくれていて、LINEで「ロールチェンジできた?外勤少ないモニターの募集案件が複数あって、もしかしたら力になれるかも」と提案してくれました。

私のことを案じて声をかけてくれて、転職のきっかけを作ってくれた元同期には今でも感謝しています。

ZeeDia入社の決め手は?

1つは、ワークライフバランスを保てること、もう1つはモニター以外の業務も経験できることです。

CROを何社か経験している友人の話を聞くと、同業他社はどこも同じように感じました。仮に転職で給料が上がったとしても、その分業務量が増えるだけだと思っていました。
そのため、現在の会社を移ってまで同じ環境に行くメリットを見出せません。
また、転職した後に元の会社に戻った人がいると聞きました。業務が過多になり、家族に説得されて戻ってきたというエピソードを聞き、同業他社への転職は自分には合わないと思っていました。

さらに、モニターは他業種へ転職できないとも思っていました。例えば、営業職であれば他の業界でも「営業力があります」と言えますし、IT業界であればどこの企業でも「ITスキルがあります」と言えますよね。私自身は、ワードも普通、エクセルも普通、パワポも普通、プレゼンは苦手です。転職したいと思っても、他の業種には移れないと感じていました。

身動きが取れないような感覚に陥っていた中、ZeeDiaの働き方は私にとって魅力的に映りました。

最初は知らない会社でしたので、代表の北村さんと元同期の三者面談をさせてもらいました。そこで、「派遣のモニターがメインである一方、ビジネススキルアップを図るために、マーケティング業務などに携われる機会もある」と聞きました。これまで聞いたことのない話だなと驚きました。

最初の面談から三者面談にしてくださり、カジュアルな雰囲気を出していただきました。包み隠さず何でも話をしてくださったので、不安や疑問を解消できました。

派遣という形態でモニターとしての業務内容と就業時間が過剰にならないよう守られつつ、「モニター以外の仕事ができるのは楽しそうだ」「自分の可能性を広げられそう」と感じました。

後日、元同期が以前の勤め先の最寄り駅まで来てランチをした際に、転職の意思を伝えました。その後、北村さんとの面談・面接を経て、ZeeDiaに転職することになりました。

派遣前トレーニングで学んだこと

あかりんさん、派遣前トレーニングの内容を教えてください

ZeeDiaでは、約1か月間のトレーニングを経た上で派遣に出ます。派遣前のトレーニングは、コーチと個別相談してカリキュラムを作成していきました。

「GCPのリスキリング」、「メーカーとCROの違い」に加え、私は「自分の強みを見つける」トレーニングに取り組みました。

脳科学などに基づいたコミュニケーション方法や思考法について、ほぼ毎日コーチと対話を行いました。対話時間以外では、推奨された動画を視聴し、コーチにフィードバックをしていました。

トレーニングの後半2週間は、毎回アウトプットとして1分間スピーチが設けられていました。そのため、1分間スピーチのための話題探しに本を読んだり、自分が伝えたいことを書き出したりしていました。

【1分間スピーチのお題】
・前日のトレーニングの気づき
・日常の気づき
・性格診断結果を受けて
・ママになって伸びた力とは
・最高の1日にするためのレシピ

また、ZeeDiaのマーケティング部門をサポートできるように会議にオブザーバーとして参加し始め、CRA業務に支障がない範囲でサポート業務も行っていました。

トレーニングを受けてどう感じましたか?

トレーニングの内容は、自分が想像していたものと全く異なっていました。私は「自分がどのような人間なのかを知りたい」と思っていたので、内容がまさにピッタリでした。そしてトレーニングを通じて、自己肯定感が少しずつ向上しました

小さいころから、私は自分から話すよりも人の話を聞くことが多かったのですが、1分間スピーチを通じて「意外と話せる」ことに気がつきました。また、北村さんから褒めてもらえることが嬉しかったです。

メンタルを自分で安定させる力がついてきたと感じてもいます。具体的には、「リフレーミング」を通じてのメンタルトレーニングです。

人間は生物学的に、最初にネガティブな想像をするそうです。リフレーミングによって、ポジティブな考えに変換できるようになってきました。

普段おねしょをしない娘と息子がそろって同日におねしょをしたことがあって。いつもなら「だから寝る前トイレ行けって言ったでしょーが!」と大爆発するところですが、「防水シーツをいつも面倒臭がってたまにしか洗っていなかったから、洗うきっかけを作ってくれてありがとう」とリフレーミングしました。

どうしてもリフレーミングが思い浮かばず、80回中8回は大爆発しますが(笑)。でも、成功率90%はすごいですよね?

限られた時間でのタスク攻略について

仕事や生活でどのように工夫しているか、具体例を挙げていただけますか?

朝に、やりたいことを付箋に全部書き出しています。B5サイズの手帳用下敷きに付箋を貼り、①今日中②今週中③その他、の3つに分けて管理しています。

タスク管理にはアプリを使用することも可能ですが、完了した付箋を捨てるのが楽しいと感じています。順番の入れ替えも楽なので、私はこの方法を気に入っています。

また、Outlookにすべての予定を書き込み、雑務を避けるようにしています(笑)。そして、実際に作業にかけた時間を異なる色でメモし、次に同じ作業を行う際の基準としています。

担当施設の情報はすべてExcelにまとめ、書類作成時の差し込み印刷に使用したり、自分用のトラッキングメモとして活用したりしています。引き継ぎ時にも便利です。

平日は家事を頑張らないことも意識しています。たとえば、休日に野菜を切って冷凍しておいたり、冷食(パルシステム)を使ったりしています。就業前の朝の1時間や、昼食後に解凍や下ごしらえをして、夕食の準備をします。そして、献立は曜日ごとに決めています(月曜は肉、火曜は魚、金曜は夫婦で晩酌して子どもにはカレーなど)。

未来に向けたキャリア構築

マーケティング業務にも関与するようになった経緯を教えてください

北村さんに、マーケティングなどの異なる職種にも興味があると話したところ、関われるようになりました。

マーケティング業務については、これまで持っていなかった視点、特にターゲットに合わせた視点で施策を考えるのは難しいのですが、新しい挑戦ができて楽しいです。

未来のキャリアについて教えてください

子どもたちがどのような環境にいても、自分たちのやりたいことを追求できるよう、会社を作りたいと考えています。特に娘は絵を描くのが好きなので、デザイン関連の会社を検討しています。私自身も、何かを生み出したい、人を笑顔にしたいという気持ちがあります。

北村さんは起業経験者であり、起業に関する情報を提供してくれます。「何歳で会社を設立すべきか?」「副業から始めるべきか?」など、一緒に様々な問題について考えることができ、とても楽しいです。

さらに、ZeeDiaには社長や税理士、個人事業主を経験されている方が多数在籍していますので、起業の相談ができる環境が整っています。

未来のビジョンが現実味を帯びてきて、実現できそうな予感がしています。

まずはZeeDiaでCRAとして勤務しながら、マーケティングや経営に関する知識と経験を積み上げることを目指しています。

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