晴れ時々ファッション

葉山在住のファッション業界人です。年間120日ほど海外にいました。 パリ/ミラノ/フィ…

晴れ時々ファッション

葉山在住のファッション業界人です。年間120日ほど海外にいました。 パリ/ミラノ/フィレンツエ/ロンドン/イスタンブール/上海・・ 変わりゆく美と、普遍の価値。ファッションは肌に一番近い環境。 時代の空気感を大切に、肌感を大切に、時代と戯れたいと思います。夢はイケてる花咲ジジイ。

最近の記事

消費者のワードローブを意識する時代

現在のモノ創り人達へのメッセージです。 「トレンドという雨乞いをせず マーケットという畑を耕せ!」 こんなドキドキするフレーズでレポートを書いたことがあります(笑) 今の時代 優れた提供者は 自分も消費者であることを忘れていないと思うのです。 当たりまえと言えば当たりまえの とても大切なセンスですね。 マーケット(消費者)は気づいていると感じます。 モノやコトを提供する者たちが「仕組みやルール」に翻弄され ピュアな核心を見逃しているのではないかということを。

    • 改めて見直されるカール・ラガーフェルド  そしてZARA・UNIQRO

      誰もが知るシャネルの伝説を受け継ぐデザイナーであり、 業界に激震が走ったラガーフェルドの訃報は記憶に新しいと思います。 2019年2月19日、その日僕は上海でのワーク中に聞きました。 一瞬、場の空気が「っ!!」となったのを覚えています。 2019年の春夏コレクションを見た時に感じていた CHANEL本人へのオマージュのような内容に、 ひょっとして。。。最後になるのかも。。。 などと感じたことを思い出します。 体調が良くないという話は聞いていましたので。 2019年の秋冬

      • 「ロックダウン直後のアンケート」   
愛くるしい答えにホッコリ

        さてさて今日は気分を変えて。 ロックダウン明けの直後に ロンドン/パリ/ミラノ/ニューヨーク/東京の 世界5都市で行われたとあるアンケートのお話です。 世界の人々の行動の素直さに 微笑んでしまう結果のお話し。 なるほど! 納得! そうだよね! という興味深い結果が出ていました。 世界中が一時的に行動制限が発動され ロックダウンを受け入れていた時期。 不自由な生活にストレスもたまっていた時期ですね。 もちろん日本も、海外ほどの強硬ではないですが 世界でも類稀な「自粛

        • 「移りゆくファッション」「移り行かないファッション」VOL.3

          *「変わりゆく美」 と 「変わり行かない価値」 長くなってしまいましたが、前回からの続きです。 お付き合い有難うございます。 近年の消費傾向の変化から見てとれる モノ作り人が意識するべき方向のお話です。 VOL.2 / VOL.3 と続いてしまったので ここまでのお話を簡単に復習しますね。 世界が巻き込まれたCORONAの影響で 約3年ほど不安定な環境にあったマーケットの深層マインドの変化。 人々の心持ちは 「不安定な中で求める、安心、安全、安定」に移行し 消費マ

        消費者のワードローブを意識する時代

          「移りゆくファッション」「移り行かないファッション」VOL.2

          *「素敵」と「必要」のあいだ さてさて前回からの続きになります。 かつて日本のファッション業界でよく言われていたのが 「カッコいい」とか「新しい」とか「素敵」が善だったわけです。 デザイナーさん達の企画過程での会話では 「去年と何が違うの?何が新しいの?」というフレーズをよく聞きます。 「変えることが善」というトラウマが存在しているようにも聞こえます。 「変える=新しい=企画努力」的な空気感が漂っているんですね。 これは決して悪いわけではないのですが 多くのアパ

          「移りゆくファッション」「移り行かないファッション」VOL.2

          「移り行くファッション」「移り行かないファッション」

          次シーズンの展示会が続いていましたが ようやくちょっと一息。 さてさて、この時期は3シーズンの企画が並行して行われる時期になります。 頭の中はいろんなシーズンの案件が運動会状態になるわけです。 23SS:最終企画 23AW:企画調整 24SS:企画スタート 各デザイナーさん達もシーズンごとの切り替えが 大変な時期になりますね。 コロナもようやく落ち着きはじめた感があるこの頃 (実際の状況は世界でも類稀にみる  感染者激増という不思議国日本ですが。。) 様々なご相談をい

          「移り行くファッション」「移り行かないファッション」

          iPhone が売れると ガムが売れなくなる !?

          コロナ以前より売上苦戦が続く業界ですが、 いろんな角度でのご相談を頂いてきました。 素材/色/柄/デザイン。。。。 コロナ直前によくお話ししていた内容です。 *Life Style のChange = 消費StyleもChange !! アメリカのガム(チューインガム)業界で起きたお話しです。 ファッション業界のみならず あらゆる業界にも同じことが言える象徴的な現象がありました。 とても興味深いお話しです。 *アメリカのガム業界に起きた事 2008年以

          iPhone が売れると ガムが売れなくなる !?

          晴れ時々ファッション

          初めての投稿って不思議とワクワクするものですね。 今の時代の発信ツールって YouTubeや TikTok など 動画での立体的な表現がメインストリームなのかもしれませんが、 あえて文字(テキスト)での発信がいいかなと。 日本語って美しい言語だと思うんです。 世界の中でもルーツが解明されていない特殊な言語なんですね。 それこそ日本語自体が「世界遺産」になっても良いのでは? などと感じるわけです。 さてさて• • • noteに「晴れ時々ファッション」なるペ

          晴れ時々ファッション