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2024.4月日記、前半

4/3(水)

某所で東日本では大変珍しい野鳥が出たという情報を得て、平日の2日間、眠い目をこすって仕事前の早朝に出撃した。
結果としては2日とも現れることはなく空振りに終わった。
このこと自体は別に仕方ないし、こういうことは出会いなのでそれがかなわなくてもまあ「いつか会えたら」位のスタンスな訳で。。。

初日は100人は集まったんじゃないかというくらい盛況で、この時点でなんだか我家の野鳥観察のスタイルとは違う気がする、という気がふつふつと湧いた。中々鳥さんが現れないので、だんだんに場が乱れてきて、「○○野鳥クラブは貪欲に情報を集めるくせに、けっして教えない。そのくせあそこに漏れるとあっという間に拡散してしまう。グループには絶対教えちゃだめだ」とかいう閉鎖的な話が漏れ聞こえてきた。

野鳥の出場所については、教えることはタブーという不文律がある。
一番の理由は、営巣中の野鳥が営巣を放棄してしまうことだと思う。
春のカップリング時期というのは、青葉も茂って中々野鳥を見つけにくくなる時期だけど、カップリング最中はあちこちでさえずるので、割とどこに野鳥がいるのかわかる。狭い範囲に人間が集まり過ぎるのも、野鳥のいる環境では異質だろう。今回は旅鳥ということで、営巣中ではないし、珍しい鳥を一目見たいという気持ちは誰でもが持っていても不思議ではない。

どの世界にも一握りの常識のない人々はいる。なので、排他主義は別段珍しいことではない。

今回、私自身も珍鳥フィーバーに乗ってしまった。野山を歩いて偶然の出会いに喜びを感じていた私たちだったから、今後こういうフィーバーには向かわないとは思う。いややっぱり好奇心には抗えないかな。

いつもお山で出会うルリビタキさん♂

4/8(月)

4月から始まったNHKの番組「新プロジェクトX」
前シリーズも見ていて毎回感動し涙した。
なんと前作から18年ぶりという放送で主題歌変わるのかなと思ったけど、
やはりこの番組には中島みゆきの「地上の星」以外にはありえないなと思った。それほど完成度が高く、根底から日本を支えてきた人々の心情とその力強さを表す音楽としてこれ以上のものはないし、作れないだろうなという気持ちが大きかった。
エンディングの「ヘッドライト・テールライト」も、この英雄たちの旅が続いていくことの永遠を物語る。

「東京スカイツリー 天空の大工事」は、初回を飾るにすばらしい出来栄えだった。なんと工事中に東日本大震災に見舞われていたことを失念していた。その時の大揺れな状況に、仕事人たちはみな死を意識したのだという。それでもビス1落としてはいけないという仕事人魂に心が揺さぶられる。
あらゆる産業を支えているのは、卓越した頭脳ばかりでは成り立たない。
それを積み上げ作り上げていく一職人であり一技術者であり一作業員なのだ。生真面目で一途な日本人の本質を見せつけられ、この民族でよかったと改めて感動した。

4/11(木)

今年に入って初草取りです。
草引き、草むしり等いろいろと呼び名があるっぽいですね。
まだまだ草はミニサイズだけど、これからどんどん成長していくから今のうちに少しでも減らしておきたい。昨日の雨で地面が柔らかくて楽だった。

雑草に対して(もちろん雑草という名の草はない)野菜や園芸種の草花とがある。雑草は自分の力で芽を出し育ちまた翌年芽を出す。
ところが、野菜や園芸種の草花たちは、人間が手助けをして成長を助けてあげないとまず自力では育つことができない。
人類がほろんでしまっても雑草は生き残っていく。
人間がいなくなった荒涼とした世界に雑草だけが生き残っていくってことを想像すると、自分の力で生きていくことの強さ、したたかな戦略そんなことに思いが行く。

4/12(金)

4月から始まったNHKの朝ドラ「虎に翼」がおもしろい。
主役の伊藤沙莉さんが好きで、『これは経費で落ちません!経理部の森若さん』の佐々木真夕役ででていたけど、とっても役にハマっててうまかった。江口のりこもうまかった。多部未華子は言うに及ばずでした。
と、話が逸れたけど、今回の朝ドラ、日本初の女性弁護士の1人であり、初の女性判事及び初の家庭裁判所長になった三淵嘉子さんがモデルで、この時代の女性が差別からいかに這い上がっていくかというストーリーは大好物。
ちなみにこのドラマを機に嘉子さんが使っていた神奈川県小田原市の別荘が一般公開されることになったようでなんとも楽しみです。

4/15(月)

野暮用で外出。
と、歩きながら株式投資している人を初めてみちゃった。
若い人だったけどいるんだなあ。
スマホで何を何万、何を何万とせわしない。
デイトレードで生計立てているのかなあ。

*トップ画像はマヒワのオスとメスです。右がオスです。

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