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【反面教師に】炎上マネージャーが抱える15個の特徴(後編)

※当時のイライラを再現するために、その時ツイートしてた内容をちょくちょく差し込んでいます。多少読みにくい部分あると思いますが、ご了承ください。

前編はこちら

炎上マネージャーが抱える15個の特徴(再掲)

①思考面
・論点設定が出来ない
・仮説が構築できない
・仮説を検証できない
・ストーリーがない、語れない
・ひらがなが多い

②技術・知識面
・知識がない・弱いのに、自主的に学ばない
・スライドが書けない
・プレゼンが下手
・議論が出来ない
・マネジメントが出来ない

③精神面
・御用聞きスタイル(言われた作業しかしない)
・スタンスが取れない
・素直になれない、プライドが高い
・成果物が出来ないことをメンバーのせいにする
・想像力・危機感の欠如

②技術・知識面

・議論が出来ない

「マネージャーなのに議論が出来ないってどういうこと?」こう思う人は多いと思う。そして、これは当然の疑問だと思う。しかし、これが出来ないマネージャーが存在するのだ。

なぜか?これは僕の仮説だけど、マネージャーになるまで&なってからも、スタンス・ポジションを取らずに仕事をしてきたためだと思う。昨今のコンサルファームでは、社員代替的な役割で仕事を獲得するケースも少なくない。それらの仕事を行う場合、やろうと思えばスタンス取らずに、クライアントから言われた仕事をこなすことは出来る。(本来はスタンスとって進めた方がよいのだけど)

当然、スタンスを取らなければ、自分がどんな方向性に向かって議論を進めるべきなのか、または、クライアントをどちらの方向に導くべきなのか、思考を巡らせることもない。その結果、議論なんて出来るわけがない。

個人的には、議論できないコンサルなんてクライアントは金払う価値ないと思う。クライアントの思考を整理し、事業判断に貢献することがコンサルの本質的な価値だと思う。そのために議論が出来るということは、出来て当然なのだから。

・マネジメントが出来ない

マネージャーの役割って、チームを上手くマネージして、成果を最大化させることだと思うんです。そのため、メンバーの誰にどの作業をどんな指示で出せばよいか、等を調節できる必要があると考えています。(勿論そこの上手い・下手はあると思いますが)

一方、炎上マネージャーは、そもそもメンバーに対して、どんな作業をどんな指示で出すべきか?が出来ない。結果、メンバーにふわっとした作業指示を行う→クオリティが低い→マネージャーもリカバリーできない→チームの成果ゼロ=炎上、みたいな流れに陥ります。

これが出来ない理由は…ちょっと良く分かりませんw

③精神面

・御用聞きスタイル(言われた作業しかしない)

御用聞きスタイル、個人的に嫌いな概念ですね。というのも、”御用聞き”って自分なりの価値が出しにくい、感じがするんです。ただ言われた事だけをやる。勿論、新人等であれば、型を覚えるために言われたことを着実に行うことも大事です。

しかし、コンサル、まして、マネージャーってプロじゃないですか。プロが御用聞きってどういうこと?って思ってしまうわけです。

けれども、御用聞き型のスタイルで仕事をするマネージャーは一定数いる。そして、大抵案件を燃やすことが多い。そりゃそうですよね。クライアントからすると、「これやってください」って言ってても、内心は「高いフィー払ってるから、+αの要素があると良いな」と考えると僕は思います。(だって人間だもの。自分が同じ立場だとしても、多少期待しますよね)

なので、御用聞き型のマネージャーと不幸にも同じチームになってしまったら、自分から主導権を取って色々提案してみると良いかなと思います。

・スタンスが取れない

ここは議論が出来ないの所で説明したので割愛w

・素直になれない、プライドが高い

どんなマネージャーでも案件が上手くいかないことはあります。こんな記事を書いている僕も案件を燃やしたことはあります。一方で、それをリカバリーするには、協力者の助言を真摯に受け止め、プロジェクトを前に進める姿勢が重要です。

しかし、炎上マネージャーはそれが出来ません。何故か。「自分が出来ない」という事実を素直に受け入れられないためです。それは素直でないことやプライドの高さが影響していると考えられます。

この手の人は、レビューを極度に嫌います。本来、成果物の品質を向上させる為の過程ですが、プライドが高い人からすると、自分を否定されたと思う傾向があります。

個人的には、この手の人とは関与しない事が最善かなと思います。

・成果物が出来ないことをメンバーのせいにする

僕が緊急出動した時に成果物が全く出来てない状況を見て、「マネージャー何してるん?」と思い、色々話を聞いていると、一部マネージャーはこんな考えがあると分かりました。

「メンバーのスキルが低く、成果物が出来ない」

この点に関して、全否定するつもりはありません。僕もメンバーのスキルが低く、マネジメント上悩んだことはあります。

しかし、それをチームの成果と紐づけることはマネージャーとしてはゴミくずレベルだなと思います。そもそも、マネージャーは、様々なレベルのメンバーを適切にマネージし、チームの成果を最大化する事が役割です。それを「チームの成果が悪いのは、メンバーのせい」というのは、正直、職務放棄も甚だしい。仕事辞めちまえ、というレベルだと思います。

・想像力・危機感の欠如

これは、「この資料をMtgで出したら、クライアントはこんな反応するだろうな」という想像力の有無を言っています。以下動画で将棋の羽生善治先生は”三手の読み”という表現で説明してますが、正にこの概念です。

人に何かを提案する、議論する際は、多少なりとも、相手がどんな反応をしそうか?を想定すると(僕は勝手に)考えています。個人的に、何も準備せず提案・議論して、予想外の反応・意見があった時にあわあわしたくないという理由もあります。

これは、成果物を作る過程でも働くと思っていて、「この資料だと、きっとこんな反応されて微妙だな」とか「言ってる事正しそうだけど、刺さらないかな」とか、そういう想像力や危機感を働かせると、炎上を多少防げると考えています。

一方、炎上マネージャーは、この辺りの想像力・危機感が極端に欠落しているように思います。「えっ、これ出したら絶対燃えるよ。。。」と思う資料を平気で(何なら若干ドヤ顔で)提示してました。さすがに引きました…

一度、マジでヤバい環境(詰められまくる)で修業いただくべきかなと考えましたが、プライド高いし他責なので、恐らく効果ないかなw

炎上マネージャーと遭遇したら

ここまで炎上マネージャーの特徴を述べましたが、もし遭遇したらどうしましょう。短期的には、速攻で距離を取れるように工夫しましょう。社内でエスカレーションする、別の仕事できる人を連れてくる、等々。

けど、個人的にはこれは本質的ではないと僕は考えます。何故ならば、結局の所、この行動の裏側には、炎上マネージャーと同様に「他責」の思考があるからです。極論、マネージャーが糞でも、自分に自力があれば、問題は解決する。しかし、プロジェクトが炎上する全てをマネージャーに押し付けるのは、本来あまり良い思考だとは思いません。

【結論】自力をつける、他責にしない

結局の所、炎上マネージャーを反面教師とし、自力をつけることが一番重要だと思います。当然、道のりは険しく長いものになると思います。しかし、それが炎上マネージャーに遭遇した時の対処法にもなると思います。

こんなマネージャーにはならないように。

炎上マネージャーにならないための参考書籍

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