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【書籍紹介】思考力向上に効くおススメ本

「考える」という行為は、習得できる技術

仕事をしていて、上司等からこんなことを言われたことはありませんか?

「なんで、こうなの?」
「この結果、何が言えるの?」
「これ、ちゃんと考えた?」 等々

特にコンサルティング会社等ではこのようなやり取りが日常的に発生すると思いますし、これらのやり取りがなくても、作業において如何に考えればよいか?を意識する機会も多いと思います。

一方で、物事を「如何に考えるのか?」という技術を教わる機会は限定的です。日本の教育は知識詰込型が中心なため、思考型の作法・技術は中々習得しにくいという状況もあります。

以前、Twitterで思考力を伸ばしたい時に読むべき本を紹介した時には、思いのほか反響もありました。

そこで、この記事では、物事を「如何に考えるか?」という技術を習得する上で参考になる書籍を紹介します。

「思考力向上」本の全体像

思考力向上を考える際に、大きく3つのカテゴリがあると僕は考えます。

・左脳系
・右脳系
・相互活用系

左脳系は主に論理的思考等に関する内容、右脳系は直感や閃き等に関する内容、相互活用系は左脳系・右脳系思考をバランスよく活用し考える内容です。思考の癖や伸ばしたい思考系統に応じて、読むべきタイプの本を選別するとよいでしょう。

左脳系のおススメ本

左脳系で読むべき本はこちらです。どれも名著なため時間がある方は全部、ない方は最低でも「イシューからはじめよ」「論点思考」「仮説思考」は読むと良いと思います。
個人的には「論点思考」は特に好きで、何度も読み返し、理論を繰り返し学習しながら実践に活かすことを行っています。

・イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)
・論点思考(内田和成)
・仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田和成)
・オックスフォード流 自分の頭で考え、伝える技術(岡田 昭人)

右脳系のおススメ本

右脳系で読むべき本はこちらです。個人的なおすすめは、「右脳思考」です。特に「論理的には正しそうだけど、なんか違う」「なんか面白くない」等の壁にぶち当たっている場合等には、これらの本から学ぶべき内容が多いと思います。

・右脳思考 内田和成の思考(内田和成)
・直感力(羽生善治)
・「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考(末永 幸歩)
・天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法(ウィリアム・ダガン)

相互活用系のおススメ本

相互活用系で読むべき本はこちらです。相互活用系は左脳・右脳をバランス良く組み合わせ、物事を考える時に有効である一方、左脳的な論理性、右脳的な閃きを行き来しながら思考するため、難度もあがります。まずは、書籍から思考の考え方や手本を学ぶことが重要だと考えます。

・戦略「脳」を鍛える(御立 尚資)
・アナロジー思考(細谷功)
・直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗 邦威)

書籍は思考力を伸ばすためのきっかけ、実践で磨く必要がある

この他にも思考力向上に関する様々な書籍が出版されています。大切なのは数多くの書籍を読むことではなく、そこから自分の思考力を伸ばすヒント・きっかけをインプットし、それを実践し磨いていくことです。それを繰り返すことで、無意識的に思考する癖が身に付き、日常や業務においても活かすことができるようになります。

もし時間がなければこの3冊だけでも

今回10冊程度の書籍を紹介しましたが、「忙しくて10冊も読めない」、「あまり本を読むことが好きではない」等という方もいると思いますが、そんな方は、この3冊だけでも良いので読んでみると良いかと思います。

・論点思考(内田和成)
・右脳思考 内田和成の思考(内田和成)
・アナロジー思考(細谷功)

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