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医師。患者さんのみならず、悩める人たちに少しでも幸せになれるようなヒントを考えてます。…

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医師。患者さんのみならず、悩める人たちに少しでも幸せになれるようなヒントを考えてます。 ブログ(https://zen-i-life.com/)では、勉強×投資×健康の3要素を軸に、人生を豊かに送るヒントを書いています。 こちらでは、少し生真面目に考えた意見を書いています。

最近の記事

自由になるための読書論

はじめに 読書は、人間に許された最も幸福で、最も心身が伸びやかになる方法だ。たかが読書、されど読書である。ただ多くの本を読むことだけが読書ではない。ただ正確に文脈をまとめられるだけが読書でもない。小説を読むだけが読書ではない。哲学書を読むだけが読書ではない。読書は、あらゆる書物、あらゆる表現を読んだときに自己の心の奥に発する燈火そのものであり、燈火に照らされる己の心の内側を見つめる行為でもあり、そして人々を燈火で遍く照らす叫びである。  世の中には、本をよく読む人と、まったく

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    • 『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書き溜めた「働くことの本質」』を読んで、医師が働き方の本質を考えてみた

      はじめに 本書の頭尾を貫く一本の軸があるとするなら、それは苦しかったときの苦悩の吐出でも反省でもなく、純然たる「父から子への」そして「我々への」メッセージである。そのなかで様々な角度から「働くことの本質」を描出することを試みており、ビジネス書のなかでも比較的硬派で数学好きな作者の性格が文章にも滲み出ているのを感じる。P&Gに入社以降、様々な企業や職務を経験し、現在はマーケティング精鋭集団「刀」を率いる作者は、本稿で紹介するように労働を通して労働と現今の資本主義社会に対して、あ

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    自由になるための読書論

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