にゃるらと岩倉文也に嫉妬していた

 岩倉文也くんについては、ねこぢるのアイコンで「最高の人生」という名前でTwitterをやっていたころから知っている。当時、彼はブログを書いていて、精神科医との会話をブログに書いて「どうも僕は文章を書く時に人目を気にしすぎる」と書いてあった。虚無主義者で、自分の考え方とよく似ていると思って見ていた。

 ジュースの写真のツイートがバズり出してから、アルファみたいになった。詩を書き出した。僕は詩なんて全く興味がなく、なんで彼が詩を書いているのか、分からなかった。賞に応募して、新人賞を取って、bioに新人賞のタイトルを書いていた。羨ましかった。虚無と向き合った時に、詩が出てきて、さらに才能があってチヤホヤされて。僕は虚無と向き合った時に、宗教しか出てこなくて、チヤホヤどころか、誰にも理解されなかった。「現実逃避」だとか「勧誘しないでね」とか言われた。
 同じ理由でamazarashiにも嫉妬していた。虚無と向き合った時に、音楽が出てきたんだろう。チヤホヤされて、救われたんだろう。
 僕は結構、許せなかった。一切合切に意味がないのなら、なぜ商売をするんだと思った。「人生に意味はないんですよ」という思想を綺麗にパッケージングして、売るという発想が結構許せなかった。思想と行動が剥離していると思った。妬みもあると思う。

 にゃるらも岩倉文也も、同じ虚無人間なのに、僕だけ世俗的成功がないので、妬ましかった。才能がなかった。美少女ゲームや詩に興味がもてなかった。ずっと一人で哲学書と宗教書を読んでいた。家族も理解してくれなかった。

 でも僕は落ち着くところに落ち着いたから、それで良い。インターネットで虚無人間は5人ぐらい観測したが、みんな落ち着くところに落ち着いた。研究者になったり、女衒になったり、詩人になったり、ゲームを作ったり。僕はただ、坐る人になってしまった。
 仏教を学んで、坐禅して、幸福になったと自信を持って言えるようになった。他人を妬ましいとも思わなくなった。チヤホヤされないし、理解されないけれど、僕はこうなるしかなかったのだと思う。毎日が凄く楽しい。にゃるらさんも岩倉くんも元気だといい

勉強したいのでお願いします